プロフィール
概要
仏教徒の僧侶武道家で、インドの苦行僧のような衣装にターバンを被っている。褐色肌と額にある大仏のように大きなホクロが特徴。賞金で水不足の村を救うため、第21回天下一武道会に参加した。
かかしのかっこうで空高く飛び上がり、空中からクロスチョップの状態で相手目掛けて降下する、「天空×字拳(てんくうペケじけん)」は強力無比。
純情で色気に弱く女性に免疫がないため、ランファンのお色気攻撃には大苦戦を強いられた。
作者の鳥山明氏曰く「まじめで信心深そうな性格」。
相手の後頭部に手刀を浴びせる「修羅激烈拳」が必殺技。
準決勝で孫悟空と互角の勝負を繰り広げ、善戦するが結果は敗れ、優勝は出来なかったがジャッキー・チュンとして自分や悟空と同じく本戦に出場していた亀仙人から武道会場付近は水が豊富なので無料だと知らされ、渡されたホイポイカプセルでただで大量に持ち帰ることが出来た。そのお礼としてナムは亀仙人に変装して観客席に紛れ込み、「ジャッキー=亀仙人なのでは?」と訝しむヤムチャの疑惑を逸らしている。
アニメではその後、持ち帰った水が無くなった後の水源確保のため、悟空と共に水源を探すオリジナルエピソードが作られた。このエピソードでナムは筋斗雲に乗っている。
第22回天下一武道会にも今度は純粋な腕試しとして参加したが予選ブロックの決勝戦で天津飯に敗れた。
その後ピッコロ大魔王の手下(おそらくタンバリン)に殺されニュースでも報道された(なお暗殺描写は原作、アニメでも描かれていない)が後にドラゴンボールで生き返っている。アニメ版では蘇生時に側にいた子供がナムに対し「父ちゃん!」と言っているため、子持ちの父親になった様子。
その後の登場
原作では登場しなくなるが、アニメではほんの少しだけ登場する。
『ドラゴンボールZ』285話ではサタンによる呼びかけの後で悟空の元気玉(超元気玉)作成に協力した。(その前に悟空の呼びかけがあった為、それで協力した可能性もある)
『ドラゴンボールGT』40話にも登場しており、究極のドラゴンボールの力で地球が爆発する直前まで修行をしていたが、悟空の瞬間移動により新ツフル星へ避難した。この時は服装はかつてと変わらないものの、髭を伸ばしており、さながら仙人のような雰囲気となっていた。
ゲームでは『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』で初登場。隠しキャラであり、ドラゴンヒストリーのドラゴンボール編「恐るべき天空×字拳」をクリアすると使用可能になる。
余談
天下一武道会に出場した一般格闘家の中では(インフレが然程進んでいない初期だった事もあり)唯一、見せ場が多く実力者としての風格を遺憾無く発揮させた人物でまだ修行中の悟空を気絶させ、亀仙人をして「スゴイ」と言わしめるほどの実力者で一回戦で亀仙人に手も足も出ず完敗した亀仙流入門前当時のヤムチャや悟空と共に修行したクリリンより強いと思われる。後の作中の戦士たちが見せた「遠く離れた位置や個人の特定をする域」にまでは達していないものの、作中で最初に「気を感じて」悟空の残像拳を見抜いて回避してみせるなど、初期に登場した武道家としては超人レベルに近い実力者でもあった。
名前の由来は二人の弟と合わせて「南無阿弥陀仏」から。