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フェルグス・マック・ロイ

ふぇるぐすまっくろい

ケルト神話(アルスター神話)に登場する英雄。
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フェルグス・マック・ロイとは、ケルト神話(アルスター神話)に登場する英雄である。
この人物をモデルにしたFateシリーズのキャラクターはフェルグス・マック・ロイ(Fate)へ。
アルスター王で、カラドボルグで竜を倒した英雄はフェルグス・マック・レイである。

概説

脅威の魔剣カラドボルグを振るうアルスターの赤枝騎士団の一員で、大英雄クー・フーリンの養父にして剣術の師に当たる人物。
豪放磊落、戦いと宴と女をこよなく愛し、盟友との誓約(ゲッシュ)を重んじる篤実さを供えた、典型的なまでなアルスター神話の豪傑にして好漢。
「クーリーの牛争い」でコノートに属し、アルスター側のクー・フーリンと戦う運命を辿ることになった。

経歴

元はアルスター国の王子という誉れ高き出身だったが、先王の妻である未亡人ネサが、フェルグスの妻となる代わりに連れ子を1年間だけ王にしてくれと頼まれ、これを了承。
こうしてネサの息子は1年間王となるが、彼の統治が余りに見事であったため、約束の1年を迎えても臣下たちはフェルグスが王位に戻ることを認めなかった。
この王こそ、フェルグスと因縁深いコンホヴォルである。
結局フェルグスは王に戻らないままアルスターで暮らし、コンホヴォルの息子であるコルマクと親交を深めていたが、父ローイ王が兄弟によって謀殺され、アルスターを追われる。
追放後はコノート国で女王メイヴの下に身を寄せ、コノートの戦士となった。

時が過ぎ、ある日から夫であるコノートのアリル王とメイヴが互いが所有物の優劣を競うようになったこのときアリルが所有する名牛フィンドヴァハナに対抗しようと、メイヴはアルスター国にいる名牛ドウンを借りようと交渉するも突っぱねられてしまう。
怒ったメイヴはドウンを手中に収めるべくアルスターに進攻を開始。
これが「クーリーの牛争い」の発端である。

戦いはやがて激化し、アルスターと反アルスター連合による大戦争に発展。
その総司令としてフェルグスに白羽の矢が立った。
しかし戦場でフェルグスは、かつての教え子であり歳の差を超えた親友である、アルスターの大戦士へと成長したクー・フーリンを目撃する。クー・フーリンもフェルグスを見つけ、彼と争うことを避けたいと考える。そこで二人はケルト人特有の「誓約(ゲッシュ)」を交わし、互いに戦場で遭遇した時には争いを避けることにする。
こうして「牛争い」の戦況は膠着していき、またフェルグスも度々クー・フーリンの苦境に遭遇しては彼に助力したため、やがてフェルグスも「臆病者」や「裏切り者」と言った讒言に晒されていく。

アルスターの戦士のありようを知っていたメイヴはこれをよしとしなかったため、戦士の誇りを取り戻させるためにフェルグスに出陣を要請。やむなくフェルグスも戦士として戦う覚悟を決め、息子の仇であるアルスターのコンフォボル王の軍勢と激突。三度もの突撃を仕掛け、百人の戦士を屠り去り、遂にコンフォボル王に肉薄する。カラドボルグの魔力を込めた斬撃を三度浴びせ、魔盾オハンで耐え忍ぶコンフォボル王に膝を付かせるも、寸でのところで盟友だったコンフォボル王の子息に涙ながらに制止され、やむを得ず断念したという。
あまりの悔しさにフェルグスは王の首の代わりに、そこから見えた向かいの丘の頂三つをカラドボルグで切り崩したという。

最期は、メイヴとの親密な仲に嫉妬したアリルに入浴中に暗殺されたとも、湖に住む怪物と二日に渡って戦い惜しくも斃れたともされている。

人物

七百余人分もの神の力を宿した大戦士であり、牛飲馬食で女をこよなく愛する。
特に女性に関しては、あまりの性豪ぶりに付き合う女性が音を上げてしまい、妻に娶ったのはそれを受けとめられた森の女神だったという伝説が生まれるほど。

剛毅かつ豪放磊落な戦士だが、同時に戦争においては冷静な指揮官でもあり、卓越した戦術と自らの剛腕を持って味方を守った。またクー・フーリンをはじめ、盟友との絆は例え戦場においても優先するほどの篤実さを持ち合わせ、誓約(ゲッシュ)を以てはそれに必ず基づく律儀さも兼ね備えた。

良くも悪くも“アルスターの大戦士”としての気質が強く、それに則した生き方を貫いた人物である。

魔剣「カラドボルグ」

フェルグスの愛用した魔剣。詳しくは当該項目に譲るが、その威力は絶大であった。

関連タグ

ケルト神話 英雄
豪傑 戦士
クー・フーリン メイヴ

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