「いやあ、助かったよ。まだみんないてくれて。ごめんな、坂上」
外見
「誰一人高校生に見えない」とはまた違ったリーマンやマイホームパパさんのような七三分けと分厚い眼鏡。「日野先輩!」と呼ばれるまで教師と勘違いした人もいたのではないだろうか。
中の人は真面目な性格のグラフィック担当で眼鏡は自前のようだ。退職後の方が有名。
PS版
プロの役者揃いの中でも一際輝くイケメンながらアイデンティティを失う。新聞部よりサッカー部にいそうとか言われていた。
性格
基本設定は気さくで面倒見の良い仕事の出来る先輩なのだろうが……
殺人クラブの部長だったり……
友人を見捨て差し入れに薬を仕込んだ末マッドサイエンティストに売り飛ばしたり……
男しか愛せないのはともかく「俺を愛せないなら死ね」なヤンデレだったり……
五不思議だし……
基本的にロクな登場の仕方をしない。この稀にいい人になるポジは続編の泰明さんに引き継がれた。
荒井7話と隠しシナリオで早苗ちゃんを拒絶し続けると見れるファミレスエンドしか優しい先輩じゃない。
PS版
移植で分岐が増えた結果ロクでもない登場が倍に。いい人の時に限って悪霊に乗り移られたり主人公に裏切られてしまう。
『日野さんが僕に、この七不思議の会の企画を持ちかけてきてさ。前から頼んでいた、禁断のトイレのレポートを発表してくれっていうんだよね。正直いって、あまり気が進まなかった。でも、ほかならぬ日野さんの頼みだからさ』
『三時の怪人が現れなかったら、僕が怪人になるしかないって……。それくらいのことはできるよなって、日野さんが…………』
二年組への洗脳まではじめた。
女主人公追加とイケメンになった事で憧れの先輩属性も付いた。
ただ必ずフラれて薄ら寒い展開になる。ここら辺は前作の泰明からの逆輸入かも知れない。
BGM
優しい先輩とは思えないラスボスのようなテーマ曲なのも悪い。厳密に言うと『7人目』の曲で日野専用になったのはアパシーVNVから。
作曲した福沢さんの中の人曰く「難易度の高い曲にチャレンジしたかった」との事。
日野専用曲が作られたのはPSから。冒頭の笑い声はSFCの日野の中の人らしく夢の共演だったりする。
この笑い声は日野はもちろん怪異から風間まで使い回しされている。
四八(仮)版
彼が活躍する目玉シナリオが没になり、無駄にイケメンな俳優を宛がわれた謎のチョイ役が誕生した。
学校であった怖い話極に収録。
アパシー版
アパシー版プロフィール
2月17日水瓶座AB型
身体:178cm/67kg
好きな/嫌いな食べ物:ボルシチ、大トロ/蟹、海老
外見
オシャレ眼鏡のイケメンになった。岩下明美や倉田恵美に次いでキャラデザが安定しているので絵師が変わっても騒ぎにならない。
性格
まず語り部と同等のレギュラーキャラに格上げされた。一部語り部(細田/荒井/福沢)よりもファンサイトや二次創作で人気があったからだと思われる。
相変わらず倉田よりも坂上の方が可愛いようだ。
おしるこドリンクLOVE。
倉田恵美による同人二次創作の題材にされ、本人にその気はないのに勝手にホモ扱いされている。(一応、同性愛者であるかも、と匂わせるルートもあるが実は稀な展開である)
倉田以外の語り部にもノンケなのに「日野先輩あぶなーい」「俺はそういう趣味ないからから近寄んなよ」的に冷やかされやすいノンケなのに。
原作者の飯島氏は「小中高と男子校で同性愛者だらけだった」らしく昔から同性愛ネタが多い(腐の皆さんに媚びてはいないしリアルの同性愛者を馬鹿にしている訳ではないとの事)
そもそもアパシー前の二次創作が、おしるこドリンク中毒でホモの殺クラ部長がデフォのようなものだったりした。
唯一違ったのは、人望がなく裏切られ殺されまくる噛ませ犬的な役割。
レギュラーキャラ全員が旧作から凶悪化し「日野様~日野様~」と媚びへつらわなくなったのだ。
日野ファンからは「ヘタレの日野様だから『への』」と呼ばれる事態になった。
ただ『日野はエリート気取りなだけのねずみ男のような小悪党。決してラスボスではない』とは原作者談。
リーマンのような貫禄のある外見、小悪党とは思えないテーマ曲、大手ファンサイトの名前が日野様、長らく続編が出ないうちに神格化、という事もありファンは日野をカリスマ部長のように錯覚してしまったのだろう。
新生ではモジャ頭の丸メガネにする事で小悪党度アップ。
実は新聞部部長ではない
今でこそ日野が副部長なのは常識だが、パンドラボックス時代のオフ会の「え? 日野は部長じゃないよ? ただの先輩」発言に当時のファンは衝撃が走る。
『「今度の新聞で、うちの高校の七不思議の特集を組もうぜ」部長の一言で、僕たち新聞部は学校の七不思議を特集することになった。
そこで、学校の七不思議にまつわる話を知っている人たちを、先輩が部室に集めてくれることになった』
よく見るとOPで部長と先輩で分けてある。
部長が全く仕事していないのと、SFCもPSも日野が部長のような外見をしていたのが悪い。
『日野先輩、誉めてくれるかしら?
「部長とも話していたんだが……。君になら、安心して新聞部を任せられる。頼もしい後輩を持って幸せだよ」
……なんてこと、いわれちゃったらどうしよう』
PSで「日野と部長は別だよ!」なセリフが追加されたが、何周もしなければいけない隠しシナリオ2だったのが悪いのか見落とされた。
『さあ、これで日野君が身をもって七話目を語ってくれたわけよね。坂上君、後輩思いの部長をもって幸せね。面白い新聞ができるわよ。ふふふ』
そもそも日野が部長のルートがありましたし……(分岐脚本は原作者ノータッチ)