概要
巧沙耶とは、仮面ライダーファイズの変身者である主人公・乾巧と仮面ライダーデルタの変身者であったサブヒロインの少女・木村沙耶のノーマルカップリングまたはコンビである。
2人には「猫舌」という共通点があり、人に対して無愛想な態度を取ることがテンプレの巧が沙耶と初めて会った際に彼女が猫舌だと知った途端、「乾巧だ。宜しく!」と、園田真理や菊池啓太郎を始めとした巧と付き合いの長い者が見たら目を疑ったかもしれないほど朗らかな笑顔で挨拶を交わしていた(但し、初対面以降はいつも通りぶっきらぼうな対応をしていたが)。
沙耶も、デルタに変身した影響で疲弊して西洋洗濯舗菊池に辿り着いた直後に倒れてしまった時はすぐさま巧に看病され、猫舌である自分のためにスープを冷ましてくれるなどといった、彼なりの優しさを知った。
そして沙耶は、そんな巧に自分の素性を明かしてデルタギアを託そうとしたが、巧が真理から電話で呼び出されたために失敗。
菊池啓太郎が仕事で使っている車で巧の後を追った沙耶だが、真理を見つけて車を降りた瞬間、彼女を追って現れた澤田亜希ことスパイダーオルフェノクと遭遇。
デルタドライバーを装着しようとするが、スパイダーオルフェノクに手裏剣状の釘剣で腹部を串刺しにされてしまい、駆けつけた巧と草加の眼前で、青い炎を上げながら灰化し消滅・死亡した……。
草加と共に沙耶の悲惨な最期を目撃してしまった巧は、オルフェノクに敵意を剥き出しにし始めることになる。
尚、沙耶が生前に願っていた理想のデルタは、物語後半に実現。
『555』TV本編終了から10年後に製作された映画『仮面ライダー大戦』では巧が再登場したことから、沙耶が巧に対して口にした 「10年後も生きていて下さいね、乾さん。乾さんなら沢山の人を救えると思うから…」 という約束が間接的に実現した。