概要
元々は学者を目指していたが、高校教師となり七姉妹学園で世界史を担当。
妻は後に女優となった元女子生徒の黒須純子で息子が一人いる。
罪
本編開始時にはすでに故人。
10年ほど前に学園の時計台から転落事故死しており、時計台に幽霊が出ると噂になっていた。
生前、教科書や一般の歴史書ではオーパーツや古代文明の謎についてが黙殺されていると考えており、芸能活動で忙しい妻からはオカルトオタクであると冷たくされるようになってしまった。
その反動で息子のために正しい歴史を残すという使命感に駆られ、新人の日本史教師であったイデアル先生こと岡村真夜と、詩を愛し星の魔人からメッセージを受けとっていると称していた男子生徒須藤竜也とともに珠閒瑠市の各所を調査した結果、同市が人類の発祥の地であり、それを実証するマヤ文明の遺跡が蝸牛山にあると確信し研究書「イン・ラケチ」を執筆した。
罰
異なった歴史をたどったため事故死しておらず、家族仲も良好であり現在でも七姉妹学園で教鞭をとっている。
古代の超文明やラスト・バタリオンなど、オカルト説はまだ信じてはいるが妄想は控えめになっており、今回の事件に関係すると思われる、戦国時代の珠閒瑠市の郷土史についてを「キスメット出版」に売り込むなど優秀な姿を見せている。
また周防克哉の担任であったことも判明した。
ネタバレ
執筆後「イン・ラケチ」に書いた人類進化についての内容が、ナチスドイツの指導者アドルフ・ヒトラーの思想と重なることに気付き、発表することなく封印してしまったため一部の者しか知りええないはずだった。
しかし、自身が発見した真理のためにラスト・バタリオンに狙われているとの妄想にかられてしまい、浮気を疑った妻に依頼を受けた私立探偵の轟を刺客だと誤認して精神的に追い詰められた結果、時計台で転落死したのだった。
オカルト的な言動が生徒や保護者に嘲笑されていたため、そのことにも悩んでいた息子は友達に父親のことを話す際に、理想の姿を語ってしまった。
黒幕がその噂を利用し「噂パパ」という化身を生じさせ、ジョーカーを背後で操る「仮面党」の影の首領として君臨することになったのである。