魔王サイコ
まおうさいこ
「幻夢界へ引きずり込め‼ カオーッ‼」
CV:飯塚昭三
抑揚のない不気味な掠れた声が特徴的な、全銀河の制覇を目論む宇宙犯罪組織マドーの支配者。
2000年前、超エネルギー結晶体『イガクリスタル』を狙い、シャリバンの先祖の故郷であるイガ星を滅ぼした張本人でもあり、文字通りシャリバンの宿敵でもある。
黄金の鎧を全身に纏い、幻夢城の中央広間の玉座に威風堂々と鎮座している。劇中の描写から察するに、幻夢城と一体化しているのか、椅子から離れて行動することは全くなかった。なお、特写では普通に地面に立って武器を構えている。
普段は表情を見せず、冷徹な無表情で貫き通しているが、時折、幻夢界を作り出すときなどに、感情をむき出しにすることがあり、その際は目を光らせ、口を開いて牙を剥き出して奇怪な叫びを発する。役者の不調のため、会話の際は掠れた声で喋るが、それがかえって独特の不気味な雰囲気の演出となっている。
恐るべき強大な念動力の持ち主であり、幻夢城が浮かんでいる幻夢界も彼の念動力で維持された異空間であり、また目から強力な威力を持った破壊光線を発射して敵を粉砕する。
そのほか、周りにある電子頭脳を使い強大な念動力を更に増幅させることで幻影や高圧電流を発生させることもできる。
しかし、この電子頭脳が唯一の弱点でもあり、この弱点を突かれマドーの実権を握ろうと暗躍する軍師レイダーに電子頭脳を機能不全にされ、弱体化した所を突かれて暗殺された事もある。
だが万が一に備えて自らの分身として戦士サイコラーを生み出しており、彼に自身の命を分け合い、どちらか片方が倒されてもすぐにもう一方がエネルギーを与えて生き返らせるようになっており、サイコとサイコラーが同時に倒されない限り決して死ぬことは無い。その為、上記の暗殺直後、出現したサイコラーによってサイコは即座に復活し、動揺したレイダーは返り討ちに遭って倒されてしまった。
その後、ギャバンと共に最後の決戦に挑んできたシャリバンを敗北一歩手前まで追い詰めるが、最後は幻夢城に持ち込まれていたイガ星の守護神でもある『イガクリスタル』によって弱点の電子頭脳のエネルギーを吸い取られ、半身であるサイコラー共々弱体化。ギャバンのギャバンダイナミックでサイコラーを、シャリバンのシャリバンクラッシュで自身を同時に倒されたため復活出来ず、遂に完全に滅び去った。
スーパーヒーロー大戦Zに登場する、宇宙犯罪組織へと生まれ変わったショッカー改めスペースショッカーの事実上の真の支配者。
原典同様の弱点はない。
既に先代シャリバン(原典のTVシリーズの『シャリバン』本編かどうかは不明)により既に滅ぼされていたが、リ・マジネーション軍師レイダーの策略により、地球を発端とした宇宙各地で起こる魔法の暴走による大惨事をこれ以上拡大させないため、及びサイコの復活を阻止するために、銀河連邦警察が苦渋の決断で地球に向けて発射した超次元砲の爆発エネルギーを吸収、自我を持ち、逃げ出していた端末の1つであるサイコロンを取り込むことで遂に復活を遂げる。
膨大なエネルギーを取り込み再生したためか、その姿は原典とは違い超巨大な巨人の姿をしており、阿修羅のように三つの顔を持ち半身は完全に幻夢城と一体化している。
また、原典と違い掠れた声ではなく、しっかりとした発音で喋る。
凄まじい念動力と力を持っており、それらを駆使してキョウリュウジンを圧倒、宇宙の全てを幻夢界に変えて支配下に置くため宇宙へと向かうが、3人の宇宙刑事たちが操縦する電子星獣ドル、グランドバース、バビロスの3機の合体技「ビックグランドファイヤー」を喰らって地球へと落下してしまい失敗。
そこへキョウリュウジンとウィザードのミラクルウィザードリングで召喚したウィザードラゴンの力が合わさった必殺技「獣電ブレイブストライクエンド」の直撃を受け爆散、地獄へと送り返された。
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