ノーマルカップリングとは
- 原作となる作品内で相思相愛の描写がある男女のカップリング→公式カップリングの一覧
- 二次創作においての男女のカップリング→非公式
- 公式、非公式を問わない異性同士のカップリング。→昔は公式男女カップリングだけに使用されていたが、現在は公式では恋愛関係ではない二次創作(妄想)の男女カップリングにも使用されている。
- 二次創作ではなく、自身で作り上げた創作によるオリジナルキャラ同士の男女のカップリング
2000年代頃より、漫画やライトノベルなどにおいて、同性同士のカップリングが『ボーイズラブ』『ガールズラブ』と呼ばれるようになっため、それらと語感をそろえて『ノーマルラブ』とも呼ばれるようになった。
また、ノーマル(Normal)とラブ(Love)の頭文字をとって、『NL』と言う略称で用いられることもある。この『NL』については他にも複数の由来が存在しているため、『NL』の記事を見ることを推奨する。
なお、この「ノーマルラブ」を『NL』と省略すること、及び同義として用いる事もしばしば見られる。
ただし、これらの言葉は日本で発祥し使用されている言葉のため、海外の事情などについて対策はとられていない。
「ノーマル」という表現について
男女のカップリングをノーマルと呼ぶことは、同性愛、両性愛、無性愛などをアブノーマルと見做すことと容易く接続するため、非常に差別的な表現であると非難されている。
「ノーマルラブ」という言葉の生まれ
※諸説あり。
ノーマルカップリング(ノマカプ・ノマCP)という同人用語が先にあり、BLやGLに引っぱられてNLおよびノーマルラブと言う人が現れた。(2000代半ばからネット検索で「NL」の用例が増える。BL・GLは既に使われていた。)
ノーマルラブは二次創作界において、もともと「原作準拠のCP」(原作内で相思相愛の描写がされたという事。今で言う公式カップリング)が語源であり、原作において男女CPが多かった事からノーマルラブ=男女CP=NLが、定番化していったという一説がある。
現在でも原作で公式とされているCPが好きという意味で利用している人もいる。 が、現在は公式、非公式問わず男性と女性のカップリングを指して「NL」と言う表記が用いられている。
「ノーマル」ラブという言葉の併せもつ意味・注意点
「ノーマル」と「アブノーマル」
この「N」を「ノーマル」とする場合、この異性愛カップリングを「ノーマル」とすると、同性愛カップリングは「アブノーマル」なのか、とする意見もある。
近年では「NL」の「N」はノーマルではなく、「どちらにも傾きがなく中立的な立場にいる」を意味する「ニュートラル(Neutral)」の頭文字であるという主張も見られる。
BL、GLの間の中立であるという意味だが異性愛、同性愛という視点を取ると中立は両性愛となるため少なくとも和製英語的解釈である。
また、「男女(なんにょ)」の「N」という説もある。
また、ノーマルと謳われる異性愛フィクションの中に近親相姦や不倫要素のある作品が含まれることに対して違和感を感じるという意見もある。
別名・表記揺れ・類義タグ
ノーマル ノマ ノマカプ ノーマルラブ NL ヘテロカップリング HL 男女カプ