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概要

カード型の記録メディアの総称で、フラッシュメモリを内蔵した物がスマートフォンデジタルカメラ等に使用される。ちなみに、Twitterの様なSNS上では文字数制限の中でメモカと略して最大文字数以内に納める様にして話し合う人たちもいる。

現在では「メモリーカード=SDメモリーカード」と言われるほどSDカードの標準化が進んでいるが、あくまで「メモリーカード」自体はフラッシュメモリを積んだカード型の記録媒体全体を指しているため、必ずしもSDカードそのもの事を指しているとは限らない。

ついでに言うと、ほぼ廃れた規格ではあるが過去にはSRAMカード(記録の保持に電池が必要)やROMカード(記録の書き換えが不可能、PCエンジンHuCARDなど)のようなメディアも存在したので、「メモリーカード=フラッシュメモリを媒体に利用したカード」というわけでもない。

主なメモリーカード(汎用規格)

※概ね登場順。

コンパクトフラッシュ/CFカード/CFast

1994年にSandiskが開発したメモリーカード。古くからある規格だが、順次拡張を続けて数あるメモリーカードの中でも大容量・高速な転送速度を保ち続けており、プロのカメラマンを中心に現在でも一定の需要がある。「コンパクトフラッシュ」自体はSandiskの登録商標なので、他社は「CFカード」と呼ぶことが多い。

スマートメディア

黎明期のデジタルカメラ等に採用されていたメモリーカード。フラッシュメモリを樹脂で封止しただけという単純極まりない構造であり、互換性などの問題から早期に廃れた。

メモリースティック

USBメモステ


ソニーが開発したメモリーカード。ガム状の特徴的な姿をしているが、これはユニバーサルデザインに配慮したもの。しかし、機器の小型化に伴いメモリースティックDuoやメモリースティック マイクロ(M2)が主流になった。PSPやソニー製のデジカメ等で使用されていたが、後発のSDメモリーカードとの競争で苦戦を強いられ、現在ではソニー製品の多くはSDメモリーカードを採用している。

マルチメディアカード(MMC、eMMC)

Sandiskとシーメンスが共同開発したメモリーカード。日本では普及せず、上位互換のSDメモリーカードの普及により現在ではほとんど見かけないが、海外の携帯電話ではSDが登場した後も長く使われていた。

SDメモリーカード

nanoSDカード規格が登場したようです


言わずと知れたメモリーカードの代表格。マルチメディアカードの上位互換として設計されている。拡張を繰り返しmicroSDカード、SDHC、SDXC、SDUCなど数多くの派生規格があるが、詳細は当該記事へ。

UFSカード

JEDECが開発したUFS規格に基づくメモリーカードで、早い話が「着脱可能なUFS」。MicroSDに似た外見だが、互換性は無い全くの別物である。
互換性を維持するため転送速度が上がる度に消費電力が増えていたSDカードと違い、UFSカードは転送方式を根本から変えているため、より少ない電圧・電力で動かすことができる。UFS自体はeMMCの後継として現在のスマートフォン等に広く採用されている高速なフラッシュメモリの規格である。このためモバイル機器を中心に容易に対応が可能だとされている。転送速度でもMicroSDを大幅に上回ると期待されており、Samsungやクアルコムが製品化しているが互換性の問題のせいか現時点での商品展開は鈍い。

主なメモリーカード(専用規格)

ゲーム機用メモリーカード

PlayStationゲームキューブ等かつてのゲーム機で使われたメモリーカード。ゲームの進行状況を保存するために必要。現在セーブデータはSDメモリーカードを使うか内蔵メディア(ハードディスクドライブかフラッシュメモリ)に保存するのが主流になっており、これらの規格は廃れている。

あったらいいよねVITA用の128GB


PlayStation Vitaでは、従来製品のPlayStation Portableのメモリースティックに代わり専用のメモリーカードを採用している。セーブデータのみならずゲームデータや写真、音楽、動画も入り、さながらスマートフォンの外部ストレージのように使うことができる...のだが、この専用メモリーカードが非常に割高で評判が悪い。

xDピクチャーカード

富士フイルムオリンパスが共同開発したデジタルカメラ用のメモリーカード。2002年に登場し一時期両社製品に積極採用されていたが、他に採用企業が出なかったことと著作権保護機能が無くデジタルカメラしかサポートしないことがあだとなり、2010年頃にSDの覇権が確立すると姿を消していき、スマートメディアに次いで短命な規格となった。複数のメモリカード規格に対応したカードリーダーの中には、xDピクチャーカードだけに非対応の製品が多い。

XQDメモリーカード

2012年に登場したプロ向けのスチルカメラ・ビデオカメラ用メモリーカード。データ転送インターフェースに高速なPCI Expressを採用しており、4KHDR映像など大容量の画像や動画を撮影する高性能デジタルカメラに採用されている。

ナノメモリーカード

2018年にHuaweiが発表したMicroSDに代わる小型メモリーカード。容量・転送速度共にMicroSDとほぼ同じ。スマートフォンのNanoSIMと同じサイズになっていてスマホのSIMスロットに装着する。「端末に別途microSDカード用スロットを設ける必要がない」というメリットがあるのだが、既に同一トレイでmicroSDカードをセットできる端末があることから存在意義はほぼ無い。現在でも対応端末は主に同社製品しかない。ちなみにパソコンにNanoMemoryCardからデータを転送する為には同社製のカードリーダーが必要になるが、こちらも自社メモリーカードと同様、新品正規店購入手段としては主にインターネット(日本のHuaweiではQoo10店での販売くらいだろう。)。実店舗ではほとんどの場合、中古専門店にしかないという点がネックである。(なお、中国の国内では実店舗での販売は日本に比べると取扱店である店舗は多いらしいと言う。)※文字通り、ナノサイズのメモリーカードであるため、SIMカードの様に失くしやすい大きさなので踏みつけないように注意である。

アーケードゲームに使われるメモリーカード

カード本体の原料についてはゲーム作品にもよるが紙製の厚紙仕様のICカードの技術を利用したものがある。
バンダイナムコのデータカードダスの様にしているアーケードゲーム専用のメモリーカード(主に製或いはプラスチック製)企業もあった。
ポケモンのアーケードゲーム(バトリオなど)ではICチップを組み込んだ記録用の紙製の媒体を用いたのが多かった。

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