「私は、あまり怖い話が得意ではなく、どちらかというと臆病かもしれない。何でこんな日に、薄暗い部室で怖い話を聞かなければならないのか、私は逃げ出したくなってきた」
外見
女聞き役の先輩達と同じショートカット。隠し2への伏線なのか後ろ姿だけながら体格は良さげ。
性格
基本的には女言葉になった坂上修一だと思っていい。
大人しいという設定なのに言いたい事は言う腹に溜めない性格でツッコミは辛辣。
臆病といいつつ怖い目に合えば「良い記事になる」とほくそ笑む記者魂の持ち主。
男女問わず人外までモテまくり踊りが得意。
坂上修一との違い
元が男
男女共通主人公のお約束とでも言うべきか。
発狂した男語り部とと取っ組み合いになっても渡り合え勝ててしまう程度には身体能力が高くなってしまった。
これが女主人公専用のシナリオになると途端にひ弱になり晦-つきこもりの主人公の如く死にまくるのも特徴。
彼女専用の7話は生存エンドが皆無だったり誰かしら犠牲になるので誰も傷付けたくない場合は風間望と下校して両親に紹介するしかない。このせいか報われない儚いイメージがついた。
女には甘い語り部達
風間:男と女で180度態度が変わる。
岩下:SFCからの弱体化に加え恋愛沙汰にならないので害が無くなる。
新堂:相変わらず女には優しく最後まで面倒見がいい。
男女平等
福沢:女子相手だとややからかいが優しくなるものの平等。
細田:女子相手だとやや自重するものの平等。
男の方が優しい人達だっている
荒井:新シナリオと好意を寄せるシナリオが男主人公限定。女主人公相手だと終始敬語なのでよそよそしい印象も受ける。
日野:明らかに坂上の方に期待しており可愛がっている。女主人公で彼が登場すると薄ら寒いエンドになる確率高し前作の泰明ポジ。
坂上よりも劣等生
一見優等生風に見えるが『隠しシナリオ2』で明らかになる。
「小学生の作文」「こんな事なら最初から坂上に任せれば良かった」と優しくて面倒見の良い先輩から散々ディスられる。
またこのシナリオでは坂上修一の影のような扱い。追加主人公という事でメタの入った自虐があるのかも知れない。
アパシー前の二次創作での扱い
ルートによってキャラが変わる為か結構極端だった。
『ドラマCD(CV皆口裕子)』や『新堂7話』を元にした薄幸で大人しい倉田、『隠しシナリオ2』や『風間シナリオ全般』を元にした田口真由美や前田葉子のようなキャピキャピ天然な倉田。
坂上も同様で、愛されショタか苦労人ツッコミ役で二極化していた。
また90年代~00年代の頃のサンノベ二次創作では主人公=自己投影用のオリキャラのような側面も強く、外見を自由に描いていた人も多かった(メガネの坂上やポニテの倉田とかもいた)
ゲームでは同時に出現出来ない仕様なのだが「そんなの関係ねえ」とばかりに普通に坂上と仲良くしていた。
『隠しシナリオ2』を膨らませた坂上に一方的に対抗意識を燃やすエスパーのような二次も無くは無かった。
四八(仮)版
「今度、私が壁新聞任された時は、坂上君より、スゴイの作っちゃうからね!」
髪型は低めの二つ結び。
概ねPSながら「かしら」「~よ」のような96年当時でも古臭かった女言葉が廃止された。
何だったら辛辣な発言がなくなりPS版より可愛らしい女の子かも知れない。ドラマCDに近い。
延期に次ぐ延期でアパシーの方が先に発売された為「この恵美ちゃんだれ?」「裏がありそう」とアパシーから入ったファンを困惑させた。
アパシー版
アパシー版プロフィール
15歳12月14日射手座O型
身体:144cm・?kg
外見
ショートカットはそのままにヘアピンが追加、幼児体型なロリキャラになった。
他のキャラは作品毎に外見のイメチェンが激しいが、彼女だけは「ショートカット」「少女漫画のような大きな目でどこを見てるか分からない」で安定している。
性格
「はいはいはーい! 新聞部が贈る期待のニューカーマー、倉田恵美で~す!! 岩下先輩、お久し振りでっす! 演劇部の取材の時は、お世話になりました~」
明朗快活な誰からも愛される性格で学園のアイドル。
ハキハキ要領良く何事もそつなくこなし文章力もあるのでまだ一年生なのにいくつも記事を担当。
好奇心旺盛の怖いもの知らずでホラーも大好き七不思議の企画にはもちろん立候補。
親友は特異体質のせいで気味悪がられている元木早苗。自分の体質を知っても分け隔てなく接してくれる倉田をやや盲信気味なまでに慕っている。
不器用で消極的な性格がややコンプレックスの坂上修一にとっては憧れの存在。そんな坂上を先輩の日野貞夫はほっとけないようで可愛がっている。
「え~と、日野先輩にレイプされた倉田恵美ちゃんは妊娠してしまい、子供を産む決心をするのでした。責任を感じて自殺を決意する日野先輩。試しに、日野先輩、死んでくれないかな~。そうすれば、リアルな小説が書けるんだけれどな~。それで、日野先輩を愛していた坂上は日野先輩のチンポを切って逃げるのよ。これで、僕はいつも大好きな日野先輩と一緒。……食べちゃってもいいわね。輪切りにして、ワサビ醤油でパクパク、と。いっそのこと、坂上の片想いじゃなくて、二人はホモだったことにしようかしら。そうね、バイに犯される方が、恵美ちゃんの悲惨さが読者の心を打ち、より深い共感を与えるはず」
夢は世界征服で優秀な手駒となる人間を探している。使えない人間は奴隷扱い。
外面はすこぶるいいが、内心は自分以外の人間を見下し毒づき、潔癖ぶっているがカマトトな耳年増で話す内容の殆どがおじさんのような下ネタ。
彼女の心の声はプレイヤーにだけ筒抜け。
趣味は自分の知り合いをモチーフにした同人誌製作。早苗ちゃんは作画担当で黄金の右腕らしい。ルートによっては商業デビューで大成功する。
メインジャンルは知り合い✕知り合い(リバ可で特に坂上と日野が多い)と自分が主役のドリーム小説。サブながら百合や男性向けも書く。
男が二人いる、自分に優しくしてくれない等の理由で「あの二人はホモね!」と決め付け「汚らわしい不潔よ! 壁新聞で告発してやるわ!」と萌えではなくキレるツンデレ。
本作では珍しくないが、自身が美少女であることを自覚しており武器にもしている。
ただ自己肯定感とナルシストが行き過ぎて「私って可愛いからロリコンに狙われるかも……可愛いお嬢ちゃん、おじちゃんのモンキーバナナ食べる? なんつって! キャー、どうしよう!」と彼女の周りは強姦魔だらけになってしまう。
満更でも無さそうに語る上に彼女のドリーム小説は自分がレイプされるモノが多い。そういう願望があるのか実はマゾかも知れない。
殺人クラブのターゲットに選ばれれば「同人誌のネタになるわね!」と喜ぶポジティブシンキング。強い。
殺人クラブ設定でもないのに「同人誌のネタになるから死んで」と殺人へのハードルも低い。
ただヘイトがたまらないようにか同情を誘うように失敗に終わるか返り討ちに合う事の方が多い。
交遊関係
隙があれば坂上を殺そうとする。口癖は「死ね坂上!」
主な動機は「私や早苗ちゃんを犯そうとするから(誤解)」「日野先輩に贔屓されてるから(本当)」「同人誌のネタに」の三点。
この複雑な三角関係は『隠しシナリオ2』を参考にしたのかも知れない。
親友は世界征服の為の駒かつ金蔓としか思っていない。
ただ友達のいない早苗ちゃんからしたら彼女が唯一の味方「恵美ちゃんがいなくなったら私……」と持ちつ持たれつな関係なので良いのだろう知らぬが仏。
アパシーでも坂上に密かに恋をしており、恵美ちゃんの悪巧みが何故か二人の仲を進展させたりする恩恵もある。
おしゃべり女子から小悪魔ギャルへと進化した福沢玲子とは犬猿の仲。仲の良い作品が珍しいレベル。
福沢さんは学園の人気者な彼女を八方美人と捉えてるようで鼻持ちならないようだ。一方の恵美ちゃんもオタクの天敵はギャルなのか「勘違い地雷女」と小馬鹿にしている。
何故ここまで別人になったのか
- 『人気はあるもののPS版はノータッチで全く思い入れが無い(応援本1)』
生まれ変わった倉田恵美は勝手に動いてくれるキャラになりお気に入りキャラになったそうだ。
- 『アパシーシリーズは集会の場から出るので語り部と渡り合える個性が欲しい。聞き役もしなければいけないので表面上は無個性で。同じキャラは二人も要らないので二重人格以外で(ミッコレ1攻略本)』
表向きの性格まで「スクープよ!」的なフィクションのテンプレ新聞部女子ぽく変わったのも坂上との差別化の為だろう。
- 『四八で彼女の裏設定が規制で丸々カットされたから(学恋1攻略本)』
このカットされたシナリオは『学怖inよんはち』か『学校であった怖い話極』で読める。
この裏設定とは「坂上が壁新聞担当に選ばれてムカついたから冗談半分で復讐サイトに殺害依頼をした」というモノ。
この黒さが『妄想爆発娘』までパワーアップしたのは商業作品で煮え湯を飲まされた当て付けやカウンターもあるのかも知れない。
因みにブラッシュアップされた『学校であった怖い話極』では黒い部分は削除され完全なるとばっちりな被害者として書かれている。
まぜこい版
PSでもアパシーでもない第三の性格が誕生した。
元気でおっちょこちょいのツンデレで恋愛脳。
乙女ゲーではありがちだが攻略対象によって性格を変えてくる。
そっくりさん
『パンドラMAXシリーズVOL.5 ごちゃちる』の主人公の吸血鬼チルちゃん。
ライターは飯島氏で倉田恵美のプロトタイプのような存在(腐女子設定と猫被り設定以外はまんま)
猪のブッチ(豚ではない)は坂上とそっくりで二人の関係もまんま同じ。
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