殺人クラブとは、主に殺人を行う会員制の集まりとして用いられる。当然ながら架空の世界でしか存在してはいけない存在である。
学校であった怖い話
SFC・PSのホラーゲーム、「学校であった怖い話」の一シナリオ。
pixiv内で描かれる作品の中で最も知名度が高い。
内容
新聞部の部員である男性主人公「坂上修一」がこのクラブの標的にされる。
混乱する主人公だったが、次第に暴力的な力強さを見せ始め、殺人者たちと渡り合っていく。
サスペンス色と意外性の強さ、シナリオの完成度の高さから人気の高いシナリオ。
選択肢の異様な多さから、シナリオの中でも最高級の難易度を誇るものである。
ネタバレは忙しい人のための殺人クラブルートにて。
アパシーシリーズ
銀杏の木に、殺したい相手の名前を紙に書いて結べば、殺人クラブが願いを叶えてくれる。そんな都市伝説がまことしやかに語られる鳴神学園で殺人事件が! 噂は本当なのか……!?
「学校であった怖い話」の原作者によるシリーズ作品。
イチョウの葉に付いた依頼を受けて殺人をする学園内で育成された暗殺部隊といった本作独自の設定が採用されている。
ファンから要望が多かった女主人公版殺人クラブも作られ、巻き込まれた一般人だった旧作とは打って変わって、毒を以て毒を制す狂人同士のバトルとなっている。
詳細はアパシー記事にて。
ABYSS-殺人クラブ-
同人ゲームサークル「Festival」のサスペンスノベル(なお18禁)。「アビス」と呼ばれる殺人クラブが存在。
「アパシー」との関連性はない、完全に独立した別設定によるオリジナル作品。学怖の二次作品ではなく、制作者が「学校であった怖い話」にインスパイアされて、モチーフに使用したとのこと。
なお、ライター2名は後にシークレットゲーム CODE:Reviseにも関わるようになる。
ケモノガリ
あやかしびとなどで有名な東出祐一郎の、小学館・ガガガ文庫から出ているライトノベルより。
上3シリーズとは違い、所属・運営・活動しているのは学生ではなく、表・裏問わず世界各国で多大な権力や武力と殺人嗜好を持つ要人や富豪、殺し屋、傭兵くずれや精神破綻者ばかり。
貴族が動物狩りを嗜むように、「人間相手のハンティング」を楽しむために創設され、その歴史は100年を超える。
主人公である高校生・赤神楼樹は、海外への修学旅行中に、クラス丸ごと狩りの標的として誘拐されることになり……。
世界規模の裏組織であるが、作中では仰々しい名前は戴かず、ただ「クラブ」とだけ呼ばれている。
その他
殺人クラブ、というのはシンプルな造語なので厳密な意味でのオリジナルを断定するのは難しく、このほかにも使用される場合はある。