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胡椒

こしょう

コショウ科コショウ属のつる性植物、またはその植物から採れる香辛料の一種。
目次 [非表示]

胡椒とは編集

概要編集

インド南部が原産とされる。

を採取して乾燥させ、細かく砕いたものを香辛料として用いる。

黒胡椒・青胡椒は未成熟の実を使い、白胡椒・赤胡椒は成熟した実を使う。

肉料理魚料理、またはラーメンなどに用いられるのが一般的。

空中に舞った胡椒は鼻の粘膜を刺激してくしゃみを誘発しやすい。

香辛料の頂点とも呼ばれ、世界中の料理で何らかの形で使われている。


ピペリンと呼ばれる成分を含有し、その抗菌・防腐・防虫作用から、冷蔵技術が未発達であった中世においては、料理に欠かす事のできないものだった。

特に食料を長期保存する必要のあった大航海時代ヨーロッパでは極めて珍重され、インドへの航路が見つかるまでは同じ重量の金と交換されていたほどに高価な物であった・・・とよく言われるが、史料を見る限り実際はさすがにそこまで高価ではなく、「まるで金銀を扱うかのごとく取引された」のに尾ひれがついて、いつの間にか「金と同じ」になってしまった感じだったりする。とはいえそんな表現がされる程度に高級品だったのは本当である。

また、保存目的という理由についても、すでによく知られていた干し物や塩漬け、燻製といった保存方法の方がはるかに安上がりなので、それ以上に胡椒がもたらす刺激的かつ華やかな香りがヨーロッパ人を虜にし、それをいかに多く所有し使用できるかというステータス的な需要の方が重要であったという説が有力になりつつある。

分かりやすく価値の高騰ぶりを解説するなら、現代でよく見る小瓶ほどの量でしばらく遊んで暮らせるほどの資産が手に入るほどだったといわれる。


日本には中国を介して古代に伝来したが、和食の薬味としての役割はのちに伝来したトウガラシに取って代わられた。


英語で「ペッパー」と呼ばれているが、元々ペッパーというのはヒハツ(島胡椒)のことで、胡椒はヒハツの亜種だったのがとって変わるように「(現在の)胡椒=ペッパー」として呼ばれるようになった。


二次元で、よく「間違って撒き散らしてしまい、くしゃみをする」というギャグで用いられる。

故障」や「呼称」と違い、「しょう」の部分にアクセントがある。


別名・表記揺れ編集

こしょう / コショウ / コショー


関連タグ編集

調味料 香辛料

スパイス ペッパー 

ラーメン

塩胡椒 味塩胡椒

くしゃみ


柚子胡椒唐辛子と柚子を塩と混ぜて熟成させたもの

ブルーノ・デリンジャー警部補:武器として使用している

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