概要
白ロシア・ソビエト社会主義共和国(はくロシア・ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこく、ロシア語:Белорусская Советская Социалистическая Республика、ベラルーシ語:Беларуская Савецкая Сацыялістычная Рэспубліка、英語:Byelorussian Soviet Socialist Republic、別称:ベロルシア・ソビエト社会主義共和国)は、1920年7月から1991年8月までベラルーシに存在したソビエト連邦の社会主義共和国。ロシア、ウクライナ、ザカフカースなどと並び、ソ連の成立当時からの最古の構成国の1つである。日本語では白ロシア共和国の略称でも呼ばれた。
歴史
1918年3月にベラルーシ国民運動の代表者は、ベラルーシ人民共和国の創設を発表した。その後領土の大部分は赤軍によって占領され、政府は部分的にコヴノに移転した。
1919年1月に白ロシア社会主義ソビエト共和国が成立し、同年2月に憲法が採択された。1921年3月に終結したポーランド・ソビエト戦争を経て、国土はポーランドと白ロシア共和国で分割された。
1922年12月にロシア社会主義連邦ソビエト共和国・ウクライナ社会主義ソビエト共和国と共にソビエト連邦の構成国となり、白ロシア・ソビエト社会主義共和国が成立した。他の構成国の中でも特にソ連政府の影響力が強かった事で知られる。
1945年6月にウクライナ・ソビエト社会主義共和国と共に、同年10月に発効した国際連合憲章に署名した。
独立
1990年7月に独立を宣言し、1991年8月にベラルーシ共和国が成立した。