概要
仮面ライダーソロモンが使用する黄金の大剣。
第35章でイザクが11本の聖剣と19冊の本、世界を繋ぐ存在によってワンダーワールド内に隠された全知全能の書の目次録に到達したことで入手した、オムニフォースワンダーライドブックに宿る至高の剣。
世界の崩壊を導く力を秘めるとされ、正しくイザクの野望に適した剣である。
オムニフォースと連動し、伝承の力を宿した様々な斬撃を繰り出す。
剣身に光をまとい、振り抜くと共に巨大な刃で広範囲を薙ぎ払う、巨大なカラドボルグを召喚すると言った、聖剣を凌ぐ大出力と物量に物を言わせた無差別攻撃に特化している。
さらに、使い手を中心に魔力場を展開する事で聖剣の力を減衰させ、持ち主の思考に呼応して剣神の如き実力を発揮させる等、持ち主には比類なきパワーアップを、敵には大幅なパワーダウンをもたらす。
更に必殺技などで呼び出す巨大なカラドボルグは同型のキングエクスカリバー同様に巨大な剣士・キングオブソロモンへと変形させ、複数体召喚して巨人軍団として使役する事が可能。
至高の剣ではあるが、この大剣は聖剣ではない。
カラドボルグはワンダーライドブックを使用した際に召喚される大剣である事から、扱いはキングオブアーサーを使用した際のキングエクスカリバーとほぼ同様。
キングオブアーサーが儀式に使用された事や、オムニフォース形態の胸部装甲「ソロモンキュイラス」に異なる伝承の力を複雑に組み合わせる機能がある事、手元の大剣と連動して動く巨大剣を顕現させた攻撃など、関連性がありそうな点こそあるが、詳細は不明。
「聖剣では無い」ので、無銘剣虚無の聖剣の力の無効化に影響されず、闇黒剣月闇の持つ聖剣の封印が通用しないという利点もある。
また、キングエクスカリバーと異なり、変身前でも使用できる。
イザクのセリフから儀式が成功した時に手に入る新たな聖剣も誕生するはずだったが、儀式の最中に飛羽真の妨害を受けたことで、本体のオムニフォースワンダーライドブックは不完全な状態で作り出される事になったため、その影響で聖剣も誕生しなかった。
本体が不完全であるため、召喚されるカラドボルグも完全な物では無い。
本来ならば後に飛羽真が手にする銀河の剣が誕生するはずだったと言う。
長らくイザクが得物としていたが、第40章の最後でストリウスがオムニフォースワンダーライドブックを奪ったためこちらも所有権が移動。
第42章で人間態の状態で使用しデザストの攻撃をいなすのに用いられ、同時にこれが最後の登場になった。
余談
- キングオブアーサーの持つキングエクスカリバーのリペイントであるが、伝承においてカラドボルグはエクスカリバーの原型となった剣であるため、伝承から見るとこちらの方がオリジナルの可能性がある。
- 誤解のないよう言っておくが、伝承におけるカラドボルグの持ち主はソロモン王ではなく、ケルト神話の英雄フェルグス・マック・ロイである。
- ストリウス本人は第42章で用いたが、後に彼の変身した仮面ライダーストリウスは用いていない。
- 仮面ライダーソロモンの変身に使用する「オムニフォース」の2ページ目にはカラドボルグを手にしたソロモンの右腕が描かれているが、ストリウスの変身に用いる『「オムニフォース」に「アルターブック」などを追加で融合させた「グリモワール」』の2ページ目には7体のメギドが描かれており、関係があるかは不明だが絵面から察するに使用不可になっているのかも知れない(グリモワールの表紙に一部分だけ描かれてはいる)。
- セイバー本編は2021年8月22日で完結したがこちらの玩具化は音沙汰がなくオムニフォースワンダーライドブックやドゥームズドライバーバックルを通り越し、後から登場したグリモワールワンダーライドブックやワンダーオールマイティワンダーライドブックに先を越されてしまっている。
関連タグ
キングエクスカリバー:リデコ元。強大な力を秘めたワンダーライドブック・キングオブアーサーに召喚される剣であり、ワンダーライドブックの設定を考えるとカラドボルグと何らかの関係がある可能性がある。