概要
キャッチコピーは「世界を救うのはもうやめた」。
落ちこぼれの学生が一人前に成長するというコンセプトで、錬金術(アイテム調合)に重点を置いたRPG。しかしプレイ感覚は『ドラクエ』や『FF』のようなオーソドックスなRPGよりも、むしろ育成シミュレーションに近い。
また女の子が主人公かつ、仲間キャラは少年からイケメン、オジサマまでよりどりみどりであるにもかかわらず恋愛エンドがないのも特徴の一つ。とはいえ開発時は女性向けを意識したらしく、ディレクターの吉池氏は参考のため『アンジェリーク』などをプレイしたという。
後に『マリーのアトリエ Ver1.3 ~ザールブルグの錬金術士~』のタイトルでセガサターンに移植され、『マリーのアトリエPLUS ~ザールブルグの錬金術士~』というタイトルでプレイステーションに逆移植、Windowsに移植され、現在ではゲームアーカイブスでも配信されている。
2023年7月13日、フルリメイクされた『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』が発売。対応機種はSwitch / PS4 / PS5 / Steam。
3Dグラフィックなったほか、新規エピソード、無期限モードといった追加要素がある。
グラフィックは2~3頭身程度のデフォルメされたモデルになっているが、これについては、原作はシミュレーションとしての趣が強く、『ライザ』のようなゲーム体験を想像してほしくないために区別する目的があったからだという。
あらすじ
マルローネはシグザール王国の都市「ザールブルグ」にある王立魔術学校(通称「アカデミー」)の生徒。錬金術士を目指して勉強しているが、アカデミー史上最悪の成績を残してしまう。
このままでは卒業することができない彼女に、アカデミーの先生であるイングリドはある試験を課した。
それは「5年間錬金術の店を経営しながら勉強をし、何か一つ高レベルのアイテムを作る」こと。
こうして、マルローネは自分のために与えられたアトリエで店を経営することになったのだった。
登場人物
今作の主人公。愛称は「マリー」。錬金術アカデミーの学生。
マリーとは同郷の親友で、良家のお嬢様。無料で雇用できるが基本的に弱い。
アカデミーで最も優秀な生徒だが、口ぶりがいやみ。
マリーより2歳年下。売店のアウラの弟。
生き別れた両親を探して旅を続ける冒険者。
ザールブルグを拠点とする冒険者。槍の使い手で王室騎士隊に所属していたことがある。
フレアに思いを寄せている。
南方の国から来た女性冒険者。
王室騎士隊隊長。
女性冒険者。通称「紅薔薇のキリー」。
あるイベントをこなすとザールブルグを旅立ってしまう。
王室騎士隊を引退した騎士で、冒険者に転じた。槍使い。実はデュオの弟。
後に雇うことが出来るようになる冒険者。
後に雇うことが出来るようになる女性冒険者。
マリーが師事するアカデミーの先生。
町の誰も名前を知らない武器屋の親父。元冒険者だったらしい。
ザールブルグの酒場「飛翔亭」のマスター。マリーに仕事を紹介してくれる。
ディオの一人娘。溺愛されているせいか、ときどきしか顔を出せない。
アカデミー売店の女性店員で、クライスの姉。
錬金術士のお手伝いさんにして、シリーズのマスコットキャラクター。
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