概要
水平方向のピクセルが4000個(4K)程度並んでいる解像度のこと。この「K」は、kmやkgなどに付けられている1000を意味する接頭辞と同じ意味である。垂直方向のピクセルは2000前後であることが多いため、4K2Kとも表記する。
4K放送については4K2Kの記事を参照。
なお、pixivの投稿作品ではAIイラストにこのタグが付いていることが多いが、これは出力されるイラストの解像度を指定するために「4K」というワードをプロンプトとして入れることが多いためである。
解説
4Kと言われる解像度にはいくつか種類がある。最も普及しているのは横3840ピクセル・縦2160ピクセルのもので、3840×2160の解像度は829万4400個の画素を持つ。これはフルHD(1920×1080)の4倍の解像度に相当することから、QFHD(Quad Full HD)とも表される。他にWUXGA(1920×1200)の4倍に相当するWQUXGA(3840×2400)、デジタルシネマの標準化団体であるDCIが定めた4096×2160(DCI 4K)などがある。
パソコン分野で単に4Kと言った時は3840×2160の解像度を指していることが多い。他の4K解像度と区別するため、4K UHD(Ultra-HDの意)と言うこともあるが、近年ではさらに4倍の解像度を持つ7680×4320(8K解像度の一種)をUltra-HDと表すことが多いので、できれば「3840×2160」と表した方が間違いないだろう。
3840×2160のPC用モニタは、2020年ごろから廉価なモデルでは3万円を切る製品が現れ、個人ユーザー向けには売れ筋になっているほか、ノートパソコンのラインアップも充実しつつある。
ノートパソコンの画面サイズでそのまま4K表示すると、文字やGUIの構成要素があまりにも細かくなって見辛いため、OSの高DPIスケーリング機能を使って擬似解像度をフルHD相当に下げて表示することが多い。フルHD相当の画面を4倍の画素数を使って表現することにより、iPhoneのRetinaディスプレイのような滑らかな表示ができるのである。
4Kディスプレイの接続
4K2Kをサポートするインターフェース規格としてはDual Link DVI、DisplayPort 1.2及び、HDMI 1.4がある。Thunderbolt3もDisplayPort 1.2/1.4のプロトコルをサポートすることから4Kディスプレイの接続が可能。USBもUSB4でThunderboltを統合したことから、4Kディスプレイの接続が可能になった。
関連タグ
解像度 画像サイズ 壁紙サイズ 液晶 モニター ディスプレイ 8K 4K2K