概要
ドラゴンボールSDとは、最強ジャンプで連載されているドラゴンボールのリメイク版で、キャラクターのほとんどがSDで、主人公の孫悟空からはじめ、ブルマやヤムチャなど登場する。
また、本家連載当初にはなかった用語や登場するのは先のキャラクターがギャグとして登場するなど本作品のオリジナル感もある。
本家に比べ、自虐ネタや本家での死ネタなどを使うなどブラックになったり、キャラ崩壊レベルで善悪が逆転する回も存在する。
登場人物
基本設定は原作とほぼ同一となっているが全キャラ、回によって絶対にしない発言や行動をすることがある。
主なキャラクター(少年期編中心)
孫悟空
原作および本作の主人公。本作では、大人になって心臓病および「ネズミ嫌い」になった理由が、ネズミを口に含んだためと示唆されている。
- 超サイヤ人 孫悟空
ブルマや亀仙人に「あんたもそのうちきたない大人になる」「男はみんなスケベ」と言われた際に、老界王神にエッチな本で交渉する姿が描かれた。
原作同様、ピラフのアジトで初登場する。
ブルマ
原作初期および本作のヒロイン。原作よりお色気描写は控えめ。単行本1巻の話間の空白ページでバニー姿の回を抜かされてグチをこぼしていた。
亀仙人
原作同様、孫悟空の師匠。
原作と違ってかめはめ波を使うタイミングが異なり、筋斗雲を悟空に託した際に襲ってきたピラフ一味の撃退に使用。また悟空やブルマの頼みに際してエッチな要求をすることが減っており、無償でドラゴンボールを渡したり芭蕉扇や潜水艦を貸している。スケベなので筋斗雲に乗れない。単行本1巻では原作でのパフパフのシーンが抜かされてグチをこぼしていた。
原作同様、亀仙人の変装。悟空とクリリンに「広い世界には上には上がいる」ことを教えるため天下一武道会に参加した。原作同様飛び蹴りで勝利するが、勝因である足の長さの差について「SDだと変わらない気がするがそういうことにしておこう」とつぶやいていた。
ピラフ、シュウ、マイ
ドラゴンボールで世界征服を企む3人組の小悪党。原作よりも少し早く登場するが、亀仙人と孫悟空に倒される。
ウーロン
原作同様、変身能力を持つブタ。女性を誘拐しようとしていた(今作では悟空たちが守った娘以前にはさらっていない模様)。大猿化した孫悟空に対して、「ベジタブル星のヤサイ人という宇宙人」という予想をたてている。
ウーロンがイケメンを想像して変身した姿。女装した悟空の立小便を見て怪物形態になる。
ウーロンが「ヤムチャを倒せる存在」を想像して変身した姿。ヤムチャはその姿を見ただけで倒れてしまう。
チチ
原作よりも早く孫悟空たちと出会い、一時的に旅に同行する。原作ではウーロンが持っていたワゴン車型のカプセルを持っていて、ブルマと一緒に入浴するシーンもある。原作同様、股を蹴られて悟空との結婚を決意するが、悟空にニートにだけはならないでとお願いする。
ヤムチャ
原作同様、盗賊だが、孫悟空たちを襲う理由はピラフ一味に雇われたためとなっている。レッドリボン軍の本部に乗り込む際、ウーロンとブリーフ博士に「もうついていけないんじゃないのか?」「置いていった方がいい」とボロクソに言われて「まだついていけるわ!」と返した。
プーアル
原作同様、変身能力を持つネコ。原作と異なり、ウーロンとは昔からの知り合いではなく、荒野で初対面である。
クリリン
原作同様、孫悟空の修行仲間で、親友。原作とは異なり、多林寺を出たという設定はなく、天下一武道会予選で多林寺の先輩と再会するシーンもなかった。
仏滅ギャル
亀仙人のピチピチギャルを連れて来いという要求でオトコスキーの次に孫悟空が連れて来た。「胸に尻があるやつがいいんだな?」と悟空が勘違いした。
ランチ
原作同様、くしゃみをすると性格が変わる。そのことに対しクリリンは「伝説の超地球人では?」と聞いていた。
兎人参化
ウサギ団の親分。本編は出番なし。単行本2巻の話間の空白ページにて、ジャッキー・チュンに月が破壊されたことを知り呆然としていた。
ブリーフ博士、パンチー
ブルマの両親。悟空は2人の名前から「ブルマに子供ができたら「ふんどし」になるのか」と考えていた。パンチーは単行本2巻の話の間で「『銀河パトロール ジャコ』にも出演しているのよ」と宣伝している。
なお、ブルマの母の名前は原作では設定されておらず、原作者の鳥山の「名付けるならパンチーにしただろう」という発言を本作で採用した形になる。
ウパ、ボラ
聖地カリンに住む。成長後、目が変化していることをボラにツッコまれていた。
占いババ、オバケ
ほぼ原作通りの登場。
ドラキュラマン、スケさん、ミイラくん
占いババの戦士。ほぼ原作通りの登場(スケさんとの戦闘だけ誌面の対象年齢の都合上カットされている)。
アックマン
占いババの戦士として原作通り登場。なお、同時にもう一人のアックマンも登場。
孫悟飯
占いババの戦士として原作通りあの世から登場。なお、同時にもう一人の孫悟飯も登場。
天下一武道会関係者
ナム
天下一武道会出場者。アナウンサーから「カレー王子」と呼ばれていた。悟空との対戦はページの都合でダイジェストにされ出番はほとんどなし。その扱いについて話したところ、アナウンサーからは「チャパ王として次の武道会にまた参加できる」と言われていた。
ギラン
天下一武道会出場者。悟空との対戦はページの都合でダイジェストにされ出番はほとんどなし(原作ではこの試合中だった悟空のしっぽ再生は、予選直前に繰り上げ)。オマケ漫画ではギランによく似た生物(シンバル)が孫悟空に焼かれ食べられていた。
レッドリボン軍関係者
レッド総帥
レッドリボン軍の総帥。原作とほぼ同様の扱い。
ドラゴンボールの願いは「身長を伸ばしてほしい」と変わらずだが、「原作とSDとほとんど変わんないキャラクターの気持ちをわかってたまるか」とメタ発言している。
ブラック補佐
レッドリボン軍の一員でレッド総帥の補佐。原作とほぼ同様の扱い。
シルバー大佐
レッドリボン軍の一員。本作ではホワイト将軍と同じ地区を管轄、兵士2名と共に食料を奪いにスノの家に来て悟空と遭遇。
ホワイト将軍
レッドリボン軍の一員。原作とほぼ同様の扱い。
ムラサキ曹長
レッドリボン軍の一員。原作とほぼ同様の扱い。五つ子であることが判明した時にギニュー特戦隊のポーズをとる。
人造人間8号
レッドリボン軍の人造人間。原作同様悟空をサポートした。「ハッチャン」というあだ名に対し「18号がいればジュウハッチャンになるな」と笑っており、18号からツッコまれていた。
ドクター・ゲロ
レッドリボン軍の科学者。原作と違いマッスルタワー時点で存在が明かされ、8号の失敗について「今度はイケメンとピチピチギャルの完璧な人造人間を作る」と発言したが、それを聞いたホワイトからは「また失敗しそうな気がする」と言われていた。
単行本2巻のおまけ漫画では人造人間の素体として少女を勧誘していたところ、現れた悟空に人造人間9号をけしかけているが、あっさり撃破され改心したように見せかけた。しかしそれからますます打倒孫悟空の意志を強めていたため、結局未来は変わらず。
ブヨン
マッスルタワーの5階に住む怪獣。本編では出番なし。単行本2巻の話間の空白ページでは5階を素通りされて愕然としていた。
ブルー将軍
レッドリボン軍の一員。原作とほぼ同様の扱い。ブルマが“オカマ”呼ばわりした際、クリリンが「最近では“おねえ”と言うらしい」と横からささやいた(やはり時代の影響だろうか)。また、奪ったドラゴンレーダーはブルマが海底の洞窟を脱出する際に落としたものを拾っている(今作ではペンギン村行きの展開は削除)。
イエロー大佐
原作通り悟空と戦い飛行機ごと撃ち落とされるが、生存していて、天下一武道会に向け修行中の悟空とヤッホイにて再戦する。敗北後、レッドリボン軍が壊滅したことを知り改心し、ヤッホイ住民からも破壊行為の償いをする条件で受け入れられる。旅立つ悟空に自分の毛皮で作った服を与える。毛を刈った皮膚は人間の体のようになっている。
桃白白
レッドリボン軍に雇われた殺し屋。原作とほぼ同様の扱い。ブラック補佐からは可愛い名前だと思われた。
少年期以外のキャラクター
少年期以降のキャラクター。超サイヤ人 孫悟空などは、孫悟空とまとめて記述。また、ドクター・ゲロはレッドリボン軍関係者に記述。
オトコスキー
原作の終盤に登場するキャラクターだが、亀仙人のピチピチギャルを連れて来いという要求で孫悟空が最初に連れて来た。「しゃべり方が女っぽい」と悟空が勘違いした。筋斗雲に乗れる。身体はオッサンでも心は乙女らしい。
ベジータ
第1話では、ブルマが孫悟空にドラゴンボールで「ステキな恋人」「赤い糸で結ばれた運命の人」を出してもらうことを語った際、ウワサをされたことでくしゃみをする形で登場。ラディッツとナッパも一緒に登場している。
第12話では、亀仙人の「上には上がいる」というセリフで、フリーザやセル、ミスター・サタンとともに登場。また、第10話の冒頭部分では孫悟飯やトランクス、孫悟天とともに登場している。
ラディッツ
次の天下一武道会へ向けて悟空がしっぽの修行中に、同じくしっぽを鍛えるため、ベジータとともに地球にやってきた。悟空の髪形が父親(バーダック)に似ていることに気付くが、原住民と思っていたため、カカロットとは気付かなかった。悟空・ラディッツともにしっぽを鍛え上げるが、ベジータとラディッツは帰還中、ラディッツが寝ぼけて宇宙船を破壊したため、その前後の記憶を失ってしまう。
孫悟飯
第10話の冒頭部分に子供の姿で登場。占いババの戦士として孫悟空の育ての親の孫悟飯が登場した際も、どこからか登場した。
また、トランクスが行った未来(ブウ編の頃)では高校生として登場。トランクスとともに野球をすることとなる。
フリーザ、アプール
ベジータとラディッツがしっぽを鍛えるために行っていた星(地球)に、資源価値があるのかとスパイメカを送り込むが、いきなりイエロー大佐と全裸で戦う悟空という汚らわしい映像が出て、資源もあまりないと判明したため放置される。
トランクス
ブルマの子の名前を想像した悟空に対し、苦笑を浮かべる姿が描かれて登場。また、クリリンがネズミを口の中に入れていた悟空に「病気になっても知らないぞ」と発言した際、ウイルス性の心臓病で死ぬ事を伝える場面が描かれている。
単行本2巻のおまけ漫画では「もっと過去に飛んでゲロを倒せばもっといい未来になったのでは?」というブルマの提案を受け過去に飛ぶが、悟空にあっさり倒され改心したように見せたゲロを見て「オレが来た意味はなかったが、ゲロが改心したなら倒す必要もない」とそのまま帰った。その後も、様々な時代(トランクスが本来行けないはずのセル編以降の未来である復活の「F」にも)行っている。
単行本4巻のおまけ漫画ではブウ編終了後の天下一武道会に出場しているトランクス(別の時代のトランクス)を気絶させ乱入するが、パンによりパワーインフレを思い知らされる結果となっている。
人造人間18号
8号を倒されたゲロが「ピチピチギャルの人造人間」として挙げた際に登場。さらにその後8号にツッコミを入れている。
単行本2巻のおまけ漫画ではゲロに勧誘されている彼女らしき少女が登場。ペロリンキャンディーに釣られて危うくゲロに付いて行きそうになるが、悟空に助けられる。ゲロ撃破後「大丈夫だった?」と声をかけたクリリンにキスをして去っていったが、人造人間17号によるとタコが好きなだけらしい。
ピッコロ大魔王
少年期最終回に登場するが、天下一武道会から飛んできた悟空に貫通され、「こんなアホな死に方をするとは」と言いながら卵を吐き絶命した。
ベジータとナッパによってピッコロと神様の出生がはっきりした直後、ミスター・ポポから「魔族に殺された者の魂は救われないという設定はどうなった?」と突っ込まれる。
それに対して「ナメック星的中二病を発症させたのだろう」と返した。
ヤジロベー
ピッコロ大魔王編とマジュニア編が省略されたために、天下一武道会での顔合わせがなく、カメハウスへ訪れる部分がSDでは初登場となった。
そのことから、クリリンの「ホントに誰?」の問いに「背表紙に2回も登場してるヤジロベー様だ!」と、原作ドラゴンボールの単行本の背表紙で2回描かれたことを存在としてアピールした。
他作品のキャラクター
鳥山明の別の漫画作品のキャラクターについて以下の通り。
アックマン
『GO!GO!ACKMAN』のキャラクター(主人公)。占いババの戦士のアックマンが呼ばれた際、横で「オレじゃないのか」と言っていた。
ネコマジン
『ネコマジン』のキャラクター。悟空がネズミを口の中に入れて不快な味を示し、「大人になったらネズミ嫌いになるかも」と言った際に本編のラストシーンが描かれて登場。また、カリン様との修行の際、カリン様に汚い手を使わなかった悟空をほめながらも「大人になったらどうなるかわからない」と『ネコマジン』での一戦をカリン様が思い浮かべている。
ほとんどがwikipediaから引用しました。
原作との相違点
大まかな話の流れは原作に準じているが、一部にオリジナル要素が見られる。
- 原作とは微妙に異なっていたり存在しないセリフやコマがある。
- ランチとの出会いはカットされている。
- ウーロンが悟空に近づいた際に変身したのが赤鬼からザーボンになっている。
- ベジータとラディッツは悟空が幼少期の時点で面識がある(惑星ベジータに帰還した際に頭に強い衝撃を受けたことが原因で幼少期の悟空と出会った記憶は消えてしまったが)。
他にもあれば追記お願いします。
関連タグ
SDガンダム:同じく原作の登場人物が全員SDになった作品。