G1
初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場するサイバトロンの戦術家であり、フォード・ブロンコに変形。なお、玩具ではビークルモードや頭部の形状が異なる。
彼の陽気かつ勇猛果敢な性格はサイバトロンの仲間を常に勇気づけ、フォースバリアによる鉄壁の防御はいかなる攻撃も通さない。
序盤から登場しているメンバーでありながら出番は多くないものの、一旦戦場に出ればフォースバリアでサイバトロンの窮地をたびたび救っている。
また、トランスフォーマーが変形能力を持つ理由についてスパイクに問われた際に
「簡単さ、敵の目を欺く為だ。それに自分が走るより速いだろう?」
と返している。
G1玩具
『ダイアクロン』のトヨタ・ハイラックス40系に変形する玩具の仕様変更品で、同じハイラックスの車体をベースとしたレッカー車タイプもホイストとしてラインナップに加えられた。
玩具は口の無いマスク状の顔だったが、アニメでは口のある形状に変更されている。
その後、2001年に開催されたイベント・C3 PREの会場限定品として少数が復刻販売され、2008年には『トランスフォーマーコレクション』として一般販売。
前者はほぼ当時の仕様そのままでの復刻となったが、後者は指定箇所に貼り付けるステッカーを廃してタンポ印刷に変更。目の色もアニメと同じ水色に塗り変えられている。
ユナイトウォリアーズ
『ユナイトウォリアーズ』にてアニメ版デザインかつ、スクランブル合体に対応して玩具化された。スカイリンクス、ハウンド、ホイルジャック、ラチェットと合体してリンクスマスターが完成する。
フォースバリアのチートぶりは健在で、「LG62 ターゲットマスターウィンドブレード」にて1コマだけ映ったときにも、その特技で市民を守っていた。
アメコミ
IDWより刊行された『More than meets the eye』などにも登場。
アニメと同じ口があるデザインになっているが、若干若々しい顔つきとなっている。
本作でもフォースバリアを駆使して活躍しており、大戦中は惑星チーシで遭難し発狂したカップの救出にも貢献した。戦後はロストライト号に乗船してセイバートロン星を去り、道中フォースバリアを駆使して活躍するも、ロディマスからは「お前がフォースバリアを出せるのは当たり前」と軽んじられ、他の船員たちのように活躍しても評価されないことに不満を抱いていた。なおこの際イメチェンの為にトレイルカッターに改名するというくだりがある。
オートボットに鞍替えしたメガトロンの乗船後も旅に同行するが、道中DJDのヴォスが行き倒れているところに遭遇、他の仲間たちがDJDのような危険な連中など救う価値もないと治療を拒否する中、自身のエネルゴンを分け与えるなど懸命に応急処置を施したが、意識を取り戻したヴォスから恩を仇で返すように襲い掛かられてしまう。必死にフォースバリアで身を守ろうとするも、近くに同じく深手を負って隠れていたケイオンがエネルギーを吸収し回復する機会を与えてしまい、流石にDJD2人を相手に敵う訳もなく、全身をバラバラに引きちぎられ殺害されてしまうという無残な最期を遂げた。
しかしその遺品の一部はメガトロンへと受け継がれ、後にそれを用いて反物質を操る能力を経た彼によって敵は討たれることとなる。