概要
主人公が六人の語り部から一人ずつ怖い話を聞いていくという形式のホラーアドベンチャー。
選択肢や選んだ語り部の順番によって異なる話が聞くことができる。
話の幅は広く、ホラーにとどまらずSFやサスペンス・喜劇など多彩なバリエーションを誇る。
学校であった怖い話
1996年に学校であった怖い話SのタイトルでPS1仕様に準じた配役変更等リメイクの上、移植された。
『学校であった怖い話2』と『アパシーの宴』という続編の構想もあったがお蔵入りになった。
配信・リメイク事情
2008年よりWiiSFC版『学校であった怖い話』は、バーチャルコンソールで、WiiUでは2014年よりバーチャルコンソールで、それぞれ配信開始した。
PS版『学校であった怖い話S』は、2007年からPS3、PSVのゲームアーカイブスで配信中(PSPはストア閉鎖)
大人の事情でSwitchでの『学校であった怖い話』/『晦-つきこもり』の配信は無いらしい(上記通りSwitchでアパシー版が販売されるのでバンプレスト版との権利関係ではないかと思われる)。
尚、法人としてのバンプレストは消滅し、現在「学校であった怖い話」バンプレストとしての権利元はバンダイナムコが継承している。
アパシー
詳細は本記事「アパシー版」項、アパシーを参照。
2022年8月2日、アパシー、Switch作品として『アパシー 鳴神学園七不思議』が発売。
ストーリー
高校の新聞部に在籍する主人公が、学校に関する七不思議特集企画の担当を任されることになった。
七不思議の集会で七人の語り手から話を聞くことになっていたが、何故か集まったのは自分を除いて六人だけ。何故七人目が来ないのかを訝しみながらも、痺れを切らした一人に押されるようにして最初の一人目の話を聞くことになる。
オススメのシナリオ
話が多くて何を聞けばいいか分からないという方は、特に人気が高い“新堂七話”・“荒井七話”・“仮面の少女”(隠しシナリオ)がオススメ。ただし新堂七話と仮面の少女は非常に難易度が高いので注意。
登場人物
主人公
新聞部に在籍する高校一年生。七不思議の聞き手を担当する。
坂上修一(さかがみ しゅういち)
SFC版を含め多くの作品で主人公を務めている。平凡な少年だが、時に異常な一面や狂気を垣間見せることもある。アパシー版においては彼の秘められた狂気は「二重人格」という形で描かれており、普段の穏やかな様子と相まって異様な迫力を見せる。
倉田恵美(くらた えみ)
PS版で追加された女性主人公。「S」では普通の少女だが、アパシー版では危険な妄想を抱く裏表の激しい腐女子として描かれている。PS版では坂上修一との接点は少ないが、アパシー版では彼とのやり取りは多く、何かと対抗心を燃やしている。
語り部
新堂誠(しんどう まこと)
三年生。頼りがいのあるスポーツマンタイプ。強面だが面倒見は良い。
運動部に関する話を多く語り、意外に純情な面も見せることもある。
荒井昭二(あらい しょうじ)
二年生。穏やかな物腰で話すがやや影のある人物。理系文系問わず様々な分野の知識が豊富。
不真面目な態度の風間望とはそりが合わず、口論する場面もある。
風間望(かざま のぞむ)
三年生。掴みどころのない謎めいた人物で、怖い話をほとんど語らない。
ルートによっては地球外生命体「スンバラリア星人」であったりと、なにかとネタの尽きない存在。
細田友晴(ほそだ ともはる)
二年生。いわゆる肥満体型。霊感を持っているらしい。
トイレという空間に並々ならない愛情を持ち、語る話のほとんどがトイレ絡みである。
岩下明美(いわした あけみ)
三年生。美人だが近寄りがたい雰囲気を持つ。
嘘や裏切りが嫌いで、彼女の不興を買うと容赦のない制裁を加えられる。いわゆるヤンデレ。
福沢玲子(ふくざわれいこ)
一年生。明るく元気な性格。少々騒がしいタイプで好奇心が強い。
語り部の中では際立った部分は少ないように思えるが、かなりグロテスクな話を平然と語ったりする。
その他
日野貞夫(ひの さだお)
三年生。新聞部に在籍する主人公の先輩。七不思議の集会を企画した人物。「S」を除いては眼鏡を着用している。
元木早苗(もとき さなえ)
一年生。福沢玲子の友人で奇妙な言動が目立つ。
アパシー版では内気な常識人に変わり倉田恵美と親友になっていたが、新生以降は不思議系に戻った。
学校関係者として登場する一人。
仮面の少女(かめんのしょうじょ)
常に仮面を外さない謎の少女。SFC版およびPS版において重要な立ち位置にある存在。
田口真由美(たぐち まゆみ)
隠しシナリオ2に登場する主人公の恋に恋するおきゃんな後輩。
綾小路行人(あやのこうじ ゆきひと)
三年生。嗅覚が並はずれて良く、常にマスクを着用している。小説版で登場しアパシー版では準レギュラーに。
アパシー版
『実際にソフト化するに当たり、この小説版の舞台となった学校をアパシーで描こうと思っていた鳴神学園に置き換えました。いわば鳴神学園という舞台は、学怖にとっては後付けの設定なのです。同時に新たに人物設定を作り直し、語り部や新聞部の部員たちは鳴神学園の生徒として第二の人生を歩み始めたわけです』
2007年 同作品のメインシナリオライターを務めた飯島健男(現・飯島多紀哉)によって発表。
元々はアスペクト発行の原作者による小説版上下巻(絶版)がベース。
原作者が関わっているものの二次創作に近いため、基本的にはSFC版・PS版とは別物である。
版権の都合上、学校であった怖い話というタイトルがそのまま使用できないため、「アパシー鳴神学園七不思議」・「アパシー 学校であった怖い話」などと題され、1995や2008など舞台となる年代がつけられている。製作はサークル七転がり八転びおよび株式会社シャノン。
歴史が長いシリーズな事もありここで紹介していると記事が肥大化してしまうので、詳細は⇒アパシー
関連作品
晦-つきこもり……七不思議システムを継承した姉妹作。
四八(仮)……学怖キャラクターがゲスト出演している。
小学怖……小学館から出版された飯島多紀哉の小説。語り部の子供が数人登場する。
第4次スーパーロボット大戦……バンプレスト作品、SFC→PS1移植、移植時に「S」を付加
関連タグ
サウンドノベル アドベンチャーゲーム スピンオフ 実写ゲーム
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外部リンク
VC