概要
学校であった怖い話Sとはプレイステーションのゲームソフトである。
『学校であった怖い話』(以降はSFC版)の移植版。
アパシーシリーズの展開後はバンプレスト+パンドラボックス他→飯島(シャノン)+都度任意組み合わせ制作体制の変化も相成りSFC版同様旧作として扱われる。
後にPS3とPSVのゲームアーカイブスで配信された。
女性主人公倉田恵美が追加され、グラフィックを一新。
追加シナリオ・分岐やEDなども多数追加されており、Sにしか登場しないキャラクターも多数存在している。
登場人物
メインキャラクターは『学校であった怖い話』の項目にて。
スタッフ
晦-つきこもりではOPのみ関わっていた飯島健男氏は本作では脚本と役者や声優のキャスティングもノータッチ。そのせいか思い入れは無いそう。
スタッフもSFCから殆んど入れ替わっているらしい。
- キャスト
・平野真希、駒井里江、斎藤裕路、佐藤床毅、末安祐介、菊池博
経費削減で社員にコスプレをさせたら『高校生に見えない』という批判が来たのでプロの子役に変更。
昔は大手ファンサイトのチャットにパンドラボックス社員が遊びに来ており、そこで『新堂と福沢は中学生』とのタレコミ、更に四八ブログで原作者から『SFCより歳上がいる』とのタレコミ、PSはPSでごった煮だったりする。
『SFC版は社員使ったのでああなってしまった。別に社員が悪いわけではない。時間と予算と技術力がなくて…。だから、自分の作ったキャラクターとイメージ通りかといえば、正直言うと異なる部分も多かった。
PS版はほとんどノータッチでお任せだった。
今回は本当に自分のイメージ通りの役者さんたちを選ばせてもらえたので本当に満足である。まあ、シナリオライターTIはこういうイメージを持っていたのかと思ってくれればそれでよい。この役者さんたちで『学校であった怖い話』をリメイクしたいとマジ思ってしまったよ。
そうだ、もう一つだけ言っておこう。実はあの語り部たちだが、SFC版よりもPS版のほうが、実年齢食っている奴がいるんだよ。要するに、PS版よりもSFC版のほうが年齢若い語り部がいるってことさ』
- 音楽
・堀口貴史
晦から続投。
今は非公開の動画によると『SFCはやっていないのと福沢の中の人と反りが合わなかった』らしく、それが理由かは分からないが別物になった曲が多い。
「この学校はジョーズでも飼っているのですか」な殺意MAXのおどろおどろしたBGMから、
若くなった語り部に合わせるように綺麗さを残しつつ不穏といった感じのBGMが多い。
堀口氏だけでなく福沢の中の人も荒井の曲が一番お気に入りらしくBGM担当に愛されているようだ。
- 脚本
・新シナリオ・分岐:小島早紀子(SFC分岐/和子)、大池叙子(由香里/ドラマCD)
・分岐:早川奈津子(SFC分岐/良夫/正美)、川上俊則(哲夫)、古川猛(泰明)
晦のライターが続投していて、()は前作の担当キャラ。発売時期的に二作同時製作だと思われる。
前作をやり込んでいると雰囲気で「この嫌な感じは由香里姉さんだな」「まるで乙女ゲーのようだ。和子おばさんかな」とか分かるようになるかも知れない。
ドラマCD
学校であった怖い話Sのゲームサウンドトラックにミニドラマが収録されている。各役の声優は次に挙げる通り。
女子社員がキャアキャア言いながらキャスティングしたらしく、名だたるメンバーが揃っている。
ソフトや攻略本同様プレミア化していてまず定価では買えない。一応ナナコロ側で再販は出来る契約らしい(が色々あって資金が足りずお流れになったとの事)
今回の主役。晦とスタッフが同じなのでまた推されている。
- 坂上修一:いない
男主人公と女主人公を同時に出せない仕様によりこうなった。
さすがに不憫だからか、ゲームで流れるOPの方は元祖主人公である坂上君が選ばれている。クレジットはないものの声優ソムリエによると高戸靖広氏との噂。
女バージョンのOPは収録されていない。未だに声優は不明。
二次創作でのS
アーカイブスで手に取りやすくなったお陰かホームページ時代よりは増えたものの、最初に遊んだ人が多いSFCと現在進行形で動きがあるアパシーに人気が集中するので、どうしてもS語り部を見つけるのには苦労する。
イラスト一枚だろうがタグをつけて貰えるとSファンが血眼になって探さなくて済む。
○○集合系とか
S追加シナリオネタで出会えるかも知れない
ただSFCにSからのキャラを追加するパターンが昔から主流だったりする。