フクロウ男
ふくろうおとこ
- ギリス、コーンウォール州のマウマン村で目撃されたUMA→オウルマン(フクロウ男)
- 仮面ライダーに登場するショッカーの改造人間の名称→本項で紹介。
「俺様の殺人レントゲンを受けてみろ‼」
「小癪な奴め、フクロウ男の殺人レントゲンを受けてみよ!」
CV/山下啓介
スーツアクター 滑川広志(関連書籍『仮面ライダー怪人大全集』では久本昇と誤記)
『仮面ライダー』第60話「怪奇フクロウ男の殺人レントゲン」に登場するショッカーが新たに開発した新兵器『殺人レントゲン』を両眼に組み込まれて誕生したフクロウ型改造人間…なのだが、その姿はどう見てもミミズクにしか見えないが気にしてはいけない。
『殺人レントゲン』を利用して正午12に時限爆弾として花時計に設置された起爆装置にエネルギーを送り込み爆破する事で、連鎖的に日本中の時計という時計を爆破して大混乱を引き起こす(という非常に原理がよく分からん)『大時計爆発計画』の実行を使命とする。鳴き声は「ホホホホホホ」。
両眼にはフクロウ男最大の武器にしてショッカー科学陣が開発した新型兵器『殺人レントゲン』が仕込まれている。
この『殺人レントゲン』とは従来にレントゲン写真の原理を応用し数十倍の威力を持ったレントゲン装置で (なんかよく分からん原理だが)掠っただけでも相手を負傷させほどの威力を持ち、更に直撃を受けた(撮影された)者はたちまち白骨化して死亡してしまう。もうそれ、X線じゃなくて単なるマイクロ波なんじゃないか。
また、直撃しなくても爆発を起こしたりすることも可能であるようだ。
そのほかにも(当たり前だが)飛行能力を持っており、空中を自在に飛び回ることがある。
ただし、フクロウの能力を持つ怪人故に昼間での活動は動きが鈍くなってしまい、更に腹部が弱点となっており、ここを攻撃されるとたちまち弱体化してしまう。
ショッカーが新たに開発した新兵器『殺人レントゲン』を組み込まれたフクロウ男はアジト近くを通りかかったテニスコーチの田代を実験体として殺害。彼の悲鳴を聴いた2人の後輩に襲い掛かり、1人は拉致することに成功するが、もう一人は偶々通りかかった本郷猛と滝和也に保護されたため、その場はいったん引き下がる。
その後、地獄大使から『大時計爆発計画』の決行を命じられ次々に爆弾をセットしていくが、取り逃がした後輩の少女から事の顛末を聴き更に田代の白骨死体を調査し、放射能が検出された事に不信を抱き事件を捜査していた本郷猛=仮面ライダー新1号と滝和也に襲い掛かる。
戦闘員との連携でライダーを今一歩の所まで追い詰めるが、ライダーがその場で拾った木の棒を咄嗟に突き出したことでフクロウ男の弱点である腹を刺されたため撤退。更に先の戦いで負傷した滝に変わり本郷に同行するおやっさんと本郷にアジトを発見したばかりか戦闘員の1人を捕虜として捕えられてしまう。
急いで口封じを行うが、捕虜となった戦闘員が自身を切り捨てたショッカーに対する報復として作戦計画を漏らしたために計画は失敗し、最後は『ライダーハンマー』で投げ飛ばされグロッキー状態の所へ『ライダーキック』を受け崖下へと転落。爆散した。
すがやみつるによる漫画版でも登場。1号に捕まって秘密を吐かされそうになったミミズ男を口封じのために殺害するなど非常に冷酷な性格に描かれている。
捕まった1号ライダーを海底基地に閉じ込め時限爆弾で抹殺し、更に地下のフォッサマグナに爆弾を仕掛けて日本列島を丸ごと沈めようとした(お前らも死ぬんじゃねえか、というツッコミは無しの方向で)。
しかし海底基地から脱出されてしまい、囮として飛んできたサイクロン号に気を取られた隙に殺人レントゲンを放つ両目を潰され、続いて放たれたライダーキックで大空に散った。
『新仮面ライダーSPIRITS』ショッカー編では東京湾ショッカー本部(軍艦島に酷似している)護衛怪人として登場。ギラーコオロギと共に空中から殺人レントゲンと殺人音波の同時攻撃を仕掛けるも、爆炎に乗じて距離を詰めた1号ライダーのライダーニーブロックで腹を割られ爆死する。
スーツアクターの滑川広志氏はフクロウ男の最期の崖下への落っこちで、この回の放送を見た母に危ない事は止めてくれと泣きつかれたというが次作の仮面ライダーV3の途中まで殺陣に参加、怪我の悪化により大野剣友会を退団するがしばしば稽古場などに顔を出していた。