本項目はお食事中の方に不適切な表現を含む可能性があります。
概要
野糞(のぐそ)とは、野外で糞をすること(※a)。また、その糞(※a)。
初出の実例として、江戸時代後期に編纂された『文化句帖』の文化元年(1804年)所収の俳諧「僧正が野糞遊ばす日傘哉」を挙げる(※a2)。
類義語(同義語ではない)として、「野外排泄(やがい はいせつ)」と「屋外排泄(おくがい はいせつ)」があり、これらは、「野外での脱糞」を指す「野糞」と「野外での放尿」を指す「野ション」を総称する上位分類である。
国際的には、英語 "open defecation"(※UNICEF-20200730)が日本語の「野外排泄」「屋外排泄」と対訳の関係にある。
発展途上国では依然として open defecation は普通に見られる不衛生な習慣であり、解決されるべき社会問題の一つになっている(※UNICEF-20200730, UNICEF-sanitation)。
普通、おしっこと比べてうんこは臭いが強烈であることから、おしっこくらいなら見逃されてもうんこをそこら辺でしている人を見かけたとしたら普通は大問題であろう。とはいえ、どうしてもそうせざるを得ないという時もある。例えば下痢などでどう考えてもトイレまで我慢できない時やトイレに並んだはいいけど混雑している、という時などである。こうなったとき、最悪の事態を避ける為には恥を忍んで野糞をする、ということになるだろう。当然、排泄行為であるため人前ではできない(一般的にはそう思われる)為、草むらに隠れて行うことが多いと思われる。
また、この時、普段からティッシュペーパーを持ち歩いている紳士淑女の方々は構わないが、ティッシュペーパーなどを持っていないと悲惨な二次被害(汚パンツ)を受けやすいので気を付けたい。
ちなみに、現代日本の場合、野糞そのものは軽犯罪法第1条26項で禁止されている行為であるため、むやみに行うと罰せられる可能性もあるほか、排泄姿を他人に見られた場合、公然猥褻罪などに問われる可能性もある。そのため、やはり野糞というのは最後の切り札であると言えよう。
ちなみに、エロゲ(スカトロもの)では、主に女性キャラクターに平然と野糞させている場合があるが、実際に行った場合上の理由で罪に問われるため、変態プレイがお好みであったとしても実際に真似をしてはいけない。
pixivでは
pixivに投稿される作品では、ほぼ全てがスカトロをテーマにしたものである。
関連イラスト
脚注
- 出典等
※a2 「野糞」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※UNICEF-20200730 「スーダン:屋外排泄の根絶でより健康的なコミュニティに」 国際連合児童基金 (UNICEF)、2020年7月30日作成。
※UNICEF-sanitation 「衛生的な環境 (トイレ)」 国際連合児童基金 (UNICEF)、2023年7月更新。
関連タグ
野外排泄 屋外排泄 > 野糞(野外での脱糞) 野ション(野外での放尿)