概要
CV:石塚堅
若手の戦士である。機能は「陽動員」
最初は大鷲をスキャンしようとしたが、偶然タスマニアデビルの子供をスキャンし、この姿になってしまった(詳細を述べると、空を飛ぶ大鷲をスキャンしようと視線を向けて、いざスキャン開始しようとした時。タスマニアデビルの子供が飛び込んで来て視界に入り、そちらをスキャン対象としてしまったため)。
スキャン後にカエルのビーストモードを持った仲間・ダイバーと再会し、「(タスマニアデビルをビーストモードにした事から)随分マニアックなモン(動物)をスキャンしたもんや」などと言われてしまった。
スキャン前の名前は「キッド」であり、そのころのまま呼ばれることも多い。
人間年齢では、高校生くらいの若者。周囲に認めてもらいたいがゆえに、無茶な行動をすることもよくある。
18話ではガイアの遺跡からコピーマシンを発見。そのマシンを使ってサイバトロン側の人員をコピーして、戦力を増やそうと試みた。その結果、ライオコンボイをコピーした「ブラックライオコンボイ」を作り出してしまう。
当初は単なるお調子者であったが、ライオジュニアが登場した以降から、彼に対する面倒見が良くなった。また、インセクトロンのシザーボーイとは、年齢も近い事から仲が良い(キッド=小僧とボーイ=少年という事も関係しているっぽい)。
武器はビーストモードの尻尾が変形した「タスマニアライフル」で、待機時はヨーヨー(レーザーライトヨーヨー)で遊んでいることもある。
タスマニアデビルは本来4足歩行の動物だが、キッドはビーストモードでも直立、二足歩行する場面が多い。
玩具
当時品
元玩具は、BW無印時に海外で発売されたマクシマル(サイバトロン)奇襲攻撃員「スナール」。
塗装など仕様は日本国内版と同じで、尻尾にスプリングが内蔵され、本体を発射するギミックを持つ(ただし、安全の規格からスプリングが弱くあまり飛ばない)。また、ビーストモードでは、噛みつきのギミックが内蔵されている。
後に『ロボットマスターズ』のラインナップに加えられ、サイバトロン「バウンドローグ」として発売された。その際には、青と白にリペイント。上記尻尾ギミックのスプリングも強めのものに変更されている。エンブレムも、マクシマルからオートボットのそれに変更された。詳細は下記参照。
- バウンドローグ
所属はサイバトロン。機能は「資源調達員」。
武器はクーラントガン(タスマニアライフル)の他、タイプ93という銃器も付属している(クーラントガン同様に、腕の穴に直接差し込む)。
G1コンボイの部下であり、もとはG1サイバトロン(オートボット)に所属しているサイバトロン戦士だった。
ビーストメガトロンの手により、ウイルスに感染。その結果有機体のボディを持ち、ビースト化してしまったという経歴を持つ。加えて、本人はこのビーストモードのボディをあまり好いてはいない様子。ロボットマスターズの戦いを終えた後には、「早くボディを戻してくれ!」と仲間にぼやいている。
雑誌掲載されたストーリーの劇中では、古代遺跡で謎のマシンを発見。それが物質を複製できるコピーマシンだと判明したため、サイバトロン戦士を増員しようとして、ライオコンボイのコピーを作り出す。
だが、それはスタースクリームの罠で、オリジナルを憎むブラックライオコンボイを産み出してしまう結果となった。
レガシー ユナイテッド
ジェネレーション系玩具シリーズ最新作にて、実に15年越しのリメイクが実現。ビーストウォーズⅡからのリメイクはBWスカイワープ(エアレイザーのリデコ)、ライオコンボイから数えて3人目。
2023年9月発表。
アメリカの方で先行発表が行われたが、名前はスナールではなくそのまま「TASMANIA KID」であり、ビーストウォーズⅡのユニバース出身とも名言されている。
コアクラスと小型アイテムながらライオコンボイ同様、他のビースト戦士に合うようリアルアレンジが一部加えられつつも概ねアニメ準拠のデザインとなっており、同シリーズのライオコンボイ(レオプライム)とも違和感なく並べられる。
余談
惑星ガイアの地表に不時着する際、(無印に登場した、ステイシス・ポッドにも似た)カプセルに乗って、他の仲間ともども宇宙船から脱出していた。
しかし不時着した際、大気が自分たちトランスフォーマーにとって猛毒である事が判明。動物をスキャンし、ビーストモードになる必要に駆られた。
その際、カプセルから大量のガラクタを放り出していたが、その中にはヒョウの小さな人形があり、「ヒョウもカッコいいな」と、ヒョウをスキャンした自分の姿を想像していた。
その後に大鷲を「空を飛べてカッコいい」とスキャンしようとするが、タスマニアデビルが目前に顔を見せたため、そちらをスキャンしてしまい、現在に至る。