トランスフォーマークラウド
とらんすふぉーまーくらうど
『トランスフォーマークラウド』とは『タカラトミーモール』と『e-HOBBY』のコラボ企画として2013年にweb小説で展開したトランスフォーマーの派生作品である、メインキャラクター達は『クラウド時空』という世界で活動しており今までのトランスフォーマーの世界が『時空世界』(パラレルワールド)として登場、クラウド時空はその各時空世界を管理しているという設定、ストーリーは若林まこと氏、挿絵は吉岡英嗣氏(第一章のみ)とみやこなぎ氏、本編は現在でも全話無料で公開されている。
以下リンク
http://www.e-hobby.co.jp/html/page37.html
又フィギュア王No.191にて本編の前日譚となる第零章が掲載された。
クラウドのシリーズとして玩具が発売されたのは後述する9名のみだが本作のトランスフォーマー達は本作展開以前〜当時に発売されたリメイク玩具(大半がトランスフォーマージェネレーションズ)を元にデザインされているのでその玩具をクラウドのキャラとして扱うことが可能となっている。
オートボット
本作でのオートボットはクラウド時空と各時空世界の平和を維持する『時空警察』として活動している。
オートボットの総司令官で部下達からの信頼も厚いが、強過ぎる責任感から問題を1人で抱え込みがちになってしまう事もある、どの様な悪人でも公正に裁かれるべきという理念を持ち、G1オプティマスの様に『自由とは全時空に生きるもの全てに与えられた権利だ』というモットーも持っている、メガトロンとは以前時空警察で共に働いていたが考えの違いから決別、戦いになり辛くもオプティマスが勝利しメガトロンを追放した、その後メガトロンがSARAを奪う作戦を決行した際には彼の思惑にハマりSARAを奪われてしまい、メガトロンがSARAの全エネルギーを手に入れようとしたが何とか阻止に成功する、しかし謎の少女と共にOG001時空に飛ばされた上にSARAの力を不完全に吸収し暴走状態となったメガトロンに強襲されてしまうが、実は初期化されたSARAであった少女とその時空のトランスフォーマー達と協力し撃退に成功、クラウド時空に帰還した後はメガトロン不在のディセプティコンと戦い退けた後にSARAの成長を見守っていく様にした。
オートボットのミニボット戦士、SARAの力を得たメガトロンが放った強力なエネルギーにより重傷を負うが無理を押してその後の戦闘に参加、スタースクリームの攻撃によって絶命してしまうが・・・オプティマスと共にクラウド時空に戻ったSARAにより体内に蓄積されたSARAのエネルギーが活性化して復活、ボディもミニボットから大柄なものに進化し『怪力ブローン様』というセリフがより似合う様になった、一度自分を殺したスタースクリームとは宿敵となり何度も対峙した他、敵だった頃のグリムロックともよく戦闘しており、彼と最初に共闘もしている、ちなみに進化前の外見は初代アニメ版に近い。
オートボットの若き戦士で直上的な面もあるが、いざという時にはオプティマスにも進言して考えを改めさせた事もある、『腐れ縁』だと言う幼馴染のウルトラマグナスとは軽口を言い合いながらも互いに信頼しあっている、SARAの力を得たメガトロンが放った強力なエネルギーの影響で暫くステイシス・ロック状態だったが回復し、オートボットに成長を見守られていたSARAと親しくなっていき行動を共にする事が多かった、その後ショックウェーブが起こした事件がきっかけとなりブローンと同じく体内に蓄積されたSARAのエネルギーが作用してカーモードに加えてヘリコプターモードとなるトリプルチェンジャーへと進化した、その後はSARAと共に各時空世界を巡る旅に出発した。
オートボット特殊戦闘部隊レッカーズ所属の戦士、普段は時空を乱すイレギュラーな存在と戦う為に他のメンバー共々様々な時空で活躍している、カラーリング元のスーパーリンク版の様に真面目かつ不器用な性格で、普段は戦いの中にいる為それ以外の事柄は苦手な様子、ヘルワープによってレッカーズが壊滅状態にさせられた事で復讐を誓った、グリムロックの事はディセプティコンの裏切り者として信用していなかったが彼のSARAを守る姿勢を見て考えを改め、彼に謝罪した上で仲間としてヘルワープ相手に共闘した。
オートボットの副官、オプティマスが行方不明の際にはオートボットを指揮して戦っていた、外見はジェネレーションズ版。
ホットロディマスの幼馴染で彼を『ヒヨッコ』扱いするのを見るにロディマスより年上らしい、外見はビーストハンターズ版。
オートボットのベテラン戦士、デッドロックと何度も戦い彼の事を気にかける様になっていった、挿絵で描かれていないが使用武器から変形!ヘンケイ!版と同じ外見の様子。
オートボットの医師、例え憎い敵であっても医師としてその身を案じる姿を見せる、外見は変形!ヘンケイ!版。
アイアンフィスト
上記4名はロードバスターと同じくレッカーズ所属、外見はジェネレーションズで発売されたルイネーションの同名メンバーと同一だが、アイアンフィストは挿絵で描かれていないので不明、又ロードバスター付属コミックではインパクターと見られるキャラも描かれおり、こちらも外見は同ジェネレーションズ版。
元々はショックウェーブによって生み出された殺戮マシーン『ダイノボット』としてオートボットと敵対していたが、SARAと触れ合った事で改心、オートボットの仲間となりその後SARAからグリムロックの名前を貰った、外見はジェネレーションズ版。
キックオフ
刑務所の看守を務めていたオートボット、相方(名前不明)と刑務所近くの戦闘について話していた。
挿絵に描かれているが本編では名前すら登場しない、外見はジェネレーションズ版。
進化したブローンに興味津々な様子を見せていた、外見はジェネレーションズ版。
上記3名は挿絵や武器などの特徴は描かれていないので外見は不明。
ディセプティコン
オートボットに対抗する為にメガトロンが結成した軍隊、メンバーは元犯罪者やゴロツキなどの無法者ばかりである。
以前はオプティマスプライムと同じく時空警察の一員だったがSARAに対する考えの違いから決別し自分に賛同する部下を集め宣戦布告するが敗れ、政治犯X-86として地下世界『アンダーグラウンド』に追放されたが、同じく追放された無法者達を纏め上げ再びオートボットに戦闘を仕掛けSARAを強奪し、その全エネルギーを吸収した後にOG001時空へ時空移動しようとするがオプティマスに邪魔され時空移動はしたものの、その影響で不安定な暴走状態となってしまう、それでもSARAを求めていたがOG001時空の両軍リーダーの協力とSARAの力により『無の時空』に閉じ込められたが・・・ショックウェーブの働きによりクラウド時空に復帰した、その際には暴走状態ではなくなり膨大なSARAのエネルギーを活用しており、再びディセプティコンのリーダーとなり新たな野望の道に進んでいった。
元々は普通のトランスフォーマーだったがSARAの力を利用してトリプルチェンジャーへと進化、戦闘機に加えて戦車へも変形可能になった、性格はG1版をより非道にした感じでニューリーダー病も患っておりメガトロンが行方不明の際にはニューリーダーを名乗ったが他のディセプティコンからは信用されていない様子、一度命を奪ってからブローンとは宿敵の関係となる、進化前の外見はジェネレーションズ版。
ディセプティコンの兵士、自らの論理が導き出した目的の為にはどの様な事があっても必ず達成さようと様々な手段を用いる事からウルトラマグナスからは『狂気の論理』と言われた、自らのボディを何度も改造していっており当初の原型は留めていないらしい、その改造によってロボットモード、ビークルモード(ヘリコプター)、オルタネイトモード、ブラスターモードと四段変形を可能としているが本来はこの様な改造は危険過ぎると言われる、メガトロンが行方不明となった際にはありとあらゆる手を使いメガトロンをクラウド時空に復帰させるという忠誠心の高さを見せたが、そんなメガトロンへの忠誠もただ自らの論理が導き出した目的に従っているに過ぎない。
ヘルワープ
瀕死状態だったスカイワープがメガトロンにエネルギーを分け与えられて復活し進化した姿、進化前の面影は無くビークルモードでなく鮫のビーストモードに変形する、「シャァァ」が口癖、大幅にパワーアップしており進化前は限定的だったワープ能力も連続して使用可能になり、その力でレッカーズを単独で壊滅状態に追い込んだ、この自分の進化についていけなくなった相棒のサンダークラッカーを足手まとい扱いする様になってしまうが・・・進化前のスカイワープでの外見はジェネレーションズ版。
ディセプティコンの諜報員でどの様な事態でも平然としている、ショックウェーブと異なりメガトロンに絶対的な忠誠を尽くしている、外見はジェネレーションズ版。
上記3名はサウンドウェーブ配下のデータディスク部隊、諜報活動は勿論のこと戦闘においてもサウンドウェーブとの連携でオプティマスをも苦戦させる力を持つ、外見はジェネレーションズ版。
スカイワープの相棒だったが彼がヘルワープになってからはその戦闘力についていけなくなり、引け目を感じる様になっていった・・・外見はジェネレーションズ版。
ディセプティコンの若き猟兵で「〜だゼ」という口調で喋る、オートボットを「ボッツ」と呼び激しい憎悪を向けつつ戦いに臨む、本名ではなくメガトロンに与えられた名前らしい、クラウド本編後にはジェネレーションセレクトのコミックにも登場している。e-HOBBY限定でカードとラバーストラップが販売されている(カードはドリフトと、ラバーストラップはドリフト、グランドスカージとのセット)。
ディセプティコンのトリプルチェンジャー、戦闘以外にも仲間の輸送でも活躍する、とある事からスタースクリームに対して深い憎しみを抱く様になる、外見は変形!ヘンケイ!版。
ディセプティコンのトリプルチェンジャー、メガトロンが行方不明になった時にニューリーダーと名乗ったスタースクリームに対してその下手な指揮に不満をぶつけていた、外見はジェネレーションズ版。
ブラストオフ
ボルター
上記5名は元々メガトロンにも従わない凶悪な犯罪者達だったが、戦闘力の高さを目に付けたショックウェーブによって頭脳回路を調整され傀儡兵士とされている、外見はジェネレーションズ版。
オンスロート達コンバッティコンがユナイトして誕生した巨大兵士、外見はジェネレーションズ版。
デッドロックの付属コミックに登場する賞金稼ぎでデッドロックの教育役らしい、外見はリベンジで発売されたN.E.S.T.版、e-HOBBY限定でカードが販売されている(グランドスカージとのセット)。
その他
SARA
遥かな昔に生命の創造主によって代弁者として作られたクラウド時空を維持する核であり膨大な次元力という未知のエネルギーを秘めている、長年に渡りオートボットにより厳重に管理・保管されていたがディセプティコンによりメガトロンの手に渡りエネルギーなどの大半を吸収され、その影響で初期化せざるを得なくなり少女の姿となった、失われた力を取り戻すには各時空世界に赴く必要があり、その旅を行う前にオートボット達と共に過ごし成長を見守られていたが、ショックウェーブの手で引き起こされた事件により予定より早くホットロディマスと共に各時空世界に旅立った、少女の姿になってからは性格も無垢な子供の様になったがオートボット達との生活で感情豊かに成長していき、特にホットロディマスによく懐いている。ちなみにグランドスカージの付属コミックにも軽く登場している。
グランドスカージ
ゴウプライム
上記2名はデッドロックの付属コミックに登場、デッドロックが仲間とはぐれた際に遭遇した。
OG001時空
第一章に登場するトランスフォーマー種族のルーツがあると考えられている根源的時空で、作品としてはアメリカ版初代トランスフォーマー。
登場人物
オプティマスプライム
バンブルビー
アイアンハイド
ラチェット
ブローン
ウインドチャージャー
ハッファー
メガトロン
スタースクリーム
第15MD時空
第二章に登場、作品としてはマイクロン伝説。
登場人物
マイクロン捜索中にクラウド時空からやってきたスタースクリームと遭遇し、『スタースクリーム同盟』を結成、後に遭遇したオプティマス、ブローンをエンブレムからサイバトロンと断定し戦いを挑むが、その途中でクラウドスタースクリームがとった行動に驚愕する事になった・・・挿絵やコミックで描かれた外見はアニメ版でなくジェネレーションズ版であった。
グリッド
アルマダスタースクリームのパートナーマイクロン。
サージ
アイアンハイド
第10BS時空
第四章に登場、作品としてはビーストウォーズⅡ。
登場人物
ヘルスクリーム
マックスビー
スラストール
ダージガン
上記のデストロン達はクラウド時空からの来訪者達と戦闘になった。
アルテミス
ムーン
上記2名はアニメ本編と同じく月から様子を見ており、『II通信』と同様のノリをみせていた。
第EXLG時空
デッドロックの取説コミックに登場、作品としてはトランスフォーマーレジェンズ
登場人物
チータス
ラットル
ライノックス
ワスピーター
上記5名はレジェンズ世界のゆるキャラ達。
スキッズ
本編にて名前のみ登場した第24BW時空、第33HM時空もあり、時空名は出ていないがホットロディマスとSARAはキスぷれの世界にも行っていたらしい。
玩具はオートボットがタカラトミーモール、ディセプティコンがe-HOBBY限定で、海外ではTCC限定で販売され、本編の一章から四章に合わせて各4体の全8体が発売、それぞれに各キャラクターを主役としたコミックが付属し内容は本編の1シーン(但し細部は本編と異なる)や本編では描かれていないキャラクターの心情なども描写している、作画は『吉岡英嗣』氏、パッケージは各章毎にオートボットとディセプティコンを合わせて一つのイラストとなる様になっている、又四章公開後に総集編コミックが追加で付属される様になったが内容は総集編というより本編後を描いた部分の方が多い、こちらの作画は津島直人氏。
TFC-A01 オプティマスプライム
変形!ヘンケイ!版コンボイをアニメイメージにリカラー、ロボットモード時に背中に背負ったエネルギーユニットは黒地に白いオートボットエンブレムがあり、G2初期にアメリカで発売されたオプティマスの玩具を意識したものになっている。
TFC-A02 ブローン
ファーストエディションのプライム版バルクヘッドをブローンイメージにリカラーで頭部は新造、元々はジェネレーションズのアジア限定で発売予定だったがキャンセルされた物が本作で復活となった。
TFC-A03 ホットロディマス
レジェンズ版スプラングをIDW版ロディマスイメージにリカラー。
TFC-A04 ロードバスター
レジェンズ版ロードバスターをスーパーリンクのロードバスターイメージにリカラー。
TFC-D01 メガトロン
アジア圏限定で販売されたジェネレーションズ版G2カラーメガトロンをG1メガトロンカラーにリカラー。
TFC-D02 スタースクリーム
ジェネレーションズ版ダブルディーラーをスタースクリームイメージにリカラーし付属武器を変更。
TFC-D03 ショックウェーブ
レジェンズ版ホワールをG1ショックウェーブイメージにリカラー。
TFC-D04 ヘルワープ
レジェンズ版ゲルシャークをスカイワープ風にリカラー。
LGEX デッドロック
トランスフォーマーレジェンズシリーズで発売、ユナイテッド版ドリフトのリカラー&付属武器の変更、レジェンズ恒例の取説コミックに加えて別にコミックが付属、取説コミックは他と同じく坂本勇人氏、付属コミックは若林まこと氏が作画担当、取説コミックでは本編で語られなかったクラウド時空の事実が語られた。
現在でも**ヘルワープは公式通販から購入が可能の状態である
公式からは外れるが若林まこと氏の描かれた同人誌(トランスフォーマーメインではなく色々な作品が共演する)でサンダークラッカーが進化した姿が登場した(外見はレジェンズ版アルマダスタースクリームスーパーモード)。