「蘇れケンヅノー、蘇れケンヅノー…霊魂招来、霊魂招来…!」
CV:依田英助
登場話:第25話「鶴ヶ城の8大頭脳獣!」
概要
武装頭脳軍ボルトの頭脳獣の一体。大教授ビアスか、今回の陣頭指揮を担ったドクター・アシュラのどちらかが制作したと思われる。
霊魂招来装置を使った儀式を行い、頭脳獣の幽霊を召喚する能力を持つ。幽霊の噂でおびき寄せたライブマンを、幽霊頭脳獣に倒させる作戦を実行した。
戦闘では顔面の鏡から梵字型のビームを放つ他、結界を作り出して相手を閉じ込める術を使う。
活躍
「福島県会津若松市の鶴ヶ城に幽霊が出る」と言う噂を聞きつけて駆け付けたライブマンをアシュラとシュラー三人衆が迎え撃ち、さらに幽霊頭脳獣に襲わせる。
自分は鶴ヶ城地下のアジトで召喚の儀式を続行していたが、儀式を偶然目撃したコウジ少年に邪魔されたために、幽霊頭脳獣は消滅。
コウジ少年を追いかけたところでライブマンと遭遇して戦闘になり、奇怪な結界術で苦しめるが、トリプルライブラスターで脱出される。
その後、檜原湖湖畔で幽霊頭脳獣6体がレッドファルコンとブルードルフィンをピンチに追い込んでいる間に、さらに11体を同時に復活させた。しかしコウジ少年に案内されたイエローライオンがアジトを急襲。勇気を振り絞ったコウジ少年のライブラスターの一撃で霊魂招来装置を破壊された事で、幽霊頭脳獣は全て消滅した。
すると霊魂招来装置のエネルギーを使い、自ら幽霊となって巨大化。消えたり現れたりしながらライブロボを翻弄するも、幽霊頭脳獣と同様に半実体化しているためにジャイアントスイングで振り回され、スーパーライブクラッシュで敗北した。
幽霊頭脳獣
レーヅノーが霊魂招来装置によって甦らせた頭脳獣達。前回第24話までに登場した頭脳獣22体の内の(第1・7話は頭脳獣未登場)大半が復活した。
- 最初に鶴ヶ城でプラズマヅノー、ヒヒヅノー、ツインヅノーがライブマンを襲った。程なくケンヅノーも加わる。
- 場所を檜原湖湖畔に移しての戦いでは、上記4体に加えタンクヅノー、ファイヤーヅノーが参戦。
- その後、11体が一気に復活。ただし左端の2体は画面が暗くてよく確認できない。直後のカットで右からテストヅノー、エンジンヅノー、ウイルスヅノー、デンソーヅノー、ギターラヅノー、メイロヅノー、タイムヅノー、ドクガスヅノー、サイセイヅノーの9体までが順に映し出されるが、やはり残り2体は映らなかった。アトラクションなどで出払っており、数合わせで他番組の着ぐるみを動員したのかもしれない。
- 結果、明確に画面で確認できなかったのはバラバラヅノー、イカリヅノー、エレキヅノー、ピエロヅノー、ベンキョウヅノー、オブラーヅノー、ブタヅノーの7体。
- また、ライブマンと主に戦ったのは上述の檜原湖湖畔の6体+レーヅノーなので、「8大頭脳獣」とは何を指していたのか不明。アシュラも頭脳獣扱いだった?
余談
この回の大教授ビアスの「今日は地球はお盆だ。死者の魂が甦る日。我がボルトにおいては頭脳獣の魂が甦る日だ!」という迷台詞?は有名。日本独自の風習であるお盆を、いかにも世界共通の行事かのように言っているため、『ビアス日本人説』が取り沙汰されている。
なお、それを聞いたケンプが、なぜか「そうか、お盆か…」と珍しく感傷的な表情になっているのが興味深い。何か思うところがあったのだろうか。
蘇った頭脳獣の内、デンソーヅノーとテストヅノーはアクムヅノーのパーツとして再登場し流用された。
関連タグ
サメモズー:『大戦隊ゴーグルファイブ』登場怪人。こちらも敵組織が悪しき科学技術の使い手であり、今日は地球がお盆であることに因んで怪人の霊を活用した作戦を展開した。
ムカデネジレ:『電磁戦隊メガレンジャー』登場怪人。こちらも怪人の幽霊を召喚した上、自力での巨大化も可能と共通点が多い。