トルクメン・ソビエト社会主義共和国(トルクメン・ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこく、ロシア語:Туркменская Советская Социалистическая Республика、トルクメン語:Türkmenistan Sowet Sotsialistik Respublikasy、英語:Turkmen Soviet Socialist Republic)は、1924年10月から1991年10月までトルクメニスタンに存在したソビエト連邦を構成する社会主義共和国。同国の統治は党の配下にあるトルクメニスタン共産党によって実施され、成立から独立宣言まで継続された。党の最高機関は中央委員会であり、トルクメニスタン共産党の中央委員会の一等書記官は共和国の事実上の指導者であった。
歴史
1917年11月のロシア革命の後にソビエト権力が樹立され、1918年4月に成立したトルキスタン自治社会主義ソビエト共和国の領土の一部から、1924年10月にトルクメン社会主義ソビエト共和国が成立した。1936年12月にトルクメン・ソビエト社会主義共和国に改称され、1991年10月にトルクメニスタンが独立主権国として成立した事で消滅した。
独立
1990年8月22日にトルクメニスタン最高会議は主権宣言を採択し、同年10月27日に実施された直接選挙による大統領選挙で、サパルムラト・ニヤゾフ最高会議議長が98.8パーセントの得票率で当選した。1991年10月26日の国民投票でソ連からの独立に94.1パーセントが賛成し、同月27日にトルクメニスタンとして独立した。