概要
本作の戦闘員担当の機械兵。外部からの操作を必要としない自律型であり、管理者の命令に従い集団で任務を遂行する。製造しているのは難波重工。
主に東都政府が特殊部隊として運用しているが、難波重工が密かにスポンサーとなっているファウストでも運用されている。
サイボーグではなく完全なアンドロイドであるが、ただの人間である万丈龍我に簡単に破壊されていた為、装甲自体はそれ程強固ではない模様(とはいっても龍我がスマッシュの成分を注入されていたため、彼が常人以上の力を発揮出来たとしても何ら不思議ではないが…)。
この他、多数の機体が合体して巨大な兵器としても活動できる機能が搭載されている。
また、指名手配されたビルドを途中までは追跡しても、死角に隠れて変身を解除した戦兎の姿を見た途端にビルドを見失ったと判断してしまう(人間ならばまず戦兎が怪しいと判断する状況である)など、自律型ではあるが搭載されているAIはそれほど融通の利いた行動は取れない様子。
(もしくは、意図的に戦兎を追跡対象にしないようにプログラムされている可能性もある)
戦闘員ポジションだけあって単独での戦力はやや心許ないが、統率の取れた集団戦法はスマッシュを圧倒して追い詰めたこともあり決して侮れない存在である。
運用している勢力によって各部が異なり、公式では名前の後にそれぞれの勢力の名前が付いている。
そもそもは戦闘用に開発された犯罪者対処用の処刑兵士であり、一般的には治安を守る兵隊だが、ファウストVer.はその戦闘用としての状態が表出化した姿。
他陣営で運用されているガーディアンには難波重工によって細工が施されており、一定の信号を送るとファウストの指揮下に入るようになっている。
最終回後の新世界では当初は存在すらしていなかったが、『仮面ライダークローズ』にてキルバスが起こした事件で開発や製造に携わった人間の記憶が戻ったためか、『仮面ライダーグリス』では日本政府によって制式採用されたものが登場している。
各Ver.
(東都Ver.)
身長:188.0cm、体重:103kg
東都政府が特殊部隊として運用しているタイプ。 セーフティパネルの色は緑色。
コンパクトな形状の銃剣付きアサルトライフルの「セーフガードライフル」やロケットランチャーで武装しており、ターゲットを追跡する際は「キャピタルローダー」と呼ばれる専用バイクを使用し何処までも追尾する。
普段は3都のシンボルマークがあしらわれた隊服のような衣装を着ておりフルフェイスヘルメットを被った人間のように見えるが、合体などの場合は衣装を破り捨ててメカニカルなボディが露わとなる。
(合体状態)
身長:7.44m、体重:14.5t、特色/力:搭載火器による火力支援
初出は第2話。
数十機のガーディアンが、変形合体という男のロマンのプロセスを得て成る事の出来る拠点防衛に特化した形態。
その巨体と重量を生かして接近した敵を踏み潰す攻撃や、搭載された複数のライフルで多数の敵を同時に一掃できる能力を持つ。
ちなみに第10話でブラッドスタークが乗った際、カラーが赤色に変化していた。
(ファウストVer.)
身長:188.0cm、体重:102.6kg
ファウストが運用しているタイプ。
基本的なスペックは東都のものと変わらないが、各部の機械部分が露出している。頭部と胸部は「セーフティパネル」が取り付けられておらず、回路がむき出しになっている。他陣営が運用するガーディアンがファウストの指揮下に入った時も、識別のためか自動的に頭部のセーフティパネルが破壊される。
抹殺対象に張り付いて自爆するという、機械兵士ならではの攻撃も行う。
以降の作品でもこのタイプが登場する。
(北都Ver.)
身長:188.0cm、体重:103.0kg
北都に配備されている機械兵。基本性能は東都政府のガーディアンと同等で、武器も同じくセーフガードライフルを使用する。セーフティパネルの色は青色。胸部の装甲には北都のシンボルである青い福寿草が描かれている。
(西都Ver.)
身長:188.0cm、体重:103.0kg
西都政府の特殊部隊に所属されている機械兵士。公式ホームページにデータがアップされていないため詳細は不明だが、後に仮面ライダー図鑑にて基本性能や所持している武器は東都政府や北都政府のガーディアンと同等とのこと。ちなみにセーフティパネルの色は赤色と大変鮮やか。
(ダウンフォールVer.)
ダウンフォールによってハッキングされ、支配下に置かれたガーディアン。
セーフティパネルの色がダウンフォールのシンボルマークがあしらわれたカーキ色になっていること以外は、オリジナルと変わらないと思われる。
(Xガーディアン)
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』に登場した財団X製のガーディアン。服は来ておらず頭部と胸部にXの文字が描かれている。
最上魁星のエニグマを使った最終作戦で大量に投入され、積み重なることで2基のエニグマが合体するための土台となった。
またそれ以外にも地を埋め尽くすほどの数が現れ、6大ライダーとクローズを迎撃するが最終的に全て掃討された。
財団Xがどうやって全くの異世界であるビルドの世界の技術を入手したのかは明言されていないが、財団Xがいる世界の最上が、ビルドの世界の自分から何かしらの情報や技術を提供された可能性が高いと思われる。
『memory_of_heroez』ではバックに財団Xが関わっており、仮面ライダービルド登場怪人の中では唯一の出典となる。銃剣が装備されたライフル銃が武器であり、個体によっては原典では使用しなかったXと掛かれたライオットシールドを装備している。また、ネイビーに彩色された大型の個体も確認できる。
(ハードガーディアン)
身長:204.8cm、体重:239.5kg
難波重工が新たに開発した、重装タイプのガーディアン。
完全に戦争のための軍事兵器として運用されており治安維持用と偽る必要がなくなったからか、人間とほぼ変わらない背格好だったガーディアンとは異なり全身に重装甲が施されている。武装も右手にガトリングガン、左手にシールドクロー、両肩にミサイルポッドと相当な重武装となっている。
更に全身のユニットを換装することで様々な任務に対応可能で、高い完成度を誇る人型兵器となっている。
その戦闘力はライダーシステムに匹敵するほど高く、初めての実戦投入では大量に生産されている戦闘員ポジションであるにもかかわらず、クローズチャージやグリスを圧倒していた。
開発者である難波重工が崩壊した後は、エボルトやその臣下となった内海の兵隊として、ファウストのガーディアンと共に運用されている。
スーツはガーディアンの改造ではなく、番組前半に登場したスマッシュから下半身の部分を流用している。
フライングやミラージュら細身スマッシュの下半身を持つ個体と、ストロングやバーンら太身スマッシュの下半身の個体がある。
下半身の問題のためか2着ほどしか無いようで、大量に出現するシーンではCGで数を増やしている。
デザインの細かさがもはやロボットの域だからか、立体物はデザイン画に比べてかなり簡略化されている。
(ハードガーディアン合体状態)
身長:7.44m、体重:33.7t、特色/力:拠点防衛能力
数十体のハードガーディアンが変形・合体した姿。
機銃やミサイルポッドを全身各部に搭載し、重装甲化により防護シェルター並の耐久力を持つ。
改良型の操縦モジュールによって機動力も高められており、総合性能は従来型のガーディアン(合体状態)の1.5倍にまで向上している。
ガンバライジング
ボトルマッチ1弾から敵CPU限定で登場。姿は東都Ver.の隊服を脱いだ状態のものである。
立体物
食玩「装動シリーズ」ではバリエーションの豊富さ故に「創動アクションガーディアンズ」というガーディアンだけの特別弾が組まれる事となった。
ガーディアン西都Verと北都ver、ハードガーディアンは「創動アクションエネミーズ」にラインナップされた。
余談
キャピタルローダーのベース車両はホンダ・XR250。
前作でも怪人のモータスが使用していた。
スーツは通常のアーマータイプと各組織の隊員服がある。
後に通常のアーマータイプのガーディアンのスーツが1着ほど、『仮面ライダージオウ』に登場する仮面ライダーキカイのスーツに改造されることになった。
また、『仮面ライダーゼロワン』でも複数のスーツが、デイブレイクが起こった時代に使われていた際の旧世代型ヒューマギアのスーツに改造、武器のセーフガードライフルもトリロバイトマギアの武器として分解して流用されている。
加えて、『仮面ライダーリバイス』の仮面ライダージャンヌ・トリケラゲノムのラブコフがゲノムチェンジした際の姿でセーフガードライフルが流用・リペイントされている。
また、ジオウ本編のEP47ではビルドライドウォッチが壊れた影響で、スカイウォールやストロングスマッシュハザードと共に出現。人々を襲って回っていたが、駆けつけたゲイツやウォズと交戦し、ゲイツリバイブ剛烈とウォズギンガファイナリーの同時必殺技でストロングスマッシュハザード共々呆気なく倒された。