「馬鹿な奴め!」
概要
『電磁戦隊メガレンジャー』第10話「さよなら!哀しみのアンドロイド」に登場。
コウモリネジレの強化型で、先の個体よりも強力な超音波で攻撃し、かつ妨害ノイズの同時発信でメガキャプチャーによる分析を不可能にしている。
外見も初代と比べて狂暴な顔つきとなっているのが特徴。
活躍
ネジレジアが作り出したアンドロイド達を操り、人々を凶暴化させる音をフルートで奏でさせることで世界中を大混乱に陥れた。だが、瞬と出会った167号の挙動に不具合が生じたのを受け、不良品として始末するように命じられて出現。
駆けつけたメガレンジャーから撃退され、負傷した167号はメディカルセンターに運ばれた際にネジレジアのアンドロイドであることがバレてしまう。
I.N.E.T.の上層部から167号の破壊を命じられるが、それに従わずに瞬は彼女を連れて逃亡。だが、学校へと逃げた先でネオコウモリネジレが襲い掛かり、強力な音波攻撃でメガブルーを圧倒する。駆けつけた他の4人共々ピンチに陥れるネオコウモリネジレに対し、記憶を取り戻した167号がフルートの音色を奏でることでその音波をかき消す。
然し、ネオコウモリネジレの超音波に打ち勝つのは不十分だったために彼女は相手を巻き込んで自爆するも、それでも倒れずに彼女の死を嘲笑う。これに対してブルーの怒りは爆発し、その猛攻の前に倒される。
直後にビビデビの巨大化ウイルスの力で巨大化し、空を飛んでギャラクシーメガを迎撃しようとするが、ブルーの怒りを込めたメガサーベルの一撃をすれ違いざまに食らって爆散した。
戦いが終わった後、瞬は一人佇むだけ。そんな彼の様子を、他の4人は静かに見守るだけだった……。
余談
モチーフは前回に引き続きコウモリ。翌々年の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』でも竜巻サイマ獣トルネデウス、吸力サイマ獣バンパイラと言う具合に2種類のコウモリモチーフの怪人が登場している。
声を演じた吉川氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。
また本編では日本どころか世界中にアンドロイドを派遣したはずだが、物語は167号の末路のみで終了しておりその他の国のアンドロイドがどうなったかは明らかになっていない。次の話でも何もなかったかのように話が進んでしまっているが、好意的に解釈するならあのヒーロー達が対処してくれたのだろう。