概要
ぽわぽわ頭の僕っ娘。主人公かずみもその一員である『プレイアデス聖団』の魔法少女。
リーダー的存在の浅海サキが大好きで、よく一緒にいる。
身長が低く、ピンク髪の魔法少女というヒロイン属性を持ち、変身後のステッキと頭飾りにはハートまでデザインされている。姿だけなら主人公なのだが、濃い面子が目白押しな登場人物たちに埋もれてしまい、驚くほど目立てなかった。
2巻までは読者から「ステルスみらい」「 」「\ミッライ-ン/」などと呼ばれていた。
なおこのステルスネタは平松氏公認で、「4話の初稿を書いている頃は、みらいの魔法が「ステルス能力」だったりと設定がふわふらしていました」とのこと。
彼女の”願い事”
ソウルジェムに込められた願いは「ずっと自分の友達だったテディベアのための博物館」。
瓶底眼鏡をかけ、一人称が「ボク」なみらいはクラスから気持ち悪がられ、トモダチがいなかった。その寂しさを紛らわせるためにくまのぬいぐるみ、テディベアを作っていたが、テディベア以外の友だちが出来なかった事に絶望。これによって他のメンバー共々魔女につけ込まれるも、ミチルに救われる。ちなみに一つとして同じものはなく、おそらく全てにシリアルナンバーがある。ちなみに665号は眼帯がついている。総数666体。
そんな彼女の心の底からの願いは「トモダチが欲しい」。だが魔法少女となると決意した時に、サキさんも含めた他の6人もトモダチとなったので彼女の願いは叶ってしまった。
そこでサキさんが「今までキミを守っていた友達(テディベア)のために願っては?」と提案したため上記のものとなった。
この博物館は和紗ミチルによって若葉みらいの名前そのものな、明日葉の英語名のアンジェリカをつけた「アンジェリカ ベア」と名づけた。
ちなみにみらいが今でもテディベアを作っているかは不明だが、少なくともかずみへのプレゼント用として一体作っている。メインは首にさげてるネコのキーホルダーだが、テディベアには耳や足の裏に渦をあしらってあるので666体の一体ではなく、かずみのイメージにあわせて作ったのだろう。
ソウルジェムの色はピンク、シンボルマークはハート、変身後の位置は首。
戦闘スタイル
武器はみらい本人曰く「たぶん魔法のステッキ」。
だが巨大な剣に変化させることが可能で、その大剣で魔女を一刀両断する。
みらい「ボクもたぶん魔法のステッキだよ、かわいいでしょ〜〜♡」
ニコ「大剣に変化するあたりかわいいと思わせて「アレ」なみらいらしいよな」
みらい「アレってなによアレって」 (4巻カバー下より)
また鋭い歯で相手を噛み千切るテディベアを大量に召喚する魔法「ラ・ベスティア」を使い、数の暴力で敵をズタズタにする。さらに「ラ・ベスティア・リファーレ」で無数のテディベアを合体させ巨大テディベアにして魔女の動きを止めてから、上記の剣でテディベアごとぶった斬る。
なおこの戦法をとったとき、上記の理由でみらいはかなりの激昂していたので、普段から今まで自分を守ってくれたトモダチであるテディベアごとぶった斬る戦法をいつもしているとは限らない。
この「ラ・ベスティア」は、5巻の魔女軍団の説明で群体支配魔法であることが判明。事実魔女や使い魔を支配して操ることが可能。このことから上記の召喚されたテディベアは「使い魔を作り変えたものでは?」という説が存在する。
ちなみにこのテディベア、一度命令を与えればみらいが操作する必要ないようで、最悪彼女が死んでも命令通りに動く。
キャラクター
ネタバレを含みますので注意
3話にてサキに抱きつきながら登場。
海香やカオルが魔女にさらわれた一件は自分のせいだと責めたり、勝手に二人をお星様にするかずみをツッコミや活を入れるために引っ叩いたりした。不器用ゆえついつい暴力的になりがちながらも心の優しい子という印象だが、周りのキャラに押され影が薄くなる。
ファンでさえいたのかどうかわからなくなる事があるくらい、特に活躍も目立つシーンあまりなかった。
印象のあるシーンといえば、上記のかずみを引っ叩くシーンと、かずみを連れ去って行ったユウリ様に対して憤慨しているシーンなどで、ほとんどない。
だが来るべき9話の「レイトウコ」にて、みらいは弾けた。8話の最後に神那ニコが突然魔女化というオクタヴィアを彷彿とさせる登場をした弾丸の魔女の攻撃により自分をかばったサキがケガをした事に激怒。
「ボクのサキを傷つけやがってええええ」
それが仲間だった事も忘れて真っ二つにしてしまう。ちなみにサキさんのケガというのは頬を切っただけという、バトルものの漫画などならケガにも入らないほど小さなものだった。これにより読者のみらいに対する認識が、”ステルス”からヤバイ子に変わり、彼女を怒らせてはいけないと戦々恐々したとか。
第10話「チチンプリン」にて、昔ボクっ娘であることで周囲から気持ち悪がられていており、瓶底眼鏡をかけていたことが判明。テディベアはトモダチのいない寂しさを紛らわすために作っていた。
そのためか、第11話「デッドオアライス」で自分を守ってくれた事に対して感謝し、続く12話「プレイアデス」にてテディベアの666という数字を指しながら、「この子は666番目のトモダチだろう?」「妹も似たようなことをしていた。似ているんだキミは」などを言ったりしてくれたサキさんに、今までトモダチがいなかった反動も手伝って一気に特別な想いを持つようになる。
その想いはなにがあろうと決してブレることはない。たとえ、サキが魔女化し、自身が食い殺されたとしても。
そのため、サキさんがミチルがなくした祖母の形見のピアスと同じものをプレゼントする場面では暗い表情をしていた。またサキさんに可愛がられているかずみを疎ましく思っていたような節がある。
15話では、魔女化の恐怖で乱心した里美を暴走したかずみが無残に壁に叩きつける(正確に言えば魔女化した里美と彼女の死体)姿に、青褪めた表情で見るサキとは対照的に冷たい表情で見ていた。
決してサキにとってみらいはどうでもいい存在ではなく、かつての自分のようにボクっ娘のみらいを、「同い年なのにまるで昔の自分を見ているよう」と特別な感情を抱いていた。そのことをみらいは「サキはボクで、ボクはサキなんだから」と表現している。
しかし、サキが何度繰り返してでも救うと誓い、魔女化した後にも生前の思いを継いで危害を加えずに身を捧げた相手はかずみであり、みらいのサキの愛するかずみや他の全てを蔑ろにしたサキへの思いは視野が狭く一方的なものだったといえるだろう。
「大好き」と思いを告げてサキだった魔女に食われた彼女の最期は、通じない合わない思いを反映したように皮肉的なものであった。
余談
実は彼女の魔法少女服はかずみやユウリ様と同様に問題がある。一言で言うなら風俗嬢。
前が大幅に開いたピンクのドレスの下は黒い下着姿と言っても過言ではない格好である。下手すると露出度ツートップの二人よりもエロい。
そんな格好で美樹さやかなみのアクションをするのだから、パンチラどころパンモロ&ブラモロである。
1巻のあとがき曰く「この露出は私(作画の天杉貴志氏)のモチベーション」だそう。よく委員会がOKを出したものである。
もっとも、そういう意味では聖団にはさらにヤバイ娘がいるのだが。
マギアレコード
イベントThe_Cuddly_Despairsでサキの口から言及されている。
関連タグ
かずみ 牧カオル 御崎海香 浅海サキ 宇佐木里美 神那ニコ ジュゥべえ 和紗ミチル