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「ふほほほほ! 捕まえた! 貴様のエネルギーを吸い尽くすまで離さないぞ!」

CV:堀之紀(一部では稲田徹氏が担当)

概要

レッドリボン軍の科学者である、ドクター・ゲロが作り出した人造人間の一体。

ゲロの改造体である人造人間20号や、人造人間18号人造人間17号人造人間8号のような素体となる人間を機械改造して製造されたバイオタイプ(サイボーグ)ではなく、全てが機械で造られたメカタイプ(アンドロイド)である。

真っ白な肌を持つ肥満体の男性の姿をしており、帽子で隠れた頭部は赤みを帯びた透明なカバーで覆われた電子頭脳が見えている。両方の手の平には、エネルギー吸収用の赤いレンズ状の装置が埋め込まれている。衣服は20号ことゲロと似通っているが、それぞれベストの色が異なり一方で上着とズボンの生地が上下逆と対照となっている。

他には時折、装着しているイヤリングを指で弾き鳴らせる癖がある。

これまでの人造人間は、性格やパワー、制御系統に多大な問題を抱えていることが多かったが、この19号はその問題が完全に解消されており、ドクター・ゲロの唯一にして最初で最後の人造人間の成功例である。

機体性能

人間をベースとした17号18号が、パワーを重視し過ぎたために完全な制御が不可能であったのに対し、19号はその問題点の打開策として、まず身体のパーツ全てを人工物で構成している。

そして、もう一つの課題である“パワーの抑制”というスタンスを踏まえ、動力源を「永久エネルギー炉(タイプ)」から「エネルギー吸収装置(タイプ)」に置き換えている。

このために保有しているエネルギーは有限であり、相手の気功技を吸収する、または対象の身体を直接掴む事でエネルギーを定期的に奪わなければ、活動を継続出来ない欠点を抱えている。

そのために、17号や18号と比較すると総合的な戦闘能力は劣っている。

ちなみにエネルギーは掌に着いた装置から吸収する。接触しないと吸収できないのが難点。

ただし、それらの恩恵から前述通り従順であり、安定性と制御面は17号と18号よりも格段に上である。その外見や時折奇声を上げるなどといった一見したイメージとは裏腹に知能レベルも高水準であり、ドクター・ゲロへの改造手術も彼が担当している。

また、上記の二体には無かったパワーレーダーが搭載されており、戦闘能力の高い対象の感知・索敵が可能である(ただし、このシステムは同じく全人工型の16号と脳以外を機械化したゲロ本人にも搭載されている)。

更に19号にはヤムチャなどの身体データが登録されており、対象と照らし合わせることで同一人物か判断が可能。

人格プログラム

普段は人工物(ロボット)特有の冷徹な振る舞いが目立つが、感情や表情の変化は比較的に多い。下記の項目のように、優勢になると笑みを浮かべる、ベジータに追い詰められた際は恐怖の表情を浮かべるなど人間と同じ感情を持つ。前述通り戦闘中に奇声を上げる事もあるが、普段は理知的で流暢に言葉を話す。

創造主であるドクター・ゲロに対しては非常に忠実。本編以外のゲームでの掛け合いにおいても、他の主従関係にあるキャラクター同士が決裂・謀反を起こすなどしている中、19号だけはこの従順な姿勢を貫いている。

その一方で、多くのエネルギーを吸収したいという欲も持っており、敵の中で一番の実力者であるベジータの始末を20号に願い出ている。20号も「欲張りめ」と笑って許可しながらも、自分が他の戦士のエネルギーをいただくことを条件にしているあたり反逆の警戒はしているようだ。

余談であるが、自分の容姿に関して多少の意識を持っている様子。

近年のゲーム作品でのチャオズとの掛け合いにおいて、彼に「お前……私と似ているな。真似をするな」と対抗意識?を露わにしている。文句は生みの親に言え。

こうして総合的に見ると、意外に人間味のある性格の持ち主である。

本編での動向など

南の都から南西に9キロ離れた都市に人造人間20号と共に降り立ち、無差別殺人や破壊活動を行った。

いきなり2人の一般人を殺害し、自分の力を試す(あるいは力に酔い痴れる)ように嗤っていた。

悲鳴に気づいたヤムチャが駆け付け、20号が襲い掛かって戦闘不能にする。そこへヤムチャの危機を感じた悟空達も集結し、そのまま都から離れた荒野で対決となる。

最初は超サイヤ人化した孫悟空に圧倒されるも、悟空自身も19号に決定打を与えられずにいた。

ところが、悟空がこの当時にウィルス性の心臓病を患い、戦闘中に発作が起こってしまった事で、次第に形勢を逆転させていく。更にはかめはめ波を吸収したことで最大パワー値をグンと引き上げ、瞬く間に悟空を圧倒する。

そして悟空のエネルギーを奪い、止めまで後一歩、というところでベジータが乱入。19号自身がベジータと戦う事を望んだため、そのまま彼と戦闘をする事となる。

しかし、超サイヤ人となったベジータの敵ではなく、サンドバッグ状態にされてしまう。隙を見てベジータのエネルギーを吸収しようとするが、逆に両腕を引きちぎられて恐怖を感じて逃走しようとするが、ベジータの新必殺技「ビッグ・バン・アタック」の餌食となり、頭部だけを残して跡形も無く破壊されてしまった。

試験的に殺戮を行った19号だが、彼もまた超サイヤ人になったベジータの力を誇示するかませになってしまった。

(ちなみに20号は19号を助けようとしたが、ベジータから威圧されたことで手が止まってしまった)。

その後20号は逃走。ベジータ達も20号を追っていったため頭部はそのまま放置された。

(20号も後を追うように死亡するが、19号とは逆に身体を残して頭部を潰された)。

直後に「破滅の未来」から駆け付けたトランクスに発見されるが、憎き人造人間の残骸を見下ろす筈の彼の顔には困惑が浮かんでおり……

(「破滅の未来」には19号は存在しておらず、トランクスが警告していた「二人の人造人間」は別にいた

ドラゴンボールGT』では、ドクター・ゲロとドクター・ミューの二人が起こした騒動において復活(霊魂は無いはずなので、あの世でヘルファイター17号と共に新たに製造されたと思われる)を果たしている。

しかし、悟天トランクスの二人によって呆気無く破壊され、皮肉にも以前と同じく頭部だけが残された。

ゲームでの扱い

放送当時発売されたファミコンソフト『烈戦人造人間』で初出演。彼より後に登場するボス達には負けてもゲームオーバーにはならず進行するため、「負けてはいけない敵」という意味では彼がラスボスである。

放送終了後のゲームでも、人造人間20号を始めとした他の人造人間と共に参戦を果たしている。20号とは基礎が似通っているが、あちらがスピードに優れているのに対し、19号は見た目通りのパワータイプと対照的である。

また、十八番である「エネルギー吸収」が忠実に再現されており、相手の気功波やエネルギー弾を吸収し気力ゲージに変換、掴み技ではこれに加えて体力までも吸収するため、相手にとっては厄介な能力を持つキャラクターとして仕上がっている。

余談

公式の裏設定によると、19号のモデルは昔レッドリボン軍と敵対していた勢力の基地司令室に飾ってあった人形とされる。

基地をレッドリボン軍が壊滅させて、接収した戦利品の中にその人形があった事をゲロが覚えていたため、それを外見のモデルにしたとの事。

あまり話題になる事は無いが、実は原作で登場した人造人間の中で悟飯が倒したセルを除けば唯一Z戦士(ベジータ)の手で破壊された人造人間である(ドクター・ゲロは反逆した17号に破壊され、17号と18号はセルに吸収されるも最終的には生存、16号はセルによって破壊されている。また「破滅の未来」では最終的に17号、18号、セルは全員トランクスに消滅させられている)。

アニメオリジナルの人造人間を含めれば人造人間13号人造人間14号人造人間15号がそれぞれ悟空、トランクス、ベジータの手で破壊されているのでその限りでは無い。

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