「来たか…無知な剣士共。だが、それも今日で終わる…」
エターナルフェニックス!
抜刀…!
「フハハハハハハハッ……!変身……!ヌヴァア!!!」
エターナルフェニックス!
『虚無!漆黒の剣が、無に帰す!』
曖昧さ回避
- 『仮面ライダーセイバー』に登場する仮面ライダー・仮面ライダーファルシオンの形態名。本項で解説。
- 『デュエル・マスターズ』に登場するクリーチャー。こちらの正式名称は中黒が入る。→龍炎鳳エターナル・フェニックス。
概要
エターナルフェニックスワンダーライドブックを覇剣ブレードライバーに装填することで変身する、仮面ライダーファルシオンの基本フォーム。
神獣「エターナルフェニックス」の力を宿す。
メインカラーは黒、及びオレンジ。
スペック
身長 | 218.2cm |
---|---|
体重 | 108.7kg |
パンチ力 | 60.2t |
キック力 | 94.2t |
ジャンプ力 | 97.4m(ひと跳び) |
走力 | 1.6秒(100m) |
同じく劇場短編に登場するセイバー・エモーショナルドラゴンよりも上で、後に登場するセイバー・エレメンタルプリミティブドラゴンを上回る所か仮面ライダーデュランダルに匹敵すると言う恐るべきスペックを誇る。
能力
全身を覆う甲冑は他の剣士が「ソードローブ」なのに対しファルシオンは「ニルローブ」と呼ばれ、「エターナルフェニックス」の特殊能力を使用する専用武具となっている。
これにより全身の各所で神獣「エターナルフェニックス」の発する「永久の灯」の力を行使し、文字通りの不死身を体現している。
この「永久の灯」は不死鳥の胴体と翼を模した胸部及び左肩部装甲「リブレスキュイラス」では復活する力として機能するが、尾羽のような左腰の装甲「フェザータセット」では受けた衝撃を自らのエネルギーへと変換する効果を持ち、ファルシオンは無尽蔵ともいえる力を振るう事ができる。
これに留まらずグローブ「ウェベンガード」によって「無銘剣虚無」の刃に纏った場合には流転を断ち切る力を付与しており、攻防共に威力を発揮する応用に富んだ力である。
一方で脚部の「ウェベンレッグ」は『飛翔するが如きジャンプ力を誇る』とあるため、実は飛行能力は必殺技発動時など一時的にしか使用できない模様。
ただし、『空中戦を得意としている』ともあり、ブレイズに対して必殺技などを使わず出現させた翼で直接攻撃をしているので普通に飛行出来る可能性もある。
一番右の神獣のスロットのみを使った形態ながら、左半身にだけマント「フェザータセット」が装備されるという独自のシルエットをしている(もっともブレードライバーに"他のスロット"は存在しないが)。
また、バハト自身の不死身と彼の使用する無銘剣虚無の特徴である「聖剣の能力を無効化する」能力も合わさって、本編第34話での再登場時にはエレメンタルプリミティブドラゴンとエックスソードマンの二人を相手に互角以上の激戦を繰り広げ、(一度倒されてからの不意打ちではあるものの)登場して間もないタテガミ氷獣戦記を一撃で変身解除に追い込む等恐ろしい強さを見せつけた。
この強さから「よくエモーショナルドラゴンで勝てたな」と言われたりするとか(仮面ライダーWebでは「完全なる復活を遂げた」とされており、劇場短編では不完全な復活だった様子。劇場短編時にあった灰色の瞳と右頬の傷跡はその証左であるらしく、現在は1000年と同じ姿)。
一方で、復活が不完全な状態だったとは言え劇場短編ではクリムゾンドラゴンでも撃破まで持ち込めている辺り、防御力は攻撃面と比べると突出して高い訳ではないようだ(実際胸部装甲は再生能力が強調されている)。
後に飛羽真は生身の状態で振るった火炎剣烈火でファルシオンに傷を入れて撃破しており、その際にバハトが「人の思いの力」を実感していた事から、ファルシオンに有効打となったのは「思いの力」だと思われるが、詳細は不明(有効打として登場しているエモーショナルドラゴンも思いに関係したフォームではある)。
後にデザストが変身して戦った。デザスト自身も不死身の様な物だったのだが、カリュブディスに半身ごとアルターブックの一部を喰われて以降は不死性が損なわれているため、ブックに依存したメギドには効果が発揮されない模様(そもそもメギドが用いる事を想定していない可能性が高い)。
聖剣ソードライバーで使用した場合の容姿
右腕はファルシオンと同じであるが、それ以外のパーツは(胸部装甲の一部を除き)ブレイブドラゴンをベースとしている(カラーリングはファルシオンを踏襲)。
また、マスク右側には不死鳥の翼のようなパーツが追加される。
なお、上述の容姿はブレイズやエスパーダが使用した場合のものである。
(参考:『抜刀!聖剣ソードライバー大図鑑』)
必殺技
- 不死鳥無双斬り
必殺黙読!
抜刀…!不死鳥無双斬り!
無銘剣虚無をブレードライバーに戻し、トリガーを一回引いてから抜刀して発動する剣技必殺技。
不死鳥を模した強力な斬撃を放つか、ウイングで飛翔して赤く染まった斬撃を放つ。
デザストが変身して使用した際には、愛刀グラッジデントの二刀流で「カラミティ・ストライク」と同時発動して回転しながら貫いた。
- 不死鳥無双撃
必殺黙読!
不死鳥無双撃!
無銘剣虚無をブレードライバーに戻し、トリガーを二回引いて発動。
公式サイトで判明した技で、ライダーキック技に相当する。
- 習得必殺技
永遠(とわ)の○○!
無限○突!
無銘剣虚無の刀身にワンダーライドブックをスキャンすることで技を学習させ発動。最後の「無限○突!」の部分はブックのリード数で変化し、1回で一突、2回で二突、3回で三突になる。
- 虚無居合
虚無居合!
黙読一閃!
本編未使用。
無銘剣虚無を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、抜刀することで発動。
- フェニックス・ワンダー
エターナルフェニックス!
本編未使用。
ワンダーライドブックのページを押し込んで発動。
エターナルフェニックスワンダーライドブック
『かつてから伝わる不死鳥の伝説が今、現実となる…』
『エターナルフェニックス』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。
ジャンルは「神獣」。カラーはオレンジ。
1ページのストーリーページには『炎を纏った不死鳥』が描かれている。
2ページの左端のテキストには『永遠の時を生きる火の鳥が聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。
詳細は該当記事を参照。
なお、聖剣ソードライバーでこのブック使用した場合、腕はファルシオンと共通だがボディは玄武神話(ソードライバー使用時)の色違いである姿になる。なお、顔にはファルシオンにも存在していたオレンジ色の翼部分が付属する。
余談
映画での変身シーンは抜刀直後に周囲が数秒間完全に無音になり、バハトの高笑いだけが聞こえる演出となっており、初見だと音声ミスだと勘違いしてしまう人がいる程。
なお、本編に登場した際はテレビの放送規制により、10秒近い無音状態が続くと自動的に放送事故扱いになってしまうため、谷口氏のアイデアにより、バハトが「シーッ…」とジェスチャーを行う演出に変更されている。
関連タグ
無銘剣虚無 覇剣ブレードライバー エターナルフェニックスワンダーライドブック
仮面ライダーエターナル:エターナルの名を冠するライダー。
仮面ライダーオーディン:契約モンスターがゴルトフェニックス、ファイナルベントはエターナルカオス。
タジャドルコンボエタニティ:同じく「永遠の不死鳥」。
政府特務機関フェニックス:次作における「フェニックス」。綴りは「PHOENIX」ではなく「FENIX」。
魔進オラディン:同年に始まったスーパー戦隊に登場する不死鳥モチーフの巨大戦力。
ニンジャゲーマー ← エターナルフェニックス → ???