Enter The GAME!Riding The END!
CV:諏訪部順一
概要
『仮面ライダーエグゼイド』に登場するアイテム「ライダーガシャット」の1つ。
メインカラーは黒と黄緑。システムボイスがこれまで仮面ライダーたちが使用していたガシャットとは異なっている。
ラベルにはエグゼイドを始めとする仮面ライダーが描かれている。中央には「仮面ライダークロニクル」に登場するラスボス・ゲムデウスに唯一対抗できる伝説の戦士とされている「仮面ライダークロノス」が描かれている。
管理者権限のあるマスターガシャットに加え、市販品として複製されたガシャットが存在する。なお、外見上の違いはない。
ゲームのコンセプトのためか、ライダーガシャットでは珍しく起動スイッチを押した際のスタート画面は表示されない(本編外では幻夢無双ガシャットが存在する)。
マスターガシャット
仮面ライダークロニクルガシャットのマスター版。
管理者権限を有し、ガシャットにゲームキャラクターとして登録されているバグスターは自由に消去・復活させる事ができる。また、仮面ライダークロニクルの犠牲者のデータが保管されているプロトガシャットにアクセスする際にも必要となる。
仮面ライダークロニクルによって発症するゲーム病を完治させるには、このマスターガシャットを破壊するしか無い。
初登場は第22話終盤。檀黎斗が幻夢コーポレーションを占拠した際に手にしていた。第23話でパラドが黎斗を殺害して未完成品を奪取し、続く第24話ラストにて完成。以降は天ヶ崎恋の管理下に置かれた。
第32話にて「世界初のバグスターウイルス」を自身に感染させ完全な抗体を身につけていた檀正宗が天ヶ崎からバグルドライバーⅡと共にマスターガシャット横取りし入手。
「奇跡に等しい確率」とされているクロノスへの変身も成功させてみせた。
この変身以降、所持者である正宗はクロノスの能力も相まってバグスターの生殺与奪を完全に支配する立場となった。
「人間をバグスターによる死のゲームに引きずり込む」ガシャットから「バグスターを殺せる存在」が誕生した瞬間である。
第40話でエグゼイドとパラドクスの協力プレイによってクロノスが敗北した際、遂にマスターガシャットが破壊されたが、敗北を認められない正宗が激高した瞬間、それに呼応するかのように彼の体内のバグスターウイルスが活性化しリセットが発動。ハイパームテキガシャットが完成する直前まで時間が巻き戻り、破壊されたはずのマスターガシャットが破壊される前の状態へと復元された。
最終話にてクロノスがエグゼイドに敗北した事でマスターガシャットも損傷。
最後は正宗が破損寸前のマスターガシャットを自身の胸に突き刺し、消滅者のデータへのアクセス権を道連れにする形で破壊した。
市販品のガシャット
マスターガシャットを基に制作された、初の市販用且つ量産型のガシャット。
告知なしの一般販売という形で発売され、日本各地で飛ぶように売れている。
使用者をライドプレイヤーに変身させる機能が備わっている。また、クロノスが「プレイヤーの最高到達点」とされていることから、恐らくマスター版と同様にクロノスへの変身も可能。
仮面ライダーとは違い適合手術の必要がなく、ガシャットが手元にあれば誰でも変身できる。
ドライバーも必要としていないことから、デュアルガシャットに近いシステムのガシャットだと思われる。
一般に幅広く出回りながらもその本質はやはりライダーガシャット。
起動した時点でプレイヤーはゲーム病に強制的に感染させられるという恐ろしい機能が搭載されている。これにより、プレイヤーは一度ゲームを始めてしまうとゲーム病で消滅するか、ゲームオーバーとなって死ぬかの二択を迫られることになる。
しかも恐ろしいことにこのゲームのCEROレーティングはA(全年齢対象)であり、金さえあれば誰でも容易に手にできてしまう。
ただ、回収・使用禁止令を発令し記者会見で真摯に国民に訴えた衛生省の働きかけや、感染者を救う為に奮闘する仮面ライダー達により命を救われた事が切っ掛けで、このガシャットを返却する者も現れ始めている。
しかし、天ヶ崎が打ち出した広告により「ゲームクリアで犠牲者を取り戻せる」と信じ込んだ一般人がゲームを始めたことで、再びプレイヤーが増加した。
ゲーム内容
このガシャットには、黎斗が完成させようとしていた究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」の力が込められている。
このゲームの詳細については個別記事を参照。
仮面ライダーアウトサイダーズ
前身となる『仮面ライダーゲンムズ』にも登場。
前編で正宗がクロノスの変身に使用していた。
後編では、仮面ライダーゲンム 無双ゲーマーのホルダーに装備されている。実際に使用されることはなかったものの、無双ゲーマーが「父と私の愛の結晶」としてポーズ能力を獲得している。
本編ではEP2「滅びの予兆とデザストの覚醒」終盤で初登場した。
ニコだけでなくエコルも所持しており、白黒のバグヴァイザーを利用して、ブロンズドライブとブレンを復活させた。
リブートさせられたゲームについては仮面ライダークロニクルの記事参照。
玩具版
DXバグルドライバーツヴァイとセットで2017年5月13日(土)より発売。
その後、食玩版とガシャポン版が発売されたが、ライドプレイヤーへの変身音はオミットされたクロノス専用のものとなっている。
さらにプレミアムバンダイ限定アイテムとしてライドプレイヤーver.の発売が決定。
- ライドプレイヤーの変身解除音と西馬ニコの台詞を各種新規収録
- 端子部分の発光グラフィックをクロノスからライドプレイヤーに変更(開発者ブログによれば市販版という想定)
- 本編に登場したものとほぼ同デザインの幻夢コーポレーション製ボックスが付属(ゲームではなく玩具のためCEROマークはつけられなかったため、その部分のみ黒で塗りつぶされている)
という仕様となっている。
エグゼイド本編の仮面ライダークロニクルガシャット同様に事前予告もないまま予約が開始されたが、(上記のようにDX版以外はライドプレイヤー音声がないため)クロニクル難民が多かったこともあってか、一次受注分は即日完売している。