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Retina

れてぃーな

Apple製品に採用されているディスプレイ。画素が肉眼には見えないレベルである。
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概要編集

Retinaとは、米Appleが同社製品向けに提供している超高解像度ディスプレイおよびその仕様の名称である。同社の2019年以降の全製品がRetina化されている。


pixivでこのタグが付けられているイラストはほとんどがiPhoneおよびiPad向けの壁紙である。ユーザーが壁紙を制作した際に「Retina対応してます!」という意味で付ける事が主。


詳細編集

iPhoneiPadで概ね300ppi、Macintoshで200ppiを超えるディスプレイをこう呼んでいる。レチナ(Retina)は「網膜」という意味があり、通常使う距離では画素が判別できないほど微細であることからこの名がついた。2010年のiPhone 4で初めて採用され、2012年にはiPad・iPodtouch・MacintoshもRetinaモデルが登場。MacBook Air2017年モデルの終売に伴い、全てのApple製品の内蔵ディスプレイがRetina化された。


iPhone 4のRetinaディスプレイは、1ピクセルの幅が78マイクロメートルと肉眼では見えない程度に小型化され、解像度は従来のiPhone 3GiPhone 3GSの163ppiから326ppiと2倍になった。表示サイズは従来と同じ3.5インチのまま、画面を高精細に滑らかに表示する。コントラスト比も従来比4倍で、より鮮明で深みのある色を表現できる。ピクセル数が320x480ピクセル(15万3600画素)から960×640ピクセル(61万4400画素)と4倍になったためGPUの負荷も増えたが、これだけのピクセル数を高速に表示するためにモバイル端末としては非常に高性能なA4プロセッサを開発し搭載した(ただし、A4を初搭載したのはiPhone 4ではなく初代iPad)。iPadがRetina化されたのは2012年の第3世代からで、従来の1024x768ピクセルから画素数を縦横2倍にした2048×1536ピクセルのディスプレイを搭載した。プロセッサはA5Xを搭載し、GPUの性能はA4比で実に18倍を誇る。


Macは2012年のMacBook ProでRetinaモデルが登場。13インチモデルで2,560x1,600ピクセル、15インチモデルで2,880x1,800ピクセルのディスプレイを搭載していた。iPhoneやiPadと同様、4ピクセルで従来の1ピクセル相当の画面を表現することで、滑らかな画像表示を実現する。4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイであればフルHD(1920×1080ピクセル)の擬似解像度が基本であるが、2.5K(2560×1440ピクセル)など他の擬似解像度も設定できる。


歴代のiPhoneで最も高精細なディスプレイを搭載しているのは、2020年発売のiPhone 12 miniと2021年発売のiPhone 13 miniである(両機種の解像度は476ppi)。


関連タグ編集

Apple_Inc.  解像度 壁紙

iPhone iPodtouch iPad

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