それから、ミリティア世界より以前から世界は存在し、その世界が限界を迎えると、その代の創造神は自らの滅びと引き換えに次代の創造神を創りだし、その者が世界を新しく創り直していた。これを遥か太古の昔から、今の世界まで延々と繰り返していた。そして、この創造神による世界の引き継ぎは、転生世界系列の世界以外は行っていないと思われる。

また、学院同盟パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねる、序列第四位の泡沫世界で、後に無神大陸が加わり、その火露が転生世界に移動したことで、変則的に鍛冶世界よりも深くなったため、序列第二位に昇格した。

人間や魔族、精霊や竜人という種族が存在する。

主神として生まれる予定だったのは歯車の集合神エクエス、便宜上の元首は暴虐の魔王アノス・ヴォルディゴード。

それから、転生世界は創世から七億年が経っているが、銀水聖海では一万四千年ほどしか経過していない。その理由は、かつて《絶渦》が渦動した際に、彼の災厄によって時間を飲み込まれ、狂わされてしまったためである。

詳細

国家や施設、地域などの詳細は転生世界関連の用語一覧を参照。※後に作成予定です。

泡沫世界エレネシア

創造神エレネシアが創世を行った泡沫世界で、ミリティア世界より一つ前の世界。エレネシア時代のセリス・ヴォルディゴードが災禍の淵姫ルナ・アーツェノンと出会った頃には末期の状態で、憎しみが際限なく積み重なり、あまりに人々が強くなりすぎて、各国にいる数名の王が全力でぶつかれば、世界が滅びてしまうほどに滅びかけだった。また、その力は上位の深層世界に匹敵するレベルにまで膨れ上がっていたと推測されている。

そして、エレネシア世界の終わりに、エレネシアが次の創造神──ミリティアを創り、世界を託した。

魔族の国ラーカファルセイト

魔族たちが住まう国。

バルファッバ山

ラーカファルセイトに存在した山。幻名騎士団はその断崖に魔法で隠された集落を作っていた。また、そこにある住居は石造りの簡素な建物で、中には寝床があるだけであり、まるで廃村かと思うほど、生活感がなかった。

アイベスフォン

勇者エルウィンたちが所属していた組織。人間たちが住まう国と推測される。

とある泡沫世界

先王オルドフ・ハインリエルが幽閉されていた世界で、荒廃を極めていた。更に言えば滅びかけであり、生命の気配が存在しなかった。

一覧(中層世界)

鋼鉄世界ドルケフ

パブロヘタラに所属している中層世界。鉄の大地が広がり、鋼鉄の山がそびえ立っており、火口から溢れるマグマは溶けた鉄である容銑(ようせん)で、そのマグマは川を作り、鋼鉄世界のあらゆるところに届けられている。一万四千年前にはパブロヘタラ大陸があった。

一覧(深層世界) ※加筆予定

銀城世界バランディアス

深層二十一層に位置する深層世界だった、虎城学院(こじょうがくいん)が所有する小世界で、パブロヘタラに所属している。銀泡は城の形をした岩石の見た目をしている。

また、機能美を尊ぶ文化のため、造形美を尊ぶ文化が極めて少ない。

そして、築城属性の限定秩序を有し、城魔族という種族が存在する。主神は王虎メイティレン、元首は不動王カルティナス・イルベナだった。

それから、幹部には二枚看板が存在した。

また、転生世界との銀水序列戦に敗北し、泡沫世界に格落ちした。

しかし、ミーシャの《優しい世界はここから始まる(アール・アント・エルトノア)》により秩序の整合は取れ、また、偏りがなくなった。

それから、植民地は第二バランディアスまで存在している。

虎城学院

銀城世界バランディアスを所有する学院。

二枚看板

加筆予定

虎城軍

銀城世界の軍隊。

バランディアス城艦部隊(じょうかんぶたい)

加筆予定

第二バランディアス世界

銀城世界が所有する二番目の銀泡。また、この銀泡は自由海域に指定されているため、どの小世界の住人でも自由に出入りすることができる。

飛空城艦エテン

銀城世界の船。加筆予定

飛空城艦カムラヒ

銀城世界の船。加筆予定

銀城ゼリドヘヴヌス

銀城世界の船であり、主神と元首が搭乗する。加筆予定

象形魔法文字

銀城世界の魔法文字。鳥を模したような文字、水を模したような文字、城を模したような文字など、象形というだけあり、文字よりも絵に近い。また、象形の描き方によってそれ自体が魔力を持ち、優れた術者ならば一文字で城を建てられるが、並の術者では何千字描こうと犬小屋一つ建てることができない。

水算(すいざん)世界サイライナ

パブロヘタラ序列第十三位の小世界で、深層世界に分類される。元聖上六学院。

また、精霊が存在しており、天命霊王ディオナテクの出身世界である。

元首は水算女帝リアナプリナ。

ちなみに、アノスに敗北するまで水算世界の銀水将棋での戦績は無敗だった。

瘴気世界ヒンズボル

パブロヘタラ序列第十一位の小世界で、深層世界に分類される。元首は天狗大帝ガオウ。

絵画世界アプトミステ

パブロヘタラに所属する小世界で、深層世界に分類される。主神は画神バファディ、元首はルーゼット。

また、魔弾世界に銀滅魔法《銀界魔弾(ゾネイド)》によって砲撃され、一射目で半壊し、二射目では崩壊を始めたが、後に修復された。

雲海迷宮

加筆予定

吟遊世界ウィスプウェンズ

パブロヘタラに加盟していない深層世界で、吟遊詩人達の桃源郷。銀泡は竪琴(たてごと)のような見た目をしており、通常の手段では入ることができず、近づくほど小さくなっていく。

そのため、入るには竪琴の銀泡が鳴らす曲に合わせて歌わなければならない。

そして、吟遊世界は枯れない桃の木と永遠に続く春の日差しがあり、不思議な歌に守られていて、魔王でさえも骨を休めると言い伝えられている。唱霊族や器霊族という種族が存在する。主神は神詩ロドウェル、元首は吟遊宗主シータ・メルンと、同じく吟遊宗主リンファ・アシス。

吟遊神選

加筆予定

第一神選

加筆予定

第二神選

加筆予定

最終神選

加筆予定

首都シェルケー

加筆予定

シェルケー川

首都シェルケーに存在する川。

庭園劇場

加筆予定

首都セネルセンズ

加筆予定

噴水劇場

加筆予定

唱歌学院

吟遊世界の学院。加筆予定

トーラル村

シータとリンファの故郷の村。

穏健派

加筆予定

吟遊派

加筆予定

蒼花歌唱隊(そうかかしょうたい)

加筆予定

赤星歌唱団

加筆予定

桃牛(ももぎゅう)

加筆予定

吟遊桃

吟遊世界に存在する桃で、正しく歌うことでこの桃の枝に花が咲かせることができるが、上手く歌うことができないと、元の蕾(つぼみ)に戻ってしまう。

思念世界ライニーエリオン

百識学院が所有する小世界で、深層世界に分類されており、パブロヘタラの聖道三学院に名を連ねている。思念属性の限定秩序を有する。元首は百識王ドネルド・ヘヴニッチ。

百識学院

思念世界ライニーエリオンを所有する学院。

古書世界ゼオルム

一万五千年前に魔弾世界に侵略され、征服された深層世界。古書が力持つ秩序を有する小世界だった。文人族という種族が存在する。

また、主神は聖書神だった。

粉塵世界パリビーリャ

道化一門が所有する小世界で、深層世界に分類されており、パブロヘタラの聖道三学院に名を連ねている。誰もが化粧を施し、道化を演じている世界。

また、化粧属性の限定秩序を有する。元首は導師リップ・クルテン。

道化一門

粉塵世界パリバーリャを所有する学院。

聖句世界アズラベン

パブロヘタラ序列第七位にして、深層三十一層に位置する深層世界であり、聖句寺院が所有する小世界。聖なる言葉が力持つ秩序を持ち、聖句属性の限定秩序を有する。

また、パブロヘタラの聖道三学院に名を連ねている。元首は大僧正ベルマス・ファザット。

聖句寺院

聖句世界アズラベンを所有する学院。

羽化(うか)世界オルドローブ

パブロヘタラに加盟していなかった深層世界で、最低でも一万七千年前には滅びている。主神はフレイネア、元首は羽化王シューザ・オルドローブだった。

魔炎世界ラジアス

パブロヘタラに加盟していない深層世界。元首は魔炎帝ドルフィン・グロウ。

夢想世界フォールフォーラル

パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねていた、元序列第四位の深層世界。住人が眠っている時に夢遊病のように活動し、また、無数のシャボン玉が漂っている世界だった。パリントンの《極獄界滅灰燼魔砲(エギル・グローネ・アングドロア)》により、主神と元首諸共滅ぼされた。

呪歌世界ディメディオン

呪術音楽院が所有する、夢想世界と交流のあった小世界。フォールフォーラル滅亡の件でパブロヘタラに情報を求めたことがきっかけで、新たにパブロヘタラに加盟し、聖上六学院となった深層世界で、序列第五位。元首は呪歌王ボイズ。

呪術音楽院

呪歌世界ディメディオンを所有する学院。

呪弦船(じゅげんせん)

呪歌世界の船。帆の代わりに竪琴のような弦楽器が取り付けられている。

教育世界ローデンヌ

啓蒙学府が所有する、夢想世界と交流のあった小世界。フォールフォーラル滅亡の件でパブロヘタラに情報を求めたことがきっかけで、新たにパブロヘタラに加盟し、聖上六学院となった深層世界で、序列第六位。主神は教育神ガーガリ、元首は門下宗匠カルラ。

啓蒙学府

教育世界ローデンヌを所有する学院。

魔導気球

教育世界の船。巨大な気球であり、横に倒した塔が吊られていて、そこがブリッジとなっている。

傀儡世界ルツェンドフォルト

人型学会が所有する小世界。パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねる、序列第三位の深層世界で、後に序列第四位に降格した。主神は傀儡皇ベズ。元首は人形皇子パリントン・アネッサだった。その後は軍師レコルが元首代理を務めており、現在は元首の選定の儀式が終わり、元首が決まったはずだが、どの者が選定されたのかは不明。

人型学会

傀儡世界ルツェンドフォルトを所有する学院。

鍛冶世界バーディルーア

よろず工房が所有する小世界。パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねる、序列第二位の深層世界であり、後に序列第三位に降格した。鉄火人(てっかびと)という種族が存在する。元首はよろず工房の魔女ベラミー・スタンダッド。

よろず工房

鍛冶世界バーディルーアを所有する学院。但し、学院なのは名目上であり、実際は工房である。

工房船

鍛冶世界の船。加筆予定

相剣(あいけん)

加筆予定

聖剣世界ハイフォリア

狩猟義塾院が所有する小世界で、パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねる、序列第一位の深層世界。雲一つない青空に大きな純白の虹がかかっている。後に、《絶渦》を止めるため、パブロヘタラとそれに所属する小世界の火露を一時的にハイフォリアに集めたことでより深淵に近づき、深層十二界よりも深くなった。

そして、聖剣世界には虹水湖(こうすいこ)と呼ばれる自然空間が存在し、それは先述の事情により火露が集まったことで、《虹路の泉淵》となった。

それから、祝福属性の限定秩序を有している。

また、狩猟貴族という種族が存在し、己の良心を具象化した虹路(こうろ)というものを見ることができる秩序を持つ。狩猟貴族はそれが己が正道と信じ、たとえ死地であろうとも正義を胸に突き進む。主神は祝聖天主エイフェ、元首は聖王レブラハルド・ハインリエルで、幹部には五聖爵が存在する。後述の災淵世界イーヴェゼイノとは太古から激しく対立しており、理性よりも渇望を優先するイーヴェゼイノの住人を〝獣〟と断じている。

そして、植民地は第四ハイフォリアまで確認されている。

虹路

加筆予定

五聖爵

加筆予定

聖王継承戦

加筆予定

狩猟義塾院

聖剣世界ハイフォリアを所有する学院。

聖王宮殿

聖王が住まう宮殿。加筆予定

虹路の間

加筆予定

ガルンゼスト狩猟宮殿

叡爵ガルンゼストが住まう宮殿。

レブラハルド狩猟宮殿

男爵レブラハルド・フレネロスが住んでいた宮殿。

虹水湖

第一ハイフォリア世界に存在する自然空間であり、狩猟貴族の良心を吸い寄せ、それが湖に溶け込んでいる。また、《淵》になる前の段階のものでもある。

クルトン派

加筆予定

バーディルーア鉄火島

加筆予定

第三ハイフォリア世界

聖剣世界が所有する三番目の銀泡。

加筆予定

第四ハイフォリア世界

聖剣世界が所有する四番目の銀泡。また、この銀泡は自由海域に指定されているため、どの小世界の住人でも自由に出入りすることができる。

銀水船ネフェウス

聖剣世界の船。加筆予定

聖船エルトフェウス

聖剣世界の船であり、主神と元首が搭乗する。巨大な箱船の形をしている。

ハインリエル勲章

加筆予定

災淵世界イーヴェゼイノ

幻獣機関が所有する小世界。制御された天災、理性のある狂気という秩序を有しており、聖剣世界ハイフォリアとはまさに対極といっていいものであり、ハイフォリアが〝良心〟を胸に正道を進み、イーヴェゼイノが〝欲望〟を胸に渇望へと沈む。そのため、聖剣世界では〝獣を狩ることこそが彼らへの祝福〟──すなわち正道とされ、災淵世界では餌食霊杯である狩猟貴族を渇望のままに食らっている。このように、水と油のように相容れない両世界の歴史は、殺し殺され、滅ぼし滅ぼされの血塗られたものとなっている。

また、パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねていた、元序列第五位の深層世界である。災人イザークが主神と元首を兼任しており、ナーガ・アーツェノンが元首代理を務めている。

暗雲が結界のように銀泡を覆っており、その領海の銀水は黒く濁っている。

そして、暗雲から小世界の内側に延々と土砂降りの雨が降っており、地上には《淵》の一つである《渇望の災淵》が途方もなく巨大な水溜まりとして存在していた。

各地では常に暴風や地震、雷が発生しており、また、イザークが起きているときは、水溜まりが凍りついて氷の柱を形成していた。そして、それが崩れると氷河となって建造物などを押し潰していた。

それから、幻魔族という種族が存在する。

また、太古の昔から絡繰神によって《渇望の災淵》の渇望を狂わされていた。そのため、絡繰神の陰謀により、イザークが眠りから目覚めたタイミングで災淵世界自体が移動し、聖剣世界を捕食しようとした。

そして、それを阻止しようとしたアノスによって災淵世界と《渇望の災淵》が切り離され、災淵世界は本来の渇望を取り戻し、聖剣世界への捕食行為を止めた。

また、災淵世界は深層世界にしては珍しく植民地を所有しておらず、第一イーヴェゼイノのみとなっている。

幻獣機関

災淵世界イーヴェゼイノを所有する学院。但し、学院なのは名目上であり、実際は幻獣の研究機関である。また、災淵世界を所有するというのも名目上のものであり、実際には災人イザークが支配していて、そして災淵世界は秩序の性質上、法が機能していないため、強制力などもあまり有していない。

狂獣部隊

加筆予定

餌食霊杯

加筆予定

災亀ゼーヴァドローン

災淵世界の船。

詳細は幻獣(魔王学院の不適合者)を参照。

幻獣言語

加筆予定

雨豚の果実ソース焼き

加筆予定

翼竜の卵オムレツ

加筆予定

岩亀の岩塩スープ

加筆予定

水溜まり野草のサラダ

加筆予定

魔弾世界エレネシア

深淵総軍が所有する小世界。世界が軍団であり、主神や住人を含め全ての存在がまるで弾丸のように変えの効く消耗品でしかなく、また、雨が降る時刻や雨量、範囲などを含め自然現象の全てが規律に則り、実行される秩序を有していた。パブロヘタラの聖上六学院に名を連ねていた、元序列第一位の深層世界。

銀泡は砲塔を彷彿とさせる見た目をしており、世界の大半を途方もなく巨大な火山が占めている。その火口には青いマグマ溜まりがあり、火山の至る所に基地が建設されている。

また、そこにある砲塔は外敵を撃墜するために常に空へと向けられている。

それから、魔弾世界はその名の通り魔弾の限定秩序を有していたため、魔弾や魔法砲撃以外の攻撃は大幅に減衰し、まともな威力を発揮しなかった。

また、元はテルネスという名だったが、創造神エレネシアを魔弾世界の創造神とした時に、エレネシアと名を変えた。魔軍族という種族が存在する。主神は神魔射手オードゥス、元首は大提督ジジ・ジェーンズで、幹部には深淵総軍一番隊から十番隊までの各隊長が存在した。

それから、《銀界魔弾(ゾネイド)》を開発し、それにて深淵世界を攻撃して火露を略奪することで、魔弾世界が深淵世界の座に成り代わろうとした。

また、その試射のために《銀界魔弾(ゾネイド)》で絵画世界を、その邪魔に入った転生世界を砲撃した。そこからアノスがジジを、エレネシアが主神装填戦にてオードゥスを倒し、ミーシャとエレネシアの《優しい世界はここから始まる(アール・アント・エルトノア)》により秩序の偏りがなくなり、魔弾世界の象徴たる大砲樹バレンは、《創月の魔弾》という新たな象徴に創り変えられた。

現在、魔弾世界は銀滅魔法の事件により様々な学院条約に違反したため、聖上六学院から除名され、監視措置を受けている。

そして、植民地は第七エレネシアまで確認されている。