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木村沙耶

きむらさや

特撮ヒーロー番組『仮面ライダー555』の第26・27・28話に登場した人物である。仮面ライダーデルタに変身していた。
目次 [非表示]

「戦うことで誰かを救うことが出来ると思いますか?」

「10年後も生きていて下さいね、乾さん。乾さんなら沢山の人を救えると思うから…」


演:斉藤麻衣


概要

特撮作品『仮面ライダー555』に登場した少女。18歳。

仮面ライダーデルタに変身した


一人称は「私」。

園田真理草加雅人と同じ元流星塾生。

小説版では(TV本編もそうだが)流星塾一番の美人と称され、またそれに違わぬ温厚さ、芯と意志の強さを併せ持っていた。

手先も器用で、クリーニングの仕事も手際良くこなしていたことから菊池啓太郎にも好意を持たれていた(対する沙耶は啓太郎に関心を持っておらず、やや素っ気ない対応をしていたが)。

花形から最初にデルタギアを送られ、塾生同士の争いを恐れてそのことを隠していたが、やがて見つけられてしまった。


デルタのベルトを塾生達に託すが、塾生同士での争いが始まったのを見かねて澤田亜希と共に河内からデルタギアを奪還。しかしその後、澤田がスパイダーオルフェノクに覚醒してしまい、行き場を失う。

そして力に溺れないであろう人物・乾巧にデルタのベルトを託すべく「西洋洗濯舗 菊池」にアルバイトとしてやって来た。その中で巧がどういう人物か見極めてからデルタギアを預けようとする。


因みにたっくんこと乾巧と同じく猫舌である。

人に対して無愛想な態度を取ることに定評のある巧も彼女が猫舌だと知った途端「乾巧だ。宜しく!」と嘗てないほど朗らかな笑顔で挨拶を交わしていた。

尤も、初対面以降はいつも通りぶっきらぼうな対応をしていたが。


その後、デルタに変身した影響で疲弊し、菊池クリーニングに着いた直後に倒れてしまう。

すぐさま巧に看病され、猫舌の沙耶のためにスープを冷ましてくれるなど、彼なりの優しさに触れる。

そしてデルタギアを託そうとするが、巧が真理から電話で呼び出された(用件はカイザスパイダーオルフェノクの戦いへの援護)ために失敗。


啓太郎の車で巧の後を追うが、真理を見つけて車を降りた所、彼女を追って現れた澤田=スパイダーオルフェノクと遭遇。

デルタドライバーを装着しようとするが、その隙を突かれてスパイダーオルフェノクに手裏剣状の剣で腹部を串刺しにされてしまった……。

センシティブな作品

駆けつけた巧と草加の前で地面に崩れ落ち、「乾…さん…草加君…」と呟きながら、青い炎を上げながら灰化し消滅、死亡した……。

彼女の死後、デルタギアはラッキークローバーの一員である北崎の手に渡ってしまった。


尚、彼女が変身したデルタは極めて高い戦闘力を発揮していた。

その強さはフロッグオルフェノクを瞬殺した他、ラッキークローバーの一員である琢磨逸郎/センチピードオルフェノクトラウマを植え付けたほど。

また、死亡時に普通の人間と異なり青い炎を上げて絶命したことから、沙耶もオルフェノクであった可能性がある(但し、『仮面ライダー図鑑』においては種族は人間であると明記されている)。

沙耶の死を前にして草加は思わず絶叫しており、啓太郎と真理は悲しみ、巧はオルフェノクに敵意を剥き出しにし始める。


また、巧達以外のメインキャラクターでは、啓太郎と共に車で配達に向かう際に長田結花と遭遇している。


後に、本編前に行われた流星塾の同窓会で、塾生の中で唯一オルフェノクに覚醒していた青沼ドラゴンオルフェノクに襲撃された事件で真理達と共に一度殺され、「オルフェノクの記号」を植え付けられた上に過去の記憶を改竄されていたことが澤田によって明かされた。

小説『異形の花々

「ずっと、ずっと守ってあげるから…」

センシティブな作品


本作では、流星塾生という出自こそTV本編と同様だが、基本設定が大幅に異なる。

前述の通り流星塾生屈指の美貌を持つとされ、真理にも慕われていた。

本作ではドラゴンオルフェノクの正体が彼女であり、覚醒が早かったために寿命が迫っていた。既に手が灰化を始めており、それを隠すために常に手袋を着用している。

ホースオルフェノクと戦い圧倒するほどの力を持つが、変身出来るのは魔人態のみで龍人態への変身はしていない。

手専門のタレント「手タレ」をしていると自称し高級マンションに住んでいるが、後述の里親を殺害した際に金品を強奪していた可能性がある。


性格は一見礼儀正しく温厚だが……その本性は極めてヤンデレで自己中心的

寂しさから流星塾生が里子へ出ることを嫌がり、幼少期から手にしたオルフェノクの力で阻止していたことが後に判明。

里子に出された塾生は里親が死亡すると流星塾に送り返されるため、塾生を引き取った里親をオルフェノクの力で灰化させ殺害していたのだ。

過去には草加雅人と付き合っていたが、既に破局している。

しかし彼女は今でも彼のことを溺愛しており、全く以て諦めていない。寧ろその執着心は草加が真理に対して抱くそれを上回っているとも言える。


最終的にはホースオルフェノクにより達磨にされた草加を監禁し、二人きりの場所で彼を介護(というより飼育)し続けるという結末を迎える。

そして、『小説 仮面ライダー555』で加筆された『五年後』で遂に寿命を迎え、草加を残し風に吹かれて灰化した……。


HERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』

劇場版『パラダイス・ロスト』の前日譚である本作では、触れた者を使徒再生させる「青いバラ」を村上峡児から送られ他の流星塾生が死亡する中、適合しオルフェノクとして覚醒したことが三原修二から草加に告げられている。


性格上オルフェノク側についたとは考えられず、人間解放軍の拠点である人間居住区にもいなかったことからスマートブレインに処刑されてしまった可能性がある。


「そんな、やっと…」


備考

沙耶の設定年齢は18歳だが演じた斉藤麻衣女史は当時14歳であり現役女子中学生である。そのため、最後の運転シーンは吹き替え。


沙耶の変身したデルタは正体を伏せる演出も兼ねてか、変身シーンも声も劇中で披露していない。

斉藤女史は『ウルトラマンコスモス』では怪獣であるレイジャ(シャウ)を演じているため、仮面ライダーと怪獣の両方の役を演じた初の女優となる。


当初は沙耶がドラゴンオルフェノクの正体であり、沙耶が北崎を殺害してラッキークローバーの座を奪う、或いは彼女自身が北崎として登場する案もあった。しかし、演じた斉藤のスケジュールの問題、中学生であるために学業優先などの問題、もしくは女性がデルタに変身すると玩具の売り上げに問題が出るためなどの理由で没となった。(尚、変身者の性別問題を解消するために新しく作られたキャラクターが三原修二であった)

もしも沙耶がラッキークローバー入りしていたなら澤田がデルタに変身していた可能性がある。

斉藤女史の北崎的な演技が見たい方は『ウルトラQ dark fantasy』第13話「影の侵略者」で彼女が演じた亜乃留を参照。


斉藤女史は当時、『555』以外の雑誌のインタビューで「10年後は何をしてると思いますか?」という質問に「10年後も女優でいたい」と答えていたが10年後の斉藤女史は一度女優業を退いており、この時は実現することは無かった。

『555』本編終了から10年経って製作された映画『仮面ライダー大戦』では巧が再登場し、上記の巧への「10年後も生きていて下さいね」という約束が間接的に実現したとも言える。

尚、斉藤女史は2020年に映画「ネズラ1964」に出演し、女優業に復帰している。


関連イラスト

「やっぱりデルタは乾さんじゃないと」


関連タグ

仮面ライダー555

仮面ライダーデルタ 女性ライダー

乾巧 草加雅人 園田真理 澤田亜希 三原修二 阿部里奈 花形

流星塾


サブヒロイン、 ゲストキャラ、 善人悲劇のヒロイン消失系ヒロイン:TV本編の場合


ドラゴンオルフェノクヤンデレ:小説版の場合

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