デザスト!
仮面ライダーカリバー「封印されしメギドよ…。今こそ、その鎖を解き放て…」
概要
アルターライドブックの一種。
メギドの中で、特に異彩を放つ存在であるデザストが封印されており、幻獣「フェンリル」、生物「ハンミョウ」、物語「歌う骨」の力を融合させて生み出された。
後に闇の剣士・カリバーの手に渡り、表紙を開くことで封印が解かれデザストが復活する事となる。
造形は幹部級メギドの使うアルターライドブックと同形状だが、「ジェイルバインディング」の色が赤く、ページが黒色になっている。
最終ページの「テキストオブアルター」にはデザストの顔が描かれ、下のテキストには『悪しき者の禁術により生まれた、3つの属性を合わせ持つ者の封印が解かれる』と記されている。
第4章から登場。当初は他者が管理していたが、第15章に不意打ちによって殺害。
ブックはデザスト自身の手に渡り、彼は完全な自由を手に入れる。
第41章でカリュブディスメギドに一部を喰われ、以降損傷したままとなる。
第43章にて剣斬によりデザストが葬られたがアルターライドブックは残り、以降第40章で拾った無銘剣虚無とマフラーと共に緋道蓮が所有。
第45章で無銘剣虚無にデザストアルターライドブックを読み込ませた必殺技が使用され、強敵ロード・オブ・ワイズ スパルタン撃破に成功した(アルターライドブックが用いられた初の事例)。
直後に役目を終えたかの様にマフラーと共に消滅した。
必殺技の詳細は以下の通り
敵の周囲にデザストの愛刀「グラッジデント」を何本も突き立てる
→デザストの幻影と共に、突き立てたグラッジデントによる斬撃で敵を切り刻む
→最期は幻影と交差する形で「カラミティ・ストライク」を放ち敵を挟撃
後に『仮面ライダーアウトサイダーズ』にて、財団Xが仮面ライダーオーディンのカードデッキを機械制御することで復元される。そのせいかは不明だが、蓮との友情から猿飛忍者伝と共鳴し、ワンダーライドブックへと変化するという現象を見せた。
立体物
2020年11月9日にプレミアムバンダイ限定で販売された「DXアルターライドブックセット」にラインナップ。デザスト以外に「岩石王ゴーレムアルターライドブック」と「アリかキリギリスアルターライドブック」がセットになっている。
デザストアルターライドブックのみ特徴として「カラミティ・ストライク!」や「相変わらずこういうので遊んでんのか?」など劇中台詞を含んだ全13音を収録。
- デザスト自体は3属性だが闇黒剣月闇で読み込むと「ジャアクモンスター」の音声が鳴るため玩具的には「幻獣」として扱われている。聖剣ソードライバーではアルターライドブック専用共通音の「ヴィランライダー」が鳴る。ちなみにゴーレムも幻獣、アリかキリギリスは物語なので生物ジャンルのアルターライドブックは発売されていない。
ガシャポンのエレメンタルギアコレクションとしても2021年5月31日に商品化された。
余談
ワンダーライドブックの元ネタはそれぞれ
- 『フェンリル』:北欧神話の一つ『ラグナロク伝説』
- 『ハンミョウ』:日本の童話『星になりたかったハンミョウ』
- 『歌う骨』:グリム童話の一つ『歌う骨』
であると思われる。