概要
横4000x縦2000ピクセル前後の解像度を指すが、最も普及しているのはフルHD(1920×1080)の縦横2倍の解像度を持つ3840x2160(QFHD、2160p)である。アスペクト比はフルHDと同様16:9。4096×2160(デジタルシネマの標準規格、アスペクト比17:9)など、他の「4K2K」解像度規格もあるが、本記事では主に4Kテレビや4K放送について解説し、解像度そのものやPC分野での4K2Kについては4Kを参照されたい。
当初は4Kでの放送規格が定まっていなかったので、テレビでも「4K表示に対応しているが4K放送視聴には外部チューナーが必要」といった製品が多かったが、現在は衛星放送で4Kや4K8Kの本放送が始まったので、メーカーも対応機種を出すようになってきている。4Kテレビは40インチ台以上、価格も10万円以上の比較的値の張る製品がほとんどである。PS4などのゲーム機にも4K対応機種があるが、価格の手頃な(4K対応でも2万円台の製品がある)PCモニタでプレイしているユーザーが多いと思われる。
4K放送
垂直解像度2160本であることから2160pとも表記される。
衛星放送では2014年の無料試験放送Channnel 4Kを皮切りに2015年には東経124/128度CS放送、ケーブルテレビが開始された。2016年8月にはBS放送による4K・8K試験放送が開始され、2018年から順次本放送に移行した。
日本の地上デジタル放送では2024年現在、いまだに4K放送の開始時期は未定である。韓国が平昌オリンピックに合わせて世界初の地上波4K放送を開始したが、追随する国は少ない。世界的にテレビ離れが進む中、衛星放送やケーブルテレビでは4Kや8K放送を行なっているものの、地上波への導入は様子見の国が多い。現状では主にインターネットの動画配信サービスが4Kテレビ・モニタの普及をけん引している状態になっている。