概要
「最後の大隊(ラストバタリオン:letzte Bataillon)」とは第二次世界大戦末期の1945年にナチスドイツ総統アドルフ・ヒトラーの演説で言及された謎の戦闘集団のことである。
演説のラジオ音源が残されているが、聴くことができるのは二割程度であり、完全な音源はソ連が回収したものが残っているといわれるが非公開である。
真のハーケンクロイツの日にユダヤを倒し世界を支配するとされるが、現在もその存在は確認されていない。
謎の存在であることから創作者の想像力を刺激し、いくつもの創作において登場している。
登場する創作作品
オカルト的な力や超科学で武装しているものが多い。
HELLSING
日本の創作作品で最も有名な「最後の大隊」
女神転生シリーズ
初期シリーズのスタッフは、ナチスのオカルトネタはベタすぎると登場させていなかった。
しかし、占星術や星の神話が物語に関わる『ペルソナ2罪』で、噂の現実化によってトンデモ本である預言の書「イン・ラケチ」の記述から実体化し、敵である「仮面党」とも対立する第三勢力「ラスト・バタリオン」として登場した。
銃器などの装備は旧式であるが、ロボット兵器や超能力強化兵士、ロンギヌスの槍のコピーを持つパワードスーツをまとった聖槍騎士団「ロンギヌス13」の力により舞台の珠閒瑠市を占拠し、警察や自衛隊を市外まで退けてしまう。
実は、全ての構成員は黒幕の化身であり、日本語で話すために小説版では天野舞耶にツっこまれている。
なお本作は、発売元のATLUSがイスラエル政府より抗議を受け、キャラクターデザインや名称を変更したリメイク版が出るまで海外で販売できなかった。
孔雀王
破魔の力を持つジークムントの銃を持つ、総帥ジークフリード・フォン・ミッドガルドに率いられ、天蛇王を復活させるために聖杯をめぐり孔雀たちと争う勢力として登場。