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アーツェノンの滅びの獅子

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あーつぇのんのほろびのしし

アーツェノンの滅びの獅子とは、ライトノベル『魔王学院の不適合者』に登場する用語、及び魔法生物の一種である。

概要

災淵世界イーヴェゼイノに存在する《淵》──《渇望の災淵》から生まれ、その底に棲む最強の幻獣であり、

〝曰く、破壊衝動を持つ幻獣の王〟

〝日く、銀水聖海を滅ぼす災厄〟

と伝えられている。

また、アーツェノンの由来は、滅びの獅子を最初に発見したのが、幻魔族の血統の一つであるアーツェノン家だったため。

そして獅子の由来は、彼らが幻獣の王であるため、百獣の王を意味する獅子の名がつけられ、そう呼ばれるようになったからである。

渇望

《渇望の災淵》の底では濃縮された欲望が淀み、溜まっている。そして、その最も濃い渇望から、最強の幻獣であるアーツェノンの滅びの獅子が生まれる。

また、彼らは銀海に災いをもたらす、ありとあらゆる渇望を宿しており、最も強くその核をなすのが破壊衝動である。それ故に、彼らは滅びの獅子と忌み嫌われている。

授肉

彼らは災禍の淵姫という《渇望の災淵》と繋がった女性から産まれなければ完全に授肉することができない。

そのため、災禍の淵姫が不在の中で、幻獣機関所長ドミニク・アーツェノンの実験によって授肉した滅びの獅子は、全員が獅子の体の一部分のみを有するという不完全な授肉となっている。

また、不完全に授肉した部分は肉眼では見えず、そこには凝縮された強大な滅びの力が確認されるのみである。

被害

滅びの獅子は極めて強大な滅びの力を秘めており、完全に受肉した存在──完全体は銀水聖海の全てを滅ぼすと言われ、

〝曰く、出会ってはならぬ幻獣〟

〝曰く、解き放ってはならぬ厄災〟

と伝えられ、あらゆる世界から忌避されている。

その例として、かつて、《渇望の災淵》から僅かに突き出された滅びの獅子の爪が、災淵世界の半分を削ぎ落とすという大災を振り撒いた。

その結果、多くの神族が滅び、それによって秩序が狂いに狂ったため、以降イーヴェゼイノの雨は止まなくなってしまった。

 

だが、問題はそこではない。最も恐るべきことは、それを実体を持たない状態且つたった一本の爪で引き起こしたという事実である。

一覧

  • アノス・ヴォルディゴード

現在授肉している滅びの獅子でただ一人災禍の淵姫から生まれたため、完全体に最も近いアーツェノンの滅びの獅子となっており、滅びの獅子の切り札たるアーツェノンの爪を除く五体全てを有している。

詳細はアノス・ヴォルディゴードを参照。

  • コーストリア・アーツェノン

獅子の両眼を有する、直情的な性格の少女であり、その身に宿す渇望は〝羨望〟。

詳細はコーストリア・アーツェノンを参照。

  • ナーガ・アーツェノン

災淵世界イーヴェゼイノ元首代理であり、災人イザークが目覚めるまではイーヴェゼイノ、引いては自分たち滅びの獅子が利するように計略を企てたり、幻魔族たちを統制したりしていた。

獅子の両脚を有しており、その身に宿す渇望は〝虚言〟である。そのため、常に他者や自分に嘘をついて生活しているが、本人はそれを嫌がるでもなく、むしろ誇らしいとさえ思っている。

また、彼女は他の二人と比べると非常に冷静なため、滅びの獅子の姉弟の纏め役をしている。

両脚に義足をつけた女の姿をしており、黒い車椅子に乗っている。材質は主に木のようだが、普通のものではなく、魔法具であり、本人の魔力を使わずとも動かすことができる。

そして、髪は短く、大人びた顔立ちであり、耳にピアスをつけている。

  • ボボンガ・アーツェノン

獅子の右腕を有しており、その身に宿す渇望は〝執着〟である。そのため、宿す渇望に相応しく執着心が異常に強い。くたびれた幽鬼のような隻腕の男の姿をしている。

また、姉であり滅びの獅子たちの纏め役であるナーガには比較的従順だが、その渇望が強まった際には彼女の指示に反発したりもしていた。

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