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4K

よんけー

水平方向が4000ピクセル前後の解像度である。垂直方向は2000ピクセルに近いことが多いので、しばしば「4K2K」とも表記される。
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概要編集

水平方向のピクセルが4000個(4K)程度並んでいる解像度のこと。この「K」は、kmやkgなどに付けられている1000を意味する接頭辞と同じ意味である。垂直方向のピクセルは2000前後であることが多いため、4K2Kとも表記する。

超高精細度テレビジョンの国際標準で8Kと並んで登録されている。


4K放送については4K2Kの記事を参照。


なお、pixivの投稿作品ではAIイラストにこのタグが付いていることが多いが、これは出力されるイラストの解像度を指定するために「4K」というワードをプロンプトとして入れることが多いためである。


解説編集

より現実に近いリアルな映像を再現するために使われる解像度。フルHDの4倍の解像度であり適切に使用すれば映像などで高い臨場感を味わえる。

フルHDの適切視聴時の視野角が30度ほどしか確保できなかったため、より高視野角での視聴=画面への接近を実現するために考案された。


2000年代から映画業界向けの業務用規格として現れ、2010年代ごろから民生向けに使用されるようになった。あのyoutubeも2010年には4K映像に対応している。日本のテレビ放送も2014年から衛星放送を使って4K放送を行っている。


3D映画ブームが去ってからテレビ業界の「次の一手」として使われ始め、2013年頃から家電量販店では『4Kテレビ』が大きく売り出されるようになる。2020年代では新発売されるテレビのほとんどが4Kテレビとなっている。


4Kと言われる解像度にはいくつか種類がある。最も普及しているのは横3840ピクセル・縦2160ピクセルのもので、3840×2160の解像度は829万4400個の画素を持つ。これはフルHD(1920×1080)の4倍の解像度に相当することから、QFHD(Quad Full HD)とも表される。他にWUXGA(1920×1200)の4倍に相当するWQUXGA(3840×2400)、デジタルシネマの標準化団体であるDCIが定めた4096×2160(DCI 4K)などがある。


パソコン分野で単に4Kと言った時は3840×2160の解像度を指していることが多い。他の4K解像度と区別するため、4K UHD(Ultra-HDの意)と言うこともあるが、近年ではさらに4倍の解像度を持つ7680×4320(8K解像度の一種)をUltra-HDと表すことが多いので、できれば「3840×2160」と表した方が間違いないだろう。


3840×2160のPC用モニタは、2020年ごろから廉価なモデルでは3万円を切る製品が現れ、個人ユーザー向けには売れ筋になっているほか、ノートパソコンのラインアップも充実しつつある。


ノートパソコンの画面サイズでそのまま4K表示すると、文字やGUIの構成要素があまりにも細かくなって見辛いため、OSの高DPIスケーリング機能を使って擬似解像度をフルHD相当に下げて表示することが多い。フルHD相当の画面を4倍の画素数を使って表現することにより、iPhoneRetinaディスプレイのような滑らかな表示ができるのである。


利用編集

  • テレビ

高精細度テレビの次世代として考案された超高精細度テレビジョンにて採用。

日本など世界各国のテレビ局が4Kへの対応を進めており、8Kなどと比べれば普及しているといえる。


  • インターネット

登場から時間が経っているのもあって、2020年代以降は大抵のサービスで4Kの映像や画像を扱うことが出来る。

youtubeなどは4K映像が溢れているし、XなどのSNSに4K画像を投稿することは珍しくない。

Netflixなどの動画配信サービスも4Kに対応しているものが多い。


4Kの視聴方法編集

4Kの高精細感を味わうにはある程度画面に近づく必要がある。「3840x2160」の場合、画面の高さx1.5の距離で視聴するのが適切とされる。これ以上離れると精細感が失われるし、近づくと粗が目立つようになる。


画面の高さx3倍だったフルHDと比べて画面に近づけるため、視界一杯を画面が覆うようになり、高い臨場感を味わえるとされている。


ただし、1.5倍の距離での視聴を強制するわけでは無い。家電量販店では「近づいて見れるから大型画面でもOK」を根拠に、より大型のテレビの購入を勧めるといったセールスが行われているが、やはり購入の前には自宅の設置環境や普段の視聴距離(椅子や食卓の位置など)を考慮して検討すべきである。

4Kディスプレイの接続編集

4K2Kをサポートするインターフェース規格としてはDual Link DVI、DisplayPort 1.2及び、HDMI 1.4がある。Thunderbolt3もDisplayPort 1.2/1.4のプロトコルをサポートすることから4Kディスプレイの接続が可能。USBもUSB4でThunderboltを統合したことから、4Kディスプレイの接続が可能になった。


ゲーム編集


ゲーム機のスペックでは,1080pを常時出力できるゲーム機(この時点でNintendoSwitchすら性能不足)のGPUの性能を物理的に3~4倍に強化する必要があり、無茶な領域の性能を使うことになるが、実際に全てのゲームを完全4Kで起動できるゲーム機はXboxSeriesXのような第九世代がようやくというレベルである。

PlayStationでは、PlayStation4はローンチ直後でネイティブ1080pのゲームがやけに多かったことから称賛の声をもらえたものの、2016年に発売されたPlayStation4Proは全てのゲームを必ずしもネイティブ4K解像度で表示できるほどのスペックは有していない。しかし、4Kテレビでごまかせるほどのスペックはある。解像度を極端に上げると、特にPlayStationシリーズではfpsの低下が顕著になるため、モンスタハンターワールドのように解像度を上げすぎるとfpsが30固定の作品も多い。PlayStation5でもネイティブ4Kを全ての作品に実装できるわけではなく、引き続きフレームレートがやや安定しない作品も多い。そのためかPS5に対してもモデル改良は入る予定であり、PlayStation5Proのレベルで解像度のリマスター処理も可能となる模様。

XboxではXboxOne Sでゲーム以外の解像度を4Kに上昇させ、XboxOne XでPCの4K化時代よりも先行してネイティブ4K解像度の作品を作れるほどのスペックに引き上げた。XboxSeriesXでも、Series用作品について同様にネイティブ4K解像度を使えるようになっているが、XboxSeriesSのような最新機能だけ使えるが、解像度を下げた廉価モデルも開発された。


また、PCでの4Kゲームの起動についても、同様に相当なスペックのGPU、CPUを購入し、Windowsを最新OSに更新できるマザーボードやメモリに換装する必要があるため、1080p基準の性能論の常識は一切通用せず、4K非対応ゲームに対してはあまり意味のない要素も多いスペックになり始めるため、自己責任でアップグレードする領域となる。



pixivの対応状況編集

pixivの画像投稿機能は4Kに対応しており、画像のファイルサイズが32MBを超えなければ投稿できる。


比喩的表現として編集

アニメ「負けヒロインが多すぎる!」との関連については八奈見杏菜の記事を参照。


関連タグ編集

解像度 画像サイズ 壁紙サイズ 液晶 モニター ディスプレイ 8K 4K2K 超高精細度テレビジョン

八奈見杏菜(比喩的表現で用いられる)

参考リンク編集

解像度(wikipedia)

画面解像度(wikipedia)

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