曖昧さ回避
- "terran"のカナ表記。「地球人」「地球産のもの」といった意味で用いられるSF用語。『terra』の記事も参照。
- ダイの大冒険に登場する国家。
- TVアニメ『トランスフォーマー アーススパーク』に登場するトランスフォーマーの種族。本稿で解説。
※本記事はネタバレを含みます。
概要
トランスフォーマーアーススパークから登場した、純然たる地球生まれのトランスフォーマー。
外観の印象は一般的なトランスフォーマーと変わりないが、有機物とエネルゴンが融合した物質で身体が構成されている。
トランスフォーム対象をスキャンする前のプロトフォームは、銀色のボディに水色に発光するエネルゴン発光部といった出立ちで、ベイ五部作におけるエントリーモード解除直後のような外見である。
エンブレムはオートボットのものをシンプルにしたようなもの。
地球人の兄弟であるロビーとモーが引っ越し先の田舎町「ウィトウィッキー」の洞窟内にあった謎の石「エンバーストーン」(声:市橋尚史)に触れたことよって誕生した。
以降は彼らの兄弟として、マルト家に家族として迎え入れられる。
誕生時にトリガーとなったマルト兄妹とは、何かしらの力で繋がっており、特にツウィッチとスラッシュはそれぞれがロビー、モーと感情が影響を与え合うようになっている。そのため離れ離れになっていても感情を察知し危機を感じることができるが、当人しか解決しようが無い問題にもう片方の感情が振り回されるという短所もある。
また、エネルゴンを使用しない代わりに、地球の水でエネルギーを回復する模様。
当初はツウィッチとスラッシュのみだったが、後にハッシュタグ、ナイトシェード、ジョウブレイカーが加わった。
因みに、テラン達が初めて生まれた泉を俯瞰で見ると、マトリクスと同じ形をしているという中々意味深な描写も。
メンバー
ツウィッチ
CV:斎藤千和
女性のテランで、好奇心旺盛で競争心のある性格。
オプティマスが牽引しているトレーラーに搭載されていた探索ドローンに変形する。
なお、ビークルモードとなったドローンの開発者がホイルジャックであることから、彼を二人目の父親として慕っている。
武器は右腕が変形したブラスターと、背中のウイングを分離させたブレード。
ビークルモード時には電子機器をショートさせる電磁パルスも使用できる。
誕生当初は、スラッシュと同様子供っぽいところが見られたが、自分の妹や弟と呼べるテラン達が加わったことで姉としての自覚が芽生え、テランのリーダーとして成長してゆく。
スラッシュ
CV:武内駿輔
ツウィッチと共に生まれたテランで、マンドロイドのアジトで見つけたサイドカー付きのオートバイに変形する。
陽気で天然な性格。
武器はサイドカーが変形したシールドとフリスビー型の投与武器。
エンドロールではやたら親父ギャグを披露してはモーに引かれている。
ハッシュタグ
CV:能登麻美子
ツウィッチに続く、二人目の女性型テラン。
大柄な体格が特徴。
趣味はネットサーフィン。
G.H.O.S.T.が所有する通信バンに変形する。
武器はないが、ハッキングでメカを操る能力を持ち、遠隔操作で敵にぶつけるといった戦法をとる。
また、足にタイヤがついており、ローラースケートのように滑走することができる。
ナイトシェード
CV:山口勝平
機械いじりが得意なインドア派で、ノンバイナリーを自認している。
テラン達が寝室に使っているマルト家の納屋を基地に改造した。
当初は何もスキャンしない姿勢だったが、墓地でタランチュラスと戦闘になった際に、興味を持った小説『翼の生えた守護者』の作家の墓標に象られていたフクロウの石像をスキャンした。
テランの中でも、スリムな体型が特徴。
武器は翼から射出する羽根手裏剣で、ナイフとしても使用する。
CV:こぶしのぶゆき
怪力の持ち主で、心優しい性格。
オルトモードの獲得が最も遅く、グリムロックに師事している最中に暴走した彼が崩した岩盤から、スティギモロクの化石をスキャンした。
ナイトシェードとは反対にずんぐりした体型で、身の丈近くもある剛腕が特徴。
武器は怪力とビーストモード時の石頭。
ビーストモード時の身軽さを活かした頭突きを得意とする。
※更なるネタバレ注意
エンバーストーンの正体は、最初の13人の一人であるクインタスプライムの遺物で、宇宙の様々な世界に生命を生み出した際に使用された遺物の一つと言われている。