概要
『トランスフォーマー』シリーズのキャラクター。日本で最初に登場したのは2003年の『マイクロン伝説』であったが、シリーズ最初期で活躍したホットロディマスが英語圏で「ホットロッド【Hotrod】」という名前であった。
現在、日本語版のトランスフォーマーでホットロッドの名前がついているのはマイクロン伝説、実写版5作目、サイバーバースの3作である。
マイクロン伝説
コンボイと共に地球へやってきたサイバトロンの若き戦士。スポーツカーに変形する。パートナーマイクロンはジョルト。
海外版『Transformers: Armada』における名前はホットショット(Hot Shot)。
若々しさや黄色い体のため、玩具やアニメのレビューで「バンブルを連想する」と紹介されることもある。
年齢は地球人でいう16歳ぐらいで、主人公のラッド達と一番仲が良くなった。
血気盛んで感情的になりやすい。そのために思わぬ失敗をしてしまうことも多いが、戦いの中で成長していき司令官代理を任されるほどになる。若くしてコンボイの部隊に配属されているので、意外にも出世頭のようである。
根は純粋で優しく、真っ直ぐ故にダブルフェイスと(スラストの謀略とはいえ)スタースクリームの裏切りに酷く落ち込むこともあり、39話でコンボイに辛辣な態度をとってしまったことを深く後悔していた故に荒れていた。
43話でマイクロンの力により「ホットロッド・スーパーモード」に変化。全体が赤くなったほか、ファイヤーパターンに近い模様が入りホットロディマスに近くなった。45話ではユニクロンの脅威に立ち向かおうと、単身でメガトロンに共同戦線の交渉へ向かい、メガトロンは「コンボイの部下にしておくには惜しい」と評価している。
パートナーマイクロン・ジョルトの合体(エボリューション)により背部が展開し「ジャイアントバズーカ」を発射する。ビークルモード時に合体する事で空を飛ぶこともできる。
日本版の玩具では右手に発光ギミックが追加されており、スターセイバー等の武器を発光させる事ができる。
戦闘ではシルバーボルトと一緒になることが多いが、終盤はランページと共闘している。
『スーパーリンク』では成長してホットショットと名前を変えている。
実写映画版(ホット・ロッド)
CV:オマール・シー/吹:多田野曜平
何気に日米共通でこの名前なのは今作が初だったりする。日本語版では改名されることが多く、上のマイ伝版も海外名が一致しないからである。ただし今作では中黒が入る。
人類の歴史の裏で密かに活動するTFと協力してきたウィトウィック騎士団の協力者の一人であり、バンブルビーと共に第二次世界大戦期、またはその以前から地球に潜伏。魔術師マーリンの直系の子孫であるヴィヴィアンを守り続けていた。
当初はヴィヴィアンの愛車であるシトロエンDSに変形していたが、後に黒とオレンジのランボルギーニ・チェンテナリオにスキャンし直す。
目が大きいフクロウのような顔立ちをしている。バンブルビーの兄弟分であり、威勢がよく少し傲慢で保護者タイプな性格。フランス語訛りで喋るが長いフランス暮らしで意図せず染み付いてしまったようで、本人はこの口調を気に入っていない。
つまり、イギリスで活動するイタリア産の車に変形するフランス訛りのトランスフォーマーという事(ついでに言うと今作はアメリカで作られている)。
代表的な武装は、炸裂した瞬間一定の広さのフィールドを発生させ、フィールド内の時間を遅らせるエネルギー銃・タイムバブルガン。TRFの追手をまとめてフィールド内に入れるように撃って脱出までの時間稼ぎをしたり、ハウンドとの連携でメガトロンに撃って大量のガトリングガンの弾を一度に浴びせて吹っ飛ばしたり、落下するケイドとヴィヴィアンに撃って救出したりと印象的な活躍を見せた。通常の銃として使っているシーンもあるので、弾薬の切り替えが可能と思われる。
このほか拳銃も所持しており、二丁拳銃で戦うシーンもあった。
オートボットのメイン格の一人であり活躍も多いのだが、公開当時発売された玩具は何故かロストエイジ版ロックダウンをリデコしたもののみ、しかもタイムバブルガンは付かない不遇っぷりであった。
スタジオシリーズにてタイムバブルガンの付いた第二次大戦時の姿が発売されるが、こちらもWWⅡ仕様バンブルビーのリデコとなっている。後にランボルギーニに変形するタイプも登場。こちらは完全新規設計でタイムバブルガンも付属している。
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