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災人イザーク

いざーく

災人イザークとは、ライトノベル『魔王学院の不適合者』に登場する人物であり、第十三章《聖剣世界》編における重要人物の一人である。
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「こないだ、うちで最高の酒を、最高の樽に仕込んだ。起きる頃にゃ、いい具合に仕上がってんぜ」


「──呑め。大馬鹿野郎が」



「いいじゃねえの。やりてえことを、やりてえようにやりゃいい。イカれてようが上等よ。騙したけりゃ嘘ついて、妬ましけりゃ嫉妬して、執着したけりゃそうすりゃいい。それで野垂れ死ぬなら本望じゃねえか。てめえを偽って平穏無事に過ごすのが、生きてるたぁ言わねえな」



「ああ。てめえによく似てやがんぜ」


「あばよ、大馬鹿野郎」


概要編集

災淵世界イーヴェゼイノの主神にして元首。

種族は半神半魔。

現在はその渇望により眠りについているとされる。


銀水聖海において不可侵領海に指定されている。


人物編集

気まぐれに世界一つを容易く滅ぼすとされる存在。

銀水聖海においてその身は既に人に非ず、口にするのも憚られる災いそのものだと語られている。


非常に獰猛で、気に入らないことがあるとすぐに力づくで物事を解決しようする凶暴な性格の持ち主。

だがその反面、意外に冷静な面も持ち合わせている。


対極の関係にあるはずの聖剣世界ハイフォリアの先王オルドフと関係があるようだが………?


能力編集

氷を主体とした深層魔法を使用し、並の魔法ならば彼の発声に伴う呼気だけで、一瞬で凍りつかせられる。


凍獄の災禍編集

災淵世界イーヴェゼイノの主神としての権能。

イザークの根源に触れる可能性のある、もしくは災淵世界イーヴェゼイノの秩序を傷つける可能性を有する、あらゆる全ての未来の可能性を凍結させる権能。


彼の根源を滅ぼすほど強い攻撃ならばその権能により、その未来の可能性を凍結されることができる。

故に、通じなかったという結果のみが現実に残る。

逆に根源を滅ぼすほどでもない弱い攻撃であれば権能によって凍結させられない。だが、滅ぼされる可能性が発生した瞬間にその権能が発動する。

どうやら本人の意志によるものではなく、秩序や根源に触れられると勝手にその権能が発動するとのこと。


使用魔法編集

  • 災牙氷掌(ガルムンク)

蒼き冷気を手掌に纏わせる深層魔法。

触れたものを一瞬で凍傷に侵すことができる。

アノスの「根源死殺」を打ち破るが、「深印」によって深層魔法と化した「深源死殺」には敵わず、逆に抑え込まれてしまった。


  • 災冷寒獄(ペイズ)

自身の身体から冷気を放つ深層魔法。

聖剣世界ハイフォリアの銀水船(銀水聖海を渡る船)を一瞬で凍り付かせた。


  • 狂牙氷柱滅多刺(ガーズ・ヴォイド)

鋭く尖った無数の蒼き氷柱を球状に避ける隙間もなく発射し、相手に突き刺し、氷の墓標を形成する魔法。主神としての力や権能に由来する魔法ではない。


  • 氷獄災禍凛令終天凍土(シヴィラ・エビオン・バルムアーデ)

主神としての権能を術式に組み込んだ深層大魔法。

その蒼き氷晶に触れたものは物体のみならず、魔力や時間、秩序(概念)、根源さえも凍らせて万物余さず、あらゆる全ての活動を停止させてしまう。

作中では「災禍の氷晶」と表現される。


  • 界殺災爪ジズエンズベイズ

蒼き魔力を帯びた五本の爪で空間そのものを切断し、離れた位置にいる対象を切り裂くことが可能。

アノスの魔王の血ですら減衰しきれず、深層世界にすら致命的な損傷を与えるほどの威力を誇る。


関連タグ編集

魔王学院の不適合者 不可侵領海

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