概要
インカ帝国の末裔バゴーが反旗を翻した弟子の十面鬼ゴルゴスに奪われるのを防ぐ為、山本大介をアマゾンライダーに改造した際に左上腕部に植え付けた古代インカの腕輪。十面鬼の右上腕部に取り付けられたガガの腕輪と対を成している。
『ギギ』とはアマゾンの言葉で「左」の意。
アマゾンライダーにとっては命の源であり、これを取り外される事は死を意味する。
古代インカの超科学を秘めており、ガガの腕輪と合わせれば何者にも負けぬほどの超エネルギーが全身にみなぎり渡る。インカの縄文字には「恐るべき超エネルギーの秘密が解け、その力で世界を自分のものする事ができる」という言い伝えが残されていた。
ゴルゴスは「超エネルギーの眠る秘密の扉を開ける2つの鍵」と解釈している。
作中では正義の心を持つアマゾンが両方を所持することで力の悪用は阻止されたものの、ギギの腕輪だけでも桁外れの力を秘めている。ざっと挙げただけでも
- 失明させられても、腕輪に全精神を集中する事で謎の能力を起こし視力を回復する。
- 腕輪に何らかの圧力を受けると、自己防衛能力を発揮し鉄をも瞬時に溶かす高熱を全身から発する。
- しかも、全身のヒレが高速で振動しあらゆる物を突き破る。地中1000mまで生き埋めにされた時も、この力で脱出した。
その時不思議な事が起こるアイテムの先駆者であり、アマゾンの放送がもっと続いていたら更にその神秘を堪能できた事だろう。
ギギの腕輪とガガの腕輪が一体化すると、ゼロ大帝が繰り出す青い稲妻(ギギの腕輪と同調させ、エネルギーを消滅させてアマゾンライダーの変身を解除させる稲妻)を浴びても変身は解除されなくなり戦闘を続行できる。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』ではギギとガガの腕輪を合わせることにより、噴火寸前の阿蘇山の火口に飛び込んでマグマを瞬時に石化させたり、原子分解を起こしたりしていた。
ガガの腕輪と合体さする事で大切断がスーパー大切断にパワーアップする。特撮版ではゼロ大帝の首を一撃で切り落とす横凪ぎの大切断だった。仮面ライダーSPIRITSでは大きくアームカッターが伸びるという設定に変更され、ジャングラーに収納されたガガの腕輪を射出し空中で合体(作中でも恐竜のような巨体のトカゲロイド暴走体を一撃で真っ二つにしている)。
「クライマックスヒーローズフォーゼ」では大ジャンプから空中でガガの腕輪を瞬時に召喚し合体。敵の頭頂部から真下まで火花を伴い切り裂く技となっている。
「バトライド・ウォー創生」ではやはりガガの腕輪を召喚する超必殺技として扱われ、スーパー大切断を放ってからもガガの腕輪合体状態で戦うなど同ゲームでは最強フォームに準ずる扱いを受け、通常の大切断も切り口と同じエネルギーを発射する飛び道具に進化する。
余談
仮面ライダーディケイドにおけるアマゾンの世界では本編とは設定が異なり、山本ダイスケが持つギギの腕輪は子供が不意を突いて外せる程度の保持力な上、奪われても変身不能になる程度で本人には特に影響がないという、普通の変身アイテムのような扱いになっている。
劇場版『オールライダー対大ショッカー』ではアマゾンはギギの腕輪を海東大樹に奪われるが、死ぬどころか終始変身が解除されることもなく戦闘できており、本編ともアマゾンの世界とも設定が異なっている。
パセラ公式コラボカフェ『仮面ライダーザダイナー』にてメニュー『ネギの腕輪』として商品化した。
その名の通り、ギギの腕輪を模したオニオンリングフライの盛り合わせである。
関連タグ
キングストーン…そのとき不思議な事が起こるアイテムの後輩。こちらは2年間に渡りその理不尽さを度々見せつけている。