概要
魔王(ミリティア世界)
「魔王」とは、転生世界ミリティアにおける本作の主人公、アノス・ヴォルディゴードの異名。
二千年前、神話の時代にアノスが己が種族を守る為、そして大戦を終わらせるために暴虐の限りを尽くしたことで「暴虐の魔王」と呼ばれるようになった。
魔王(銀水聖海)
銀水聖海において「魔王」とは不可侵領海の代表格。深層十二界を支配し、銀海史上初めて深淵魔法に到達した魔導の覇者「大魔王ジニア・シーヴァヘルド」の後継者候補6名を指す称号のこと。
だが16巻で後継者候補が10名であることが判明した。
※本記事では、銀水聖海の魔王について記述する。
一覧
第一魔王。「壊滅の暴君」の異名をもつ、大魔王の
後継者最有力候補。「心火の魔眼」を所有している。
深層大魔法「極獄界滅灰燼魔砲」の開発者であり、
二律僭主ノアとは兄弟と呼び合う程の親しい関係。
現在では消息を絶っており、その行方は大魔王ジニアですら把握していない。
- 第二魔王ムトー
第二魔王。一万四千年前、ある出来事が切っ掛けで魔弾世界エレネシアの創造神エレネシアに好意を抱き、彼女に自身の根源の半分を譲渡した。その百年後、魔弾世界を所有する深淵総軍との戦いに敗れてしまい、滅ぼされた。根源刀という黒い短剣を武器とする。
戦いに生涯を捧げた根っからの戦闘狂であり、その人柄はまるで純粋な少年のようで、善悪がまるでなく、思った事を素直に口にする性質(たち)である。
第三魔王。聖川世界リブラヒルムの元首であり、魔王の中でも特に性格に難があるとされる人物だが……?
聖川世界の限定魔法「流水魔法」を得手としており、この魔法でヒースより秀でた者は存在しないという。
- 第四魔王アゼミ・リゼツ
第四魔王。鬼刃世界ミヒャイムと有翼世界アリファーバの二界の元首を務める、強大な力を有した存在。
頭に二本の角を生やした男の姿をしており、黒い短髪で、均整のとれた体躯をしていて、腰には一振りの魔剣を携えている。また、その魔剣はかつて「よろず工房の魔女」ベラミー・スタンダッドに打ってもらったものであり、その銘を霊命鬼剣マギマという。
第五魔王。停滞世界ザガロの元首であり、神々との繋がりを絶った停滞世界を現在の「無神大陸」として維持している強大な魔王。第二魔王に比肩する実力者。
また、不可侵領海「二律僭主ノア」の配下でもある。
- 第六魔王エルヴィナ
第六魔王。人馬世界を支配している魔王。
パブロヘタラが《淵》の調査のため深層十二界へ赴いた際に呪歌王ボイズが起こした問題行動によりパブロヘタラを完全に敵とみなし、後述の第八魔王ヴィアン、第九魔王ガジラ、第十魔王ダンカンと共にアノスと激しい戦いを繰り広げたが、重傷を負わされてしまった。また、その時に他の三人と同時に深層大魔法──エルヴィナは《深人馬合一魔翼光聖》を発動させたが、アノスの《二律影踏》によって妨害され、不発となった。しかし、アノスに一矢報いるために滅びるのを覚悟で根源爆発を引き起こそうとしたがジニアによって止められ、その直後にアムルの《極獄界滅壊陣魔砲》によって滅ぼされてしまった。
- 第七魔王ジョズ
第七魔王。震動世界バルドンアデネスの支配者。
胴着を纏っており、あたかも修行僧といった風体の姿をしている。自身の修行の邪魔をしたボイズを襲ったが、逆に彼によって滅ぼされてしまった。
- 第八魔王ヴィアン
第八魔王。擬態世界ライメニを支配している魔王。
パブロヘタラが《淵》の調査のため、深層十二界へ赴いた際にボイズが起こした問題行動によりパブロヘタラを完全に敵とみなし、エルヴィナと後述のガジラ、ダンカンと共にアノスと激しい戦いを繰り広げたが、重傷を負わされてしまった。また、その時に他の三人と同時に深層大魔法──ヴィアンは《擬態解放闇手圧殺滅撃》を発動させたがアノスの《二律影踏》によって妨害され、不発となった。しかし、アノスに一矢報いるために滅びるのを覚悟で根源爆発を引き起こそうとしたがジニアによって止められ、その直後にアムルの《極獄界滅壊陣魔砲》により滅ぼされてしまった。
- 第九魔王ガジラ
第九魔王。雷鳴世界を支配している魔王。
パブロヘタラが《淵》の調査のため深層十二界へ赴いた際にボイズが起こした問題行動により、パブロヘタラを完全に敵とみなし、エルヴィナとヴィアン、後述のダンカンと共にアノスと激しい戦いを繰り広げたが、重傷を負わされてしまった。また、その時に他の三人と同時に深層大魔法──ガジラは《神鳴音雷幽暗孤月》を発動させたがアノスの《二律影踏》によって妨害され、不発となった。しかし、アノスに一矢報いるために滅びるのを覚悟で根源爆発を引き起こそうとしたがジニアによって止められ、その直後にアムルの《極獄界滅壊陣魔砲》によって滅ぼされてしまった。
- 第十魔王ダンカン
第十魔王。降魔世界の支配者で、ノアとは旧知の仲。
パブロヘタラが《淵》の調査のため深層十二界へ赴いた際にボイズが起こした問題行動によりパブロヘタラを完全に敵とみなし、エルヴィナ、ヴィアン、ガジラと共にアノスと激しい戦いを繰り広げたが、重傷を負わされてしまった。また、その時に他の三人と同時に深層大魔法──ダンカンは《降魔轟絶深王宝華》を発動させたがアノスの《二律影踏》によって妨害され、不発となった。しかし、アノスに一矢報いるために滅びるのを覚悟で根源爆発を引き起こそうとしたがジニアによって止められ、その直後にアムルの《極獄界滅壊陣魔砲》によって滅ぼされてしまった。
先代の第一魔王。個別世界グラウヴェノアの前元首。
非常に冷酷な人物であり、個別世界の民に様々な理不尽を強いてきた。その為、不適合者「アムル」によって滅ぼされるという末路を辿った。