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チアトキワコッコロ

ちあときわこっころ

チアトキワコッコロ(インドネシア語:Ciatki Hua Kotkolo)とは、インドネシア共和国小スンダ列島にある東ヌサトゥンガラ州アロール諸島パンタル島にある地方都市である。
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概要編集

パンタル島の西部に伸びる岬の先端に位置する人口500人程度の部落である。

カヤン、プラウマリサなどの島内との他の都市との間に道路が整備されていない孤立都市であり、アクセスは島内外からの航路に限定されている。

アロール諸島は人口の7割以上がカトリック教徒が占めるが、チアトキワコッコロにおいてはアロール諸島では珍しく人口の過半数がスンナ派イスラム教徒が占めており、カトリック人口は全体の4割に満たない。


産業編集

住民は漁業で生計を立てている他、近年は秘境ブームに乗じて観光収入も得ている。


言語編集

この部落内でしか話されないチアトキワ語が話されている。

地理的に大きく離れているにも関わらず、パラオ語とよく似ており、日常会話レベルであれば通訳を介すことなく6割程度通じることで知られている。

このほか、公用語であるインドネシア語も通用するが、高齢者の中には十分な教育を受けておらず、インドネシア語に不自由な人間が一定数存在するため、注意が必要。


衛生編集

部落内に公衆トイレが存在せず、住民は自宅で用を足す場合を除き野糞を強いられている。

このため、時折赤痢などの集団感染事件が発生しており、外務省からも渡航に際して注意喚起がなされている。


治安編集

1945年の独立以来、数十件程度しか発生しておらず、治安は極めて良好である。2010年以降に発生した犯罪は以下の4件のみ。

  1. 2011年3月:部落内に滞在していたオーストラリア人YouTuberの男が、部落内唯一のモスク内に豚肉を持ち込んで調理し、宗教冒涜の現行犯で逮捕された。
  2. 2012年12月:部落内に住む40代の女性が、夫から離婚を切り出されて逆上し、夫を刺殺。自身も断崖から入水し、死亡した。
  3. 2015年8月:地質調査のために部落を訪れていた韓国人測量士の男が、先述のオーストラリア人YouTuberが逮捕されたのと同じモスクの外壁に向かって放尿し、同じく宗教冒涜の容疑で逮捕された。
  4. 2021年2月:島内に滞在したロシア人のエンジニアの男とその息子が、島内からの持ち出しが禁止されている島固有種のパンタルジョウモンキビタキスズメ目ヒタキ科)をティモール島クパン行きのフェリーに乗せたとして逮捕された。島内他の地域からのフェリーは手荷物検査が厳しく、比較的検疫が緩い当部落からの便を狙って持ち出した疑いがあった。

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