「俺と戦いたいの?いいけど、一瞬で終わっちゃうよ!」
猿飛忍者伝!双刀分断!
「変身!」
壱の手、「手裏剣!」弐の手、「二刀流!」
「風双剣翠風!」
翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!
概要
猿飛忍者伝ワンダーライドブックを風双剣翠風に装填することで変身する、仮面ライダー剣斬の基本形態。物語「猿飛忍者伝」の力を宿す。
上記の変身音は「」がある物が坂本氏、無い物が大塚氏の音声である。
スペック
身長 | 200.3cm |
---|---|
体重 | 84.7kg |
パンチ力 | 8.8t |
キック力 | 17.6t |
ジャンプ力 | 38.6m(ひと跳び) |
走力 | 3.7秒(100m) |
全身各部に装備された機構により、風を読む程の動体視力や疾風の如きのスピードとジャンプ力、風遁忍術で戦う形態だとされている。
首から垂れているマフラー「ブラストラッパー」は気流を操作する能力があり、体術を加速させる働きがある。
更に忍者よろしく気配を消して 隠密行動を取る事も可能。総じてパワーよりも手数や不意打ちで勝負する形態だと言えるが、蓮本人の戦闘力が高いのと相俟って、デザストに引けを取らない戦闘力を誇る。
地中や水中でも活動が可能とされている辺り、水遁や土遁の術にも優れているのであろうか?
なお、ソードクラウンは他のライダーとは異なり、風双剣翠風の性質を反映して、ハサミのように右側に並列配置されているのが特徴。
聖剣ソードライバーで変身した場合
左腕やブラストラッパーは剣斬のものと全く同じだが、それ以外の部位は昔話系のワンダーライドブックで変身した形態とベースが全く同じである(カラーリングは剣斬のものを踏襲)。
また、マスクの左半分には重なった手裏剣が装着される。
なお、仮面ライダーエスパーダは聖剣ドライバーに装填して使用したが、姿は全く変わっていない(上述の容姿もセイバーやブレイズで使用した場合のものである。)。
(参考:『抜刀!聖剣ソードライバー大図鑑』)
必殺技
- 疾風剣舞
○○!ニンニン!
翠風速読撃!ニンニン!
風双剣翠風の速読器「シンガンリーダー」にワンダーライドブックを読み込ませて発動。
発動時の風双剣翠風の形態によって技名が変化し、一刀流モードでは『一連』、二刀流モードでは『二連』、手裏剣モードでは『回転』が付く。
なお、最後の『ニンニン!』の部分はブックのリード数で変化し、2回で『ニンニニン!』、3回で『ニンニンニニーン!』に変化する。
『一連』
ワンダーライドブック | 効果 |
---|---|
猿飛忍者伝 | 刀身に風のエネルギーを纏わせ、敵に飛び掛かりつつ斬り裂く。 |
こぶた3兄弟 | 召喚されたこぶた達がレンガの壁を作り、その間に剣斬が周囲を高速で移動。レンガの壁の裏側に隠れ、隙を見せた敵の背後から斬りかかる。 |
トライケルベロス | 電撃で構成されたトライケルベロスを召喚し、敵を襲わせる。 |
戦国鎧武絵巻 | ガンバライジングオリジナル技。鎧武の力を借り、大橙一刀を発動。 |
『二連』
ワンダーライドブック | 効果 |
---|---|
猿飛忍者伝 | 風双剣翠風の刀身に風のエネルギーを纏わせ、すれ違い様に敵を斬り裂く。同時に多段ヒットする風の斬撃を残し、反転して背後からX字に斬り裂く。また、X字の風の斬撃を飛ばす遠距離攻撃も可能。 |
猿飛忍者伝(ガンバライジング版) | 風双剣翠風二刀流モードを投擲し、戻って来た風双剣翠風をキャッチ、敵を十字に切り裂いてトドメを刺す。 |
猿飛忍者伝(ギーツエクストラ) | 仮面ライダー風魔のハリケーンクリティカルストライクとのダブルライダーキック「稲妻ライダーキック」を発動 |
ランプドアランジーナ | ランプドアランジーナで発動した際の技名は『疾風剣舞 雷二連』となる。緑色の雷を纏って高速移動しながら、エスパーダの「トルエノ・デル・ヴィエント」と共に連続攻撃を叩き込む。 |
『回転』
ワンダーライドブック | 効果 |
---|---|
猿飛忍者伝 | 風双剣翠風の刀身に風のエネルギーを纏わせ、四枚の手裏剣型エネルギー刃を飛ばして攻撃。さらに剣斬自身が手裏剣のように高速回転しながら突進し、相手を切り刻む。攻撃時には巻物型のエネルギー体が出現する。また、緑色の竜巻を飛ばしての攻撃も可能。 |
こぶた3兄弟 | 風双剣翠風手裏剣モードを投擲し、分身しながら斬撃を喰らわせる。この時はフォームチェンジの仕方で発動した。 |
- 翠風速読撃
猿飛忍者伝!ニンニン!
翠風速読撃!ニンニン!
猿飛忍者伝ワンダーライドブックを風双剣翠風に読み込ませて発動するライダーキック技。
第15章で使用。
『仮面ライダーアウトサイダーズ』では風双剣から緑色の衝撃波を飛ばした。
- カラミティ・ストライク
永久(とわ)の悪!
無限一突!
無銘剣虚無の刀身にデザストアルターライドブックをスキャンすることで技を学習させ発動。
敵の周囲に大量のグラッジデントの幻影を召喚、高速移動しながら手に取ってデザストの幻影と共に斬りつけて互いに回転しながら斬撃を喰らわせる。
この技の使用後、グラッジデントとアルターライドブックは消滅した。
この必殺技でロード・オブ・ワイズ スパルタンを撃破するという大金星を挙げている。
それが出来たのは、剣士ではなくメギドであるデザストの剣技をアレンジした、ロード・オブ・ワイズが作りあげたものではない=知らない攻撃だったからと考察されている。
また、直前にスラッシュとのコンビネーションとスラッシュの捨て身の攻撃で相手の得物を弾き飛ばしていたことも大きいだろう。
ファイナルステージでは復活したデザストと共に「翠風速読撃 二連」にて再び使用した。
猿飛忍者伝ワンダーライドブック
『とある影に忍は疾風! あらゆる術でいざ候…』
大いなる本から分割された、『猿飛忍者伝』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。
ジャンルは「物語」。カラーはグリーン。
ブックの朗読の続きは、『風遁極めし忍びは、新たなる術の物語と交差する』。
更なる続きは、『極める術の先に火炎の剣を求む』。
1ページのストーリーページには『風を纏う手裏剣』が描かれている。
2ページの左端のテキストには『風の忍びが聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。
聖剣ソードライバーで使用した場合、腕とブラストラッパーのみが剣斬と共通であり、顔には重ねた手裏剣の衣装が追加され、ボディ部分は着物と巻物を合わせたような意匠の姿に変身する(実はボディ部分は月の姫かぐやんと共通)。
最終章ではエスパーダ・ゴールデンアランジーナが使用した。最終決戦では新たなるセイバーが火炎剣烈火の刀身にワンダーライドブックをスキャンすることで技を学習させることで発動し召喚している。
余談
- 実際に猿飛佐助は架空の人物という説が根強く、立川文庫が初の出典だとされている。
また、猿飛佐助の所属する真田十勇士も創作の存在とされ、江戸時代に著された「真田三代記」を経て昭和時代に刊行された「真田三勇士」シリーズが直接の原典となったという。