曖昧さ回避
- 香港の歌手・俳優。圧倒的な歌唱力を持つため、アジア圏内では「歌神(歌の神様)」と呼ばれる。名前がよく似ているがジャッキー・チェンとは全くの別人である。詳細はこちらを参照。
- 亀仙人が、二人が出場する第21・22回「天下一武道会」に正体を隠して出場した際に使用した偽名。本項で詳述。
概要
孫悟空とクリリンの師匠である亀仙人は「もし弟子の二人が大会に優勝し、慢心し武道を怠ることがあってはならない」との思いから、老武道家に扮して武道会に出場。変装のためにトレードマークのサングラスを外し、禿頭には強力な接着剤の上にカツラをかぶり、黒いカンフー服を着用している。
大会中は観客席でブルマ達と共に弟子達の試合を見守りつつ、自身の出番の際はこっそり抜け出して大急ぎで着替えて試合場に上がるという忙しなく会場を行き来した。
第21回では、準決勝にてクリリンと、決勝戦で悟空と対戦。この時、満月を見て大猿化した悟空を元に戻すため、かめはめ波で月を破壊してしまった。元に戻った悟空と改めて接戦を繰り広げ、最後は共倒れの中、先に「優勝したもんねーっ!!!」のポーズを決めたことで優勝。
なお、優勝賞金は大会後に弟子達に振る舞った御馳走で全て食い尽くされてしまった模様。
第22回では、途中、前大会で月を破壊したことにより参加選手の男狼から恨みを買う等のアクシデントもあったが準決勝まで勝ち上がる。
準決勝では鶴仙流の天津飯と対戦するが、これまでの試合で悟空やクリリン、そして対戦相手の天津飯など、次世代の武道家達の成長を目の当たりにし、同時に自身の実力に驕ることもないと確信して「棄権」を表明、自ら舞台を降りている。この当時の天津飯は、同門である桃白白のような暗殺者を目指していたが、試合中に正体に気付いた亀仙人の言葉から師・鶴仙人のやり方に疑念を抱くようになり、後に兄弟弟子のチャオズと共に鶴仙流から離反し、武道家としてのまっとうな道を歩むようになる。
この試合以降、ジャッキー・チュンが天下一武道会に出場することはなくなった。第23回大会前に再会した天津飯からは出場を勧められたが「もうおぬしら(弟子達)には歯が立たん」と断っている。
何気に、天津飯以外の者には完全に存在を忘れられている点が地味にツッコミどころである……
ごく一部の人間だけに正体とその目的を明かしたが、長らく悟空とクリリンに気づかれることはなかった(しかし、クリリンにはサングラスを取られた後に気づかれかけた)。
亀仙流の技であるかめはめ波を使えるのだから、亀仙人と何らかの接点があるのではないか(例えば見た目の年齢的に、鶴仙人と同じく若き日の同門生だったとか)と考えるのが普通だと思われるが、悟空をはじめ彼に関わった人物達は、誰一人そういった発想に至っていない。
名前の由来は先述した通り「ジャッキー・チェン」のもじりである(ちなみにチュンの中国語表記は張学友であり、チェンは成龍である。ちなみにチェンの本来の仮名転写は「ジャッキー・チャン」であるが、日本では「親しみを込めて相手を呼ぶ際の『〜ちゃん』と被る」ためこの様な措置となっている)。
被ったカツラの形状は師匠・武泰斗の髪型に似ている。
作中で正体を知っているキャラクター
第21回大会の悟空の準決勝の対戦相手。読心術で彼が水不足の故郷を救うために水を買う資金を求めて出場したことを知り、準決勝で負けた彼に自ら正体を明らかにして水を運ぶためのホイポイカプセルを渡し「会場周辺は水が豊富でただでくれる」ことを教える。水不足を解決してもらい感謝したナムは、お礼としてヤムチャの疑いをそらすために亀仙人に変装して観客席に赴いた。
- 受付
事情があってエントリーが遅れるという状況だったため、サングラスを外して受け付けてもらった。
- 天津飯
準決勝で交戦して気づいた。その後、弟弟子の餃子と共に改めて弟子入りしている。第23回大会では上記の通り大会に出場するかどうかでこそこそとやりとりしている。
派生作品
『ドラゴンボールヒーローズ』では邪悪龍ミッション4段で初登場(ちなみに亀仙人は少し前から出ていた)。
専用アビリティ、ジャッキー・チュンの教えはHPが2000以下の仲間の戦闘力が2倍になるという優れもの。
初期気力がだいたい2本分ある(例外あり)ヒーロータイプやエリートタイプでHPが2000以下の仲間を入れるのが効果的。初期気力がほとんど1本分のバーサーカータイプとの相性はイマイチかも?
特に武天老師の真骨頂を持った亀仙人本人や、復活の帝王持ちのゴールデンフリーザとも相性がよい。最狂最悪の悪魔の超サイヤ人4ブロリーも該当するがギガンティックデストラクションを放つのに必要エナジーが8と、かなり多いので1ラウンド目から放つ場合はある程度の工夫が必要。
ちなみにガードカプセルで自分チームのメンバーのガードを上げたり敵チームのガードを下げることも可能。
余談
名前とイメージからしてジャッキー・チェンがモチーフなのは明白だが、これは鳥山明がジャッキー・チェンのファンであったことによるもの。因みに鳥山は生前に雑誌でジャッキーとの対談を果たしている。