概要
オートボットの精鋭部隊レッカーズの空中強襲兵。ショックウェーブを彷彿とさせるモノアイが特徴で、攻撃ヘリコプターに変形する。
『トランスフォーマー』シリーズの各作品はそれぞれ別人ではあるが、外見はほぼ変わらない。
ロードバスターとは出生がほぼ同じなのだが、彼とは違って実写映画には登場しておらず、アニメも和訳されてない『レスキューボッツ』のみのキャラクターとなっている。pixivではIDW版アメコミのイラストが圧倒的に多い。
マイナーキャラなためか、完全新規設計での玩具は『ジェネレーションズ』のみで、それ以外は既存の玩具を流用したものとなっている。
G1
気が狂ったような乱暴な飛行を行い、敵を翻弄する戦法を得意とする。その荒々しい飛行ぶり故にローターブレードを損傷しがちである。
武装も豊富で、4連装の焼夷弾キャノンや高エネルギー光子ビームライフルの他にも腕に装着して使用するナル光線モジュール、敵を麻痺させるパラライズボックス等を装備している。
基となった玩具は80年代初期にタカトクトイスより発売されていた『特装機兵ドルバック』のオベロン・ガゼットで、相方のロードバスター(ムゲン・キャリバー)共々日本では版権の都合により発売されなかった。
このような曰くつきな販売経緯を持つ故かアニメには一切出演せず、当時のイギリスで連載されていたコミックが主な活躍の場であった。
IDW
近年では、アメリカのIDWパブリッシングから刊行されているコミックにも登場。
口が悪い上に誰にでも食って掛かるトラブルメーカー的な気質だが、変形後のモードによってその後の身分が決まる制度に反抗した罪によって、腕や頭部を失うという暗い過去を秘めている。
また、その一方ではテイルゲイトやスワーブらが有機生命体の居住区域である惑星ヘドニアに観光に訪れる際には強引に加入。
現地住民とのトラブルを避けるべく用意された彼のホロアバターは、眼帯とツインテールが目を引く少女となっていた。
レスキューボッツ
『レスキューボッツ』にも登場。
レジェンズ
『レジェンズ』では、2013年に海外で『ジェネレーションズ』として発売されたもののカラーリングを変更して、「LG05」の番号を与えられ発売された。
コミックでは「LG04 ロードバスター」に同封されている第4話から登場。古き良き80年代への回帰を目論むタンカー(ライノックス)によって、相方のロードバスター共々ボナパル島にて製造された。口の悪さは相変わらずだが、語尾に「ドル」や「ホワ」を付けて話す癖がある。
ちなみにロードバスターの口癖は「バック」である。ドルとバック……あっ(察し)
2人と街中で暴れ回るが、IDW版のホロアバターによく似た女の子を人質にしようとするもほだされてしまい、タンカー達に反旗を翻す。続く第5話では、ヤケを起こしたタンカーに対してラットルが説得を試みた事で生じた隙を突き、ラットルとの合体攻撃でタンカーとロードバスターを撃退した。
その後、ジェットファイアーの活躍でタンカーが静まってからは、彼に連れられてG1世界(という設定)のレッカーズに入隊した。長らく影も形も無かったが、「LG65 ターゲットマスターツインツイスト」のエピソードで再登場する。