「とうとう手に入れたぞ……この宇宙で最強の肉体を!しかも、あのにっくきベジータ王の子孫……何と愉快なことだ!」
概要
『ドラゴンボールGT』に登場するベビーがベジータに寄生した姿。
ベビーはベジータの肉体を乗っ取ってから更に2回変身するが、それぞれ『スーパーベビー1』、『スーパーベビー2』と呼ばれることが多いため、ベジータベビーと言えばほとんどが少年体のベビーがベジータに寄生した当初の姿のことを指す。
ビジュアル面ではなかなかに人気の高い形態だが、同時に悟空に次ぐ実力者であるベジータが抵抗虚しくベビーに身体を乗っ取られ、そのまま長きに渡って洗脳されてしまう展開はなかなかにショッキングでもある。
特徴
この時点では、宿主であるベジータの面影を強く残した姿である。ベビーの特徴として、黒髪が白く変色し、額と顎、眼球にマシンミュータント特有のラインが入っており、寄生した少年体よりも胎児の状態だった頃を彷彿させる。カモフラージュのために、髪の色とラインを消してベジータの声で話すこともできる。
ベジータは戦闘に秀でたサイヤ人の王子であり、ベビーは高度な知能を持つツフル人の王の細胞を持つ生命体であるため、両種族の王族が融合した存在とも言える。
戦闘力
この形態でも、戦闘力は超サイヤ人3の孫悟空を上回っている。また、この時の悟空は「究極のドラゴンボール」の力で子供の身体になった弊害で超サイヤ人3への変身が長続きしなくなっていたこともあり、一方的に打ちのめされた。
この戦いでベジータの必殺技『ビッグバンアタック』を放っているが、構えや技の性質はどう見ても『ファイナルフラッシュ』であり、これはベビーがベジータの記憶を読み間違えた(メタ的にはスタッフのミスによる)ためとされている。
後に発売されたゲーム「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」では、これが忠実に再現されており、技名表記と見た目は『ファイナルフラッシュ』だが、掛け声のみ「ビッグバンアタック」となっている。
更に後のゲーム作品やカードイラストでは、技名が『ビッグバンアタック』なのに構えが『ファイナルフラッシュ』になっていることが多い。
ゲームオリジナルでちゃんとした『ビッグバンアタック』や『ファイナルフラッシュ』を使っている場合もある。