概要
ワンダーライドブックと並ぶ、本作のキーアイテム。
聖剣そのものが英知を持ち、ワンダーライドブックを読み込むことでその伝承を学び具現化することができる。
剣士となるには基本的に聖剣に選ばれる必要があり、本作では聖剣に選ばれ変身する戦士を「仮面ライダー」と呼んでいる(但しソロモンやストリウスといった聖剣を用いない仮面ライダーも存在)。
聖剣にはそれぞれ属性があり、剣士はその属性にちなんで「○の剣士」と呼ばれる。ライダーの頭頂部の「ソードクラウン」は聖剣に選ばれた証であり、変身に使った聖剣と同形状になっている。
聖剣を持つ限り戦う定めから逃れることは不可能である為、ソードオブロゴスは一般人を戦いに巻き込まないために覚醒した聖剣の回収を行っている。
原則として聖剣一振りにつき選ばれるのは一人のみだが、選ばれた剣士が死亡する等で聖剣を手放した場合、新たに聖剣が剣士を選ぶ模様。
なお、変身には使えずとも他の剣士から借りた聖剣を武器として戦う事は可能。明確な基準は不明だが、倫太郎曰く「普通のホモサピエンスに聖剣は抜けない」らしい。
火や水など自然のエレメントがそれぞれの剣に一つ内在しており、名前は基本「(エレメントを表す漢字)+剣+(固有名詞)」で「○▲剣■○」となっている。
初めと終わりの文字が共通するという命名則もあり、通常とは異なる変わった読みが多い(理由はこれに因んでいるため)。
同じ聖剣でも複数の形式が存在しており、大きく分けて、聖剣にベルトが付随するドライバー型、ドライバー型の中でも特殊な聖剣ソードライバー、聖剣とワンダーライドブックのみで変身する単体型の3パターンが存在する。
聖剣の力
初めにワンダーワールドで光剛剣最光と闇黒剣月闇が造られ、その2振りを基に大秦寺哲雄の先祖に当たる刀鍛冶一族が火炎剣烈火を打ち、そこからさらに派生して各属性の聖剣が誕生したとされている。
その製作の経緯もあってか、聖剣のエンブレムにはそれぞれワンダーワールドの聖なる力が組み込まれており、世界の境界に「栞」を挟むかのように干渉することができるという。
ドライバーやシェルフに装填されたワンダーライドブックの伝承を刀身部分で具現化し、刃部分でそれにエンブレムの聖なる力を乗せる共通の構造を持つ。
また、ワンダーワールドの聖なる力とは全知全能の書の目次録の力が溢れ出たものであり、複数の聖剣が共鳴を起こせば目次録に近づけるとされる。
なお、この段落の情報で本編では語られたのは聖剣の出自のみであり、聖剣の力についてはすべて公式サイトで語られているのみである。
一覧
聖剣 | ライダー | ベルト | 属性 |
---|---|---|---|
火炎剣烈火 | セイバー | 聖剣ソードライバー | 火 |
水勢剣流水 | ブレイズ | 聖剣ソードライバー | 水/氷 |
雷鳴剣黄雷 | エスパーダ | 聖剣ソードライバー | 雷 |
土豪剣激土 | バスター | ソードオブロゴスバックル | 土 |
風双剣翠風 | 剣斬 | ソードオブロゴスバックル | 風 |
音銃剣錫音 | スラッシュ | ソードオブロゴスバックル | 音 |
闇黒剣月闇 | カリバー | 邪剣カリバードライバー | 闇 |
光剛剣最光 | 最光 | 聖剣サイコウドライバー | 光 |
煙叡剣狼煙 | サーベラ | ロイヤルソードオブロゴスバックル | 煙 |
時国剣界時 | デュランダル | ロイヤルソードオブロゴスバックル | 時 |
無銘剣虚無 | ファルシオン | 覇剣ブレードライバー | 無 |
刃王剣十聖刃 | クロスセイバー | 聖剣ソードライバー | 銀河/全 |
月光雷鳴剣黄雷 | エスパーダ | 聖剣ソードライバー | 雷/月 |
黒嵐剣漆黒 | デザスト | 聖剣ソードライバー | 嵐 |
聖剣の種類(聖剣ソードライバー型)
鞘である聖剣ソードライバーにワンダーライドブックを収め、聖剣を引き抜く事で変身する。
聖剣ソードライバーのシェルフからワンダーライドブックの力を引き出すため聖剣自体にはシェルフが無い。
3ジャンルのワンダーライドブックを各1冊、計3冊使うことが可能で、様々な組み合わせで力を反映することができる。
1冊だけでは後述の単体型やドライバー型と比べ突出した強みはないものの、幅広い種類のワンダーライドブックとの組み合わせが可能。
その分変身者次第ではいくらでもその強さを引き上げられるポテンシャルを持っている。
ただし、ワンダーライドブックが増えるほど剣士へかかる負担も相応に大きくなってしまうようで、慣れない者だと単に3冊使うだけでも体が動かなくなるほどの反動がある(作中の描写から察するに本来は2冊でも相応の鍛錬を要する模様)。
特に聖剣と相性が良い3冊を組み合わせたワンダーコンボはかなり強力な一方、使いこなすのにボロボロになるほどの修行が必要となる。
火炎剣が以降の聖剣の元となった設定を考慮すると、基本的な部分が共通している水勢剣や雷鳴剣は比較的早期に設計された聖剣であると推測される。
一方で、後に作られたと思われる単体型が使用するワンダーライドブックを1冊のみに抑えているのは、これらのデメリットをあらかじめ封じた上で特殊能力面を発展させた結果とも捉えられる。
なお、雑誌『フィギュア王No.284』では三冊のライドブックを同時に使えるソードライバーの剣士は聖騎士と呼ばれる特別な存在であることが明かされており、ワンダーライドブックの能力をフルに発揮できるのもこういった訳があるからと言える。
火炎剣烈火(カエンケン レッカ)
炎の剣士が用いる炎の聖剣。その名の通り、剣身に聖なる炎を纏い、熱を帯びる程に力を増す性質を持つ。「心正しき者を癒し、邪悪なるものを焼き尽くす」と謳われている。
2000年前にソードオブロゴスが組織された際、光剛剣と闇黒剣をもとに人の手で造られた最初の聖剣であり、いわば組織の持つ聖剣のプロトタイプである。実際、カリバーとの戦闘中に火炎剣と闇黒剣が共鳴する場面などもあり、ただの初期型に留まらない力が隠されている模様。
素質頼みだった飛羽真は当初この聖剣の真価を発揮できていなかったが、本来の力を発揮すると刀身が赤熱・発光し、光剛剣と同様「邪悪なモノとそれ以外を斬り分ける」能力を発揮する。
なお、劇中ではゼンカイザーや水の剣士に使われたこともあった。8年後の戦いではとある人物に…。
水勢剣流水(スイセイケン ナガレ)
水の剣士が用いる水の聖剣。「邪悪なものを浄化し、正しき心を持つ者の渇きを潤す」と謳われる。
水を湛えるほどに切れ味を増す性質を持ち、一振りすれば剣身から聖なる水が迸る。
さらにブレイズがタテガミ氷獣戦記へ変身すると絶対零度の氷牙が纏わり、氷の聖剣へと昇華される。
ソードライバー型特有の機能として三冊同時使用や一冊特化型など幅広い使い方も可能だが、使用にはそれ相応の修行を伴う。水流の力以外には突出した特殊能力を持っていなかったが、倫太郎と飛羽真の果たし合いを通し、光剛剣や火炎剣と同様の「邪悪なモノとそれ以外を斬り分ける」能力が覚醒した。
雷鳴剣黄雷(ライメイケン イカヅチ)
雷の剣士が用いる雷の聖剣。聖なる雷を生み出して刀身に宿すことができ、稲妻を帯びるほどに切れ味を増す性質を持つ。「生命に活力を与え、闇に潜む悪を射抜く」剣と謳われる。
使用時に必須となるランプドアランジーナが本来能力の拡張で使われる物語枠を担っているため、ソードライバー型の中では最も汎用性の低い聖剣とも言える。実際、本編においてはワンダーコンボなどを除いて殆ど派生形態に変身することもなかったが、武器としては非常に優秀で後に飛羽真に渡された際には火炎剣と組み合わせた二刀流のファイトスタイルも確立された。
刃王剣十聖刃(ハオウケン クロスセイバー)
使用者 | クロスセイバー:神山飛羽真 |
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銀河の剣士が用いる銀河の聖剣。
全ての聖剣の力を束ねることで生まれた「物語を終焉に導く剣」。11本の聖剣の力を宿しており、それらを自在に引き出し扱うことが可能(無銘剣を除く)。その能力は「創造」に特化しており、破壊・消滅したものを全く同じように復元することができる。
無銘剣の力は解放した力の余剰分を無に帰す形で付与されており、これにより余りある強大な聖剣のエネルギーを意のままに操ることができる。更に、変身者に優れた創造力が備わっているならば、全知全能の書にアクセスし、望む結末へ至る、あるいは新たな何かを創造するためのヒントを得ることが可能。
物語終盤、ストリウスによるワンダーワールドの消滅を阻止するため飛羽真自身によって投擲される。その後は巨大化した状態で新たなワンダーワールドに突き刺さった。
但し飛羽真が望みさえすれば、刃王剣は何処からでも彼の元へ駆けつける。ただ、ビヨンドジェネレーションズの描写を見るに、常に無条件で飛んでくると言う訳では無い様子。
月光雷鳴剣黄雷(ゲッコウライメイケン イカヅチ)
使用者 | エスパーダ:富加宮賢人 |
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Vシネクスト『深罪の三重奏』に登場する特殊な聖剣。
エスパーダ・アラビアーナナイトへの変身に呼応し、雷鳴剣黄雷が強化されたもの。正確に言えば賢人がとある人物を救いたいという思いから生まれたアラビアーナブックの力が雷鳴剣と共鳴して偶発的に生まれた聖剣と思われる。
黒嵐剣漆黒(コクランケン シッコク)
『仮面ライダーアウトサイダーズ』に登場する新たな聖剣。
デザストの愛剣であるグラッジデントが変化したもの。
聖剣の種類(単体型)
聖剣に相性の良いワンダーライドブックを聖剣のシェルフに直接収めて変身するタイプ。
実は土豪剣・風双剣・音銃剣は「ソードオブロゴスバックル」、煙叡剣・時国剣は「ロイヤルソードオブロゴスバックル」という聖剣の覚醒に合わせて顕現するベルトによって変身しているため厳密にはベルト連動型なのだが、操作自体は聖剣で行う上出現が変身と同時なので聖剣単体で変身している様にしか見えないためこう呼ばれている。
汎用性の高いソードライバー型やあらゆる方面で優れた能力を発揮するドライバー型と比較すると、それぞれ剣の形状や変形機構などの個性を持っているのが特徴。
『フィギュア王No.284』によればソードライバー型から派生した戦闘用に特化した聖剣と説明されており、ワンダーライドブックの力に頼らずとも己の剣技と体技で敵に対抗できる力を持ったエキスパートと言及されている。
土豪剣・風双剣・音銃剣はワンダーライドブックを差し替えることでフォームチェンジが可能。特に風双剣・音銃剣は同ジャンルのワンダーライドブックの力を重ね掛けを行っている。
劇中では物語ジャンルのワンダーライドブックを使用することで、右腕の装備が変化した。神獣・生物のワンダーライドブックを使った場合どうなるかは不明。
一方の煙叡剣・時国剣は特定のワンダーライドブックとのシンクロ率が特に高く、ドライバー型同様に強大な力を発揮できる。これは、聖剣自体の性能が高いことに加えて使用するライドブックが『昆虫大百科』や『オーシャンヒストリー』と言った動物全体の力を内包したブックであることも大きい。
その分この2振りはシンガンリーダーを持たないためシェルフに収めたワンダーライドブック1冊に特化している。
土豪剣激土(ドゴウケン ゲキド)
一刀両断!激土重版!
土の剣士が用いる土の聖剣。数ある聖剣の中でも最大のスケールを誇る大型の剣で、その巨大さを生かした重々しい一撃を主軸とする。聖なる砂で研ぎ澄まされている上に対象が硬ければ硬いほど切れ味を増す性質を持ち、あらゆる敵を一刀両断する。性質的には素早いタイプの敵を苦手としているが、ブックによる派生形態の使用でこれらの弱点を緩和している。あまりある重量は高い攻撃力の要となるが、ベテランの剣士でさえも所持・使用に負担のかかる扱いの難しい聖剣である。
風双剣翠風(フウソウケン ハヤテ)
双刀分断! 翠風の巻!
風の剣士が用いる風の聖剣。「聖なる風を生み出して、邪気を払い、清浄なる息吹を運ぶ」剣と謳われている。
基本の一刀流モードから二本に分離した二刀流モードへと変形し、さらに二本を交差させて組み合わせた手裏剣モードに変形すれば投擲することも可能で、風を切れば切るほど切れ味と回転速度を増す性質も持つ。一応一刀流でも使用は可能だが、剣斬のファイトスタイル上もっぱら二刀流か手裏剣モードで戦闘を行う。
音銃剣錫音(オンジュウケン スズネ)
銃剣撃弾! 錫音楽章!
音の剣士が用いる音の聖剣。「聖なる音で心正しき者を鼓舞し、邪悪な存在を鎮撫する」と謳われている。
剣型の剣盤モードと音の弾丸を撃ち出す銃奏モードに変形し、モードによって変身音がそれぞれ異なるのが特徴。剣に内蔵された2つのスピーカーからは高周波が発しており、常に刀身が振動する形となる。纏わせた音によって切れ味を変化させる性質を持ち、刻んだビートに応じて攻撃のテンポを調整してくれる機能を持つ。
|煙叡剣狼煙(エンエイケン ノロシ)
煙の剣士が用いる煙の聖剣。聖なる煙や微粒子化した対象を自在に操る力を持った剣で、刀身は火炎剣らに比べ若干細いサーベル型。
この剣によって操られる煙には目眩ましの効果がある他、煙に包まれた物を任意で別の場所へと移動させる能力がある。変身などに使用する際は、煙を発生させる事で瞬時に手元に呼び出すことも可能。煙とは粒子の集合体である事を意識してか、微粒子レベルで敵へダメージを与える事ができる。
時国剣界時(ジコクケン カイジ)
時の剣士が用いる時の聖剣。特別な剣士にしか扱うことを許さない高難度に位置する聖剣の一つと言われており、神代家に代々受け継がれてきた特別な剣。聖なる時を刻み、時の経過と共に切れ味を増していくという特性を持つ。モード切替によって長剣カイジソードと三叉槍カイジスピアの2形態をとる。
使用者以外の時を抹消する力を持ち、自身は時の流れの外で相手の動きを見極めつつ、相手からすれば使用者が瞬間移動やワープをしているようにしか認識できないという極めて恐ろしい能力を持つ。
聖剣の種類(ドライバー付随型)
聖剣とワンダーライドブックを収めるドライバーの組み合わせによって変身する。
ソードライバーと併用する聖剣と同様聖剣自体にシェルフを持たず、ドライバーのシェルフから伝承を引き出すが、そちらとは異なり一度に使用できるワンダーライドブックは基本的に一冊のみである。
戦闘中のワンダーライドブックを交換してのフォームチェンジはほとんど行わないが、行わずとも強大な力を発揮している。
また、どの聖剣も特殊能力や汎用性が唯一無二かつ高すぎる為、本編・外伝問わず物語に大きな影響を及ぼしており、戦闘メインである他の聖剣と異なりこのカテゴリの聖剣は戦闘以外でも多くの場面で使用されている。
闇黒剣月闇(アンコクケン クラヤミ)
闇黒剣月闇!月闇翻訳!
闇の剣士が用いる闇の聖剣だったもの。最初に生まれた二振りの聖剣の一つだが、現在では禍々しい暗闇を生み出す邪剣に変貌している。
その出自には光剛剣をはじめとする聖剣を悪しき者に使われた際へのセーフティとしての役割があり、他の聖剣を封印できる上に空間を切り裂いての撤退、敵の拘束も両立可能という聖剣でも飛び抜けた特殊能力を持っている。
他にも未来における災いを闇の剣士に疑似体験させることも可能で、災いの起きる複数の未来と、災いから逃れる為の方法を一つ見せるという目的があると思われる。
ライドブックや変身者の組み合わせによっては複数の剣士を同時に相手取っても圧倒してしまう力もあり、作中でもトップクラスの性能を持つ。劇中では最も使い手が目まぐるしく変わった剣である。千年以上前には光剛剣との二刀流で使われていたようで、それぞれの能力が優秀だったことも相まって凄まじい力を引き出していたという。
光剛剣最光(コウゴウケン サイコウ)
最光発光! 最光一章!
使用ベルト | 聖剣サイコウドライバー |
---|---|
使用者 | 最光:ユーリ |
光の剣士が使用する光の聖剣。光剛剣に選ばれた者が聖剣と同化したことにより、剣士が聖剣となる。また、後に変身者が手に入れたエックスソードマンの力で、剣士としての肉体も再び獲得した。
聖なる光を放つその刃には聖と邪を分かつ力があり、これにより人間が変身させられたメギドとの戦いにおいて人間とメギドを分離させる事が可能である。
聖なる光には幻術を打ち破る他、治癒能力・人々の記憶の操作や邪悪を取り払うなどの奇跡を起こす力があり、他の聖剣とは一線を画す様々な能力を持っている。
さらに自身を振るう分身・最光シャドーを召喚できるほか、自身を剣として他のライダーの武器にもなれる。
無銘剣虚無(ムメイケン キョム)
抜刀…! 虚無!
不死の剣士が用いる無の聖剣だったもの。その「無」の力は所謂ノーマルタイプの無属性ではなく虚無の意味であり、聖剣の属性の力を無に帰す能力を持つ。実際、セイバーとの交戦時には火炎剣の炎を無力化する描写が存在する。玩具の都合上ソードライバー型に見えるが、ブックの組み合わせが不可能な事から便宜上はこの括りに入る。
他の聖剣と同様、闇黒剣や光剛剣を元に代々の刀鍛冶によって打たれた聖剣の一つであるが、それ以外の詳細な来歴は不明。
無属性の聖剣であるが、現在は上記の経緯もあって覇剣へと変貌している。(※)後に仮面ライダータッセルの変身アイテムとしても使用された。
中でもバハトは不死の力を持つエターナルフェニックスワンダーライドブックと、変身前でもワンダーライドブックの能力を使用できる覇剣ブレードライバーにより不死身の剣士として君臨。剣共々破滅の本に長年封印されていた。
また、現代の聖剣と違い継承を始めとするしきたりも無い(というかずっとバハトの所有物)事から(特にバハトの消滅後は)多くの登場キャラクターが無条件で使用している。その為、最光や月闇とは別の意味で聖剣の過労死枠とネタにされていたりする。
聖剣と近しい存在
キングエクスカリバー
とある騎士王が振り下ろす、勧善懲悪の一太刀…
使用者 | セイバー:神山飛羽真 |
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特に強力な力を持つワンダーライドブックであるキングオブアーサーの力で使用できる大剣であり、聖剣に匹敵する切れ味をもつとされるが別の存在である。連動して動く巨大剣を顕現させることで、巨獣や城塞など体格差の大きい相手にも単騎で渡り合うことができる。
但しキングオブアーサーのワンダーライドブックと完全に連動しているため、そちら抜きで使用することは不可能。
カラドボルグ
使用ベルト | ドゥームズドライバーバックル |
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使用者 | ソロモン:イザク→(ストリウス) |
11本の聖剣と19冊の本、そして世界を繋ぐ存在の力で「全知全能の書の目次録」に到達することで生まれた、オムニフォースワンダーライドブックに宿る大いなる剣。
世界を使用者の意のままにできる程の恐ろしい力を秘めているとされるものの、目次録を手に入れる儀式の最中に妨害を受けた影響で不完全なものとなった。
仮面ライダーソロモンの変身と同時に出現しているため、キングエクスカリバーと同様にオムニフォースワンダーライドブックに紐づけられていると言える。
剣本体と連動して動く巨大剣を顕現させる、変形形態の巨大剣士「キングオブソロモン」を召喚するなどキングエクスカリバーと共通する能力も持つ。
余談
総数について
『仮面ライダーセイバー』は年間を通して10人以上のライダーを出す事が事前に公表されており、19章で聖剣は11本存在していることが判明した(ライダーの総数は13人)。
- 時国剣界時は第46章で破断されたものの、最終章では(恐らく)直っていたので少なくとも修繕は現在の技術でもできるらしい。大秦寺は新たな聖剣を造る事を目標に掲げてるため、新造も不可能ではないようだ。
聖剣に選ばれる基準について
一部では聖剣に選ばれる人物は名前に「かみ」や「しん」など「神」を連想させる言葉が名前に入っていると言われているが、詳細は不明。
仮面ライダーに変身している人物にはその法則が全て当てはまっていた。
一説によれば本の材料である「紙」と「神」を掛けたシャレなのではないかとも(そうすると、「しん」ではなく「し」かも知れない)。
- 神山飛羽真(「かみ」やま)
- 新堂倫太郎(「しん」どう)
- 尾上亮(お「がみ」)
- 富加宮賢人/富加宮隼人(ふ「かみ」や)
- 緋道蓮(あ「かみ」ち)
- 大秦寺哲雄(だい「しん」じ)
- 上條大地(「かみ」じょう)
- ユーリ(語源となったユリウスは「神の子孫」の意)
- 神代玲花/神代凌牙(「しん」だい)
- 長嶺謙信(な「がみ」ね)
- 亀巳川寿和(「かみ」かわ)
- 新閃恭一郎(「しん」せん)
- 鏡天祢(か「がみ」)
- ソフィア(ギリシャの智慧を擬人化した女神の名前)
- 篠崎真二郎(しのざき「しん」じろう)
この他にもメギド三幹部の他、この法則に引っかかるキャラクターが既に登場済みで彼らもいずれは仮面ライダーになる可能性があるのではないかと考察されていた。
このうち、メギド三幹部、タッセルは「始まりの5人」に数えられていた事が判明した(もう一人は初代マスターロゴス)。
- ズオス(ギリシャ語の「テオス」)
- ストリウス(ラテン語の「デウス」)
- レジエル(ヘブライ語の「エル」)
- ビクトール(ローマの勝利の女神の名前)
- 須藤芽依(メイは英語で5月の事。語源はローマ神話の春の女神「マイア」からだとされる。本繋がりで「頁」説もある)
- 尾上そら(お「がみ」)
実際に2名はライダーに変身したが、その内の1名は聖剣を使わないライダーであった(因みに後者は元詩人(しじん))。
なお無銘剣虚無に関してはやや例外的で、バハトの名前の由来は不明。一説にはバハムートという神獣がモデルだからと推測されている。もう一人の変身者デザストにはモチーフの1つに幻獣フェンリルが含まれている。
セフィロトの樹
全知全能の書を復活させる儀式にて行われた、伝説の聖剣を作り出す11の聖剣がある図式で配置される。
詳細はセフィロト(仮面ライダーセイバー)を参照。
プロップ
基本的にスーツアクターが用いらない変身アイテムの役者用のプロップは、DX玩具の試作品を改造して作られている事が多いが、武器の玩具に関しては変身前の状態で持つことがあまりなかった為、サイズがDX版よりも一回り大きいということは多々あったのだが、セイバーのライダーは「変身アイテム=武器」という性質上、玩具を改造することができずDX版とはサイズ感が全く異なっている。
後に火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷は究極大聖剣としてプレミアムバンダイでDX版からサイズを230%巨大化した全長80cmのものが発売されたが、劇中で使用されたプロップの長さは100cmであるため、これでも一回り小さい。
また、アクション用プロップは突起が無く、軟質素材を使用し、ディテールがかなり平面になっているものが多い為、よく見てみるとすぐに見分けがつくだろう。
ただし、光剛剣最光のみは変身時にブレードを展開するギミックがある都合からか、DX版を改造したものが使われており、変身後に刀身の長いプロップに切り替わっている。
ちなみに烈火、流水、黄雷、虚無のドライバー納刀時のプロップは約30cmであるが、DX版のドライバー付属の剣は約35cmであり、逆にプロップよりDX玩具の方が大きくなっている。
名乗り
ちなみに各剣士には名乗り口上が存在する。
『機界戦隊ゼンカイジャー』第20カイ!ではサーベラとデュランダルの名乗りが披露され、後日談の『スーパーヒーロー戦記』では(カリバーやファルシオンを除いた)セイバーから最光までの剣士の名乗りが披露された。後者での名乗りは「(聖剣の属性)の剣士!(ライダーのフルネーム)」で統一されている。
『ゼンカイ』第20カイ!の場合、「(変身者の名前)、またの名を(ライダーのフルネーム)」となっており、デュランダルは決め台詞「俺を怒らせるな」で締めている。
pixivでは
主に投稿者のオリジナルライダーが使用する聖剣にこのタグが使用されている。
関連タグ
完成形変体刀十二本:特殊な力を宿した刀剣、一定の命名法則がある、持ち主を選ぶ等の共通点がある。
ゼットソード:普通のホモサピエンスには抜けない剣。