「知ってた? 悪魔だって神様なのよ」
外見
ほぼ全シリーズで共通しているのは黒髪ストレートの美少女という点である。
中の人はCG担当で、荒井人形の顔は彼女の顔を加工している。
アパシー特別編の攻略本によると気が強い性格で「セーラー服かよ」と撮影をとても嫌がっていたらしい。
PS版
唯一黒髪ストレートではない作品。攻略本の解像度の高い写真だと分かりやすいが、ピアスと化粧もしている模様。表情は怖さよりも妖艶さに振り切った。
96年の流行りでPS版は茶髪やロン毛男子が多い。『今度の語り部は現役高校生!』とセールストークされていたが実際の所は『語り部は高校生と中学生とSFCより歳上がごちゃ混ぜ』らしい。
色気が十代のそれではないからか、この社会人の語り部は風間望か明美ではないかとファンの間でまことしやかに囁かれていた程。
性格
見た目同様に大人びた性格で近寄り難い雰囲気を持つ。ただ、少しでも気に食わないことがあると伝家の宝刀『殺すわよ』が発動するなど危ない一面も。そのため二次創作ではヤンデレ要素が強調されがちだが、猟奇的ではないルートもいくつか見られる。
PS版
「将来を誓いあった婚約者が死ぬ」という辛い過去の追加と他の語り部のテコ入れとの合わせ技ですっかり弱体化した印象に。
BGMがSFCのハープアレンジなのもしおらしさに一役買っている。
飯島氏が「岩下はこんなもんじゃねーよ」と思ったのかは定かでは無いが、攻略本の小説が歴代屈指の狂人になっている(わざわざ『男主人公で一回プレイしてから読め』の注釈付きで)。ちなみにアパシー時代のラジオによると『岩下の嘘嫌いはよくいる「なんで嘘つくわけ、ねぇなんで」とかそういう人と同じようなもの』とのこと。特に悲しい過去とかは無さそうだ。
話の傾向
明美本人が一番怖いのは大前提として(本名プレイ推奨)、男女関係の怖い話を語ることが多い。
『美術室の絵』『無限廊下』のような正統派、『男女関係のもつれや悲劇(傘・電話)』と『女性ならではの怪談(パワーストーン・桜の木)』など、同じ女子メンバーの福沢玲子とちょっと被っているかも知れない。
『どっちもどっち』なドライ福沢と違うのは『悪いのはいつも男の方』という思考と人を追い詰めるような語り口と分岐の多さである。
『白木先生』のようなバイオ系の異色な話もある。
もはや語り草になっているゲームシステムを使ったトラップ。こんな事までしてくるのは彼女だけである。彼女の機嫌を損ねると延々と話を無限ループさせられる…。
『逃げられると思った?』
『話を聞き直す』『他の人の話を聞き直す』といった便利機能を使おうとすると『あんた動いたわね?』とゲームオーバーなので注意。
PS版
女主人公には別人のように優しい。元々女性の味方なのもあるだろうが、恋愛沙汰にならないというだけで安全度が段違い(百合的なルートもないことはない)。
ただし『かくれんぼ』だけは最初から最後まで罵ってくれる。男主人公の坂上修一と違ってそこに愛もない。
他の語り部が凶悪になる中『岩下を消したまま荒井人形に突入すると協力してくれる』『仮面シナリオで彼女だけが一思いに殺してくれる』と男主人公でもフォローのようなシナリオが追加。彼女の良心だった『赤い傘青い傘』が規制でほぼ別の話に差し替えになり、いつもの彼女に戻った。
交友関係
意外にも女子からは下の名前で呼ばれ、男子からは告白されたりと浮いている訳ではなさそうだ。その容姿から非常にモテており、ゲーム中では風間望にちょっかい掛けられるぐらいだが、派生作品(攻略本小説・ドラゴンナイツであった怖い話)での彼女のサークルクラッシャーぷりが窺えるので必見。
小説版
彼女よりも怪談の登場人物の方が狂っている。スプラッタ系で歴代でもトップクラスのグロさ。
彼女のキャラ自体はそれ程変わっておらず坂上にも女性にも冷淡なぐらい。ただ彼女の場合は嫌われるのも怖いが好かれる方が怖いまである。
四八(仮)版
黒髪ストレートながら前髪がセンター分けでシャギーも入っている。
今は亡き公式サイトに制服の全身ショットが掲載されていたのだが、実は福沢以上のミニスカートだったりする。今風になってはしまったものの「目が人殺しのそれ」とそっち方面の評判は良好。
美術部所属であなたシナリオではカッターを振り下ろす。埼玉シナリオでは和服姿も披露。道に迷った女子高生を快く泊め次の日には忽然と消えている。
彼女はいつのまにか妖怪か物の怪の類いにクラスチェンジしたようだ(本来は北海道の赤い雪という大型シナリオで登場だったのがカットされたそう)。
アパシー版
プロフィール
5月7日牡牛座B型
身体:161cm・?kg
好きな/嫌いな食べ物:アボカド、セロリ/肉、魚
外見
黒髪ストレートでつり目の美女で、実写との違いはスーパーロングな細面になり黒タイツ着用という点。一人だけスカート丈が長いというよりも他の女子が旧作と違いミニスカートになった。
性格
基本は変わっていない。
『女優志望の演劇部部長で学園のマドンナ』という設定が加わったことで、(あくまで旧作と比較した上でだが)取っ付きやすくなった印象に。
妖艶なクールビューティーを全面に押し出した結果、気分屋やヒステリック要素が薄まり旧作より丸くなった珍しい語り部である。
他のキャラ(特に女性陣)が軒並み『殺すわよ』になり彼女だけの特権では無くなったのも大きい。
身体能力はプロの暗殺者並に向上し、部室に人間の不審者が来たりするとボクシング部部長のヤンキーと並んで頼りになる(なお他の男子は福沢と一緒に怯えるだけの模様)。旧作は度胸と初見殺しのみで戦っていた節があり取っ組み合いになると抑え込まれたり不意討ちにも弱かった。
武器はカッターオンリーに。飯島氏によると『岩下がカッターで戦うのは学校にあるものだから』との事。
『明美さんのはっちゃけ監禁日記』『パペットショウ』で父親と母親が登場し『殺すわよ』一家だった事が判明。家族仲は溺愛寄りの良好で家で何かあっても助けて貰えない。